センター現代文満点のコツの使い方

1.センター現代文満点のコツの概要と使用目的

読解ノウハウを鋭く研ぎ澄ます
[センター現代文満点のコツ [赤本ポケットシリーズ] ] はセンターを読み解くうえで必要なノウハウがぎっしり詰まったインプット用の参考書です。
時間配分から設問の考え方まで、センターならではの出題に対応した細かな解説が網羅されているため、受験生の「どうしてうまくいかないのか？」という悩みに答えてくれる項目が必ず見つかることでしょう。
最後まで通読するのも良いですが、アウトプット問題集の副読本のように、困ったときに開くといった辞書的な使い方もできる便利な参考書です。
 
 

2.センター現代文満点のコツの具体的な内容

 
小手先と侮るなかれ、得点に結びつくテクニックが満載
 
センターの表現形式に関する問題（いわゆる問６）の考え方や、段落構造を問う問題の考え方、時間配分や本文を読む前にしておくべき準備といった、センター受験者の助けになるノウハウがぎっしりとつまっています。
辞書的な使い方もできますが、過去問題の解説をもとにテクニックを理解する項目も含まれているので、演習用としても使うことができます。
 
 

3.センター現代文満点のコツの具体的な使い方

 
アウトプットと並行して使おう

3-１．[センター・マーク標準問題集現代文―代々木ゼミ方式] やセンター試験の過去問題と並行して使用します。

過去問題演習をしたら、こちらの参考書も読み進めるといった流れで進みましょう。
本書から手に入れた知識を過去問題演習で使いながら学習を進めることで、効率よくノウハウが定着します。
 

3-2．収録されている演習問題を一通り完成させたら、読解テクニックの辞書として本書を使いましょう。

わからなかったり忘れたりしたことがあればすぐに開いて記憶を定着させる副読本として、試験前まで使用することができます。
 
 

4.センター現代文満点のコツの注意点

 
とはいえ小手先だけで賢くなれれば苦労はいらない・・・。
 
世間一般に出回っている全てのノウハウ本に対して言えることですが、小手先のテクニックだけをいくら集めても、実は少しも賢くはなっていないし、現状を変える力が手に入ることはありません。
十分な学習と訓練を積まずに、ちょっとの勉強だけでセンター試験で良い点をとりたいと思ってこの参考書に手を伸ばすと痛い目を見ます。
文章が理解できなくても、設問を選ぶテクニックさえあれば正解はとれるなんていう”魔法”が書かれていると期待しすぎないでください。
しっかりと文章を理解し、設問をある程度まで絞りこむ力がついた受験生が、もうワンランク上を目指す際にこの参考書を手に取ることが望ましいでしょう。
初学者はまず［現代文の解法 読める! 解ける! ルール36］や［入試現代文のアクセス］や［実践演習基礎現代文］からはじめ、文章を理解するための基礎力を身につけてください。
効率の良い受験勉強方法はたくさんありますが、近道はないのです。