ホントに効果的?「現代文キーワード読解」の正しい使い方を解説
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[現代文キーワード読解の概要と使用目的]
現代文、特に評論文の読解には頻出のキーワードを押さえておく必要があります。
正しい読み方を勉強することも非常に大切な事ですが、文章そのものが難しい場合、論理的な読解が出来るだけでは、文章の内容は理解できません。
難しい文章を読み解くためには知識が必要です。
例えば、「蓋然性」や「演繹」という言葉は知らなければ読み解く事が出来ません。
現代文キーワード読解を使えば、これまで難しいと思われていた文章が、飛躍的に読みこなせるようになります。
英語や他の科目と同様に、現代文に関してもインプットからアウトプットに勉強を進める必要があります。
現代文のインプットは正しい読み方・キーワードの勉強です。
この参考書と並行して、「現代文の解法」などを使って正しい読み方の勉強をしていけば
効率的に現代文のインプットをする事が出来ます。
[現代文キーワード読解の具体的な内容]
基本的なレイアウトとして、見開きで左ページにキーワードの意味と解説があり、右ページにそのキーワードが実際に使われている短い文章、そして文章の下に、その文章の読解ポイント(文章を読んでいく上で、どこに着目すればいいのか)と要約があります。
ただキーワードの意味が羅列されているのではなく、そのキーワードが使われている文章が横にあることが特徴です。
また第2部ではキーワードだけではなく、頻出するテーマ、例えば、経済論や歴史論なども学習する事が出来ます。
こういった頻出テーマを知っておけば、初見の文章でもある程度内容を予測する事が出来る様になります。
同志社大学が特にそうなのですが、関関同立の入試現代文では長い文章が出題されます。
読み終えるだけでもある程度時間かかかってしまうため、制限時間との戦いになります。
このとき、文章の先の展開を予測しながら読むことが出来れば、大幅な時間短縮になります。
しっかり学んでいきましょう。
[現代文キーワード読解の使い方]
1.まず左ページでキーワードの意味を確認する。
2.右ページのキーワードが使われている文章を読む。
文章を読むとき、下にある読解ポイントと、要約は見てはいけない。
3.文章を読み終えたら、自分なりにその文章の内容を掴めたかを考える。
具体的には「読解ポイント」を見て、自分の読み方が正しかったのかを確認する。
正しければ問題なし、正しく理解できていなければ、どう読めばよかったのかを分析する。
4.最後に自分の頭の中でその文章を要約してみて、読解ポイントの横にある「要約」と見比べて、これもまた正しくようやくできたかどうか分析する。
※とても大変な作業ですが、これを繰り返せば現代文の力が飛躍的に上がります。
[現代文キーワード読解の注意点]
まず、実際にやってみて効果を実感して下さい。
かなり骨のある深い内容なので1通り終わらすのに数か月かかってしまうかもしれませんが、それでかまいません。
高1・2年生はまだ時間的に余裕がありますから、ゆっくりでいいので何周も読みましょう。
高3年生は正しい読み方の学習と並行して割と早めに読み進めます。
目標としては3か月で1周です。
入試までに5周以上やっておきましょう。
入試が終わるまで毎日読み続けましょう。
これわをきちっとこなせば、人によっては中堅私大レベルなら合格点をとれてしまうでしょう。
ですが、関関同立の現代文を攻略するにはまだまだ演習が足りません。
あくまでこのページで紹介した、「キーワード読解」と「現代文の解法」はインプット系の参考書です。
インプットからアウトプットを意識しながら「入試現代文のアクセス」などで演習を繰り返していきましょう。
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