【世界史編】成城大学の入試対策・オススメ参考書
更新日: (公開日: ) SEIJO
はじめに
成城大学の世界史は学部によって出題内容は異なっていますが、出題形式はどれもほとんど同じになっているので、過去問演習する際は学部・学科問わず行ってもらって構いません。
自分が受験予定の学部のものから過去問演習していきましょう。
本記事では成城大学社会イノベーション学部・文芸学部・経済学部・法学部の傾向と対策について紹介していきます。
入試傾向と対策
それでは今から成城大学の世界史の各学部の概要と特徴について紹介していきます。
概要
- 試験時間:60分
- 配 点:100点
- 目標点 :6.5割
- 問題数 :約20問
- 形 式:マーク式+記述式(論述あり)
- 構 成:大問4題
傾向
成城大学の世界史はマーク式+記述式で、80〜100字の論述問題が各学部必ず1問出題されます。語句レベルとしては日東駒専レベルですがカタカナ・漢字で直接記述する形式がほとんどで、マーク式の問題の出題は2〜3問のため、その分難易度が高いと思われます。
出題形式としては大問4題それぞれ文章が出題され、それに関する空欄補充問題・正誤問題・一問一答形式の記述問題・下線部に関する記述問題が中心となっています。
一問一答形式の記述問題が多く、カタカナ・漢字で記述できるようにしておく必要があります。毎年ではありませんが、地図問題やグラフも出題される年もあるので資料集なども活用して勉強しましょう。
成城大学の世界史の特徴としては、やはり論述問題です。
内容としては、「啓蒙専制主義について80字以内で説明せよ。」や「シオニズムについて、それが提唱された経緯を含めて100字以内で説明せよ。」、「人権宣言の主な内容を40字以内で説明せよ。」などシンプルなものが多いです。ただ、ぶっつけ本番となるとなかなか難しいので、論述問題はしっかり対策しましょう。
対策
成城大学の世界史は圧倒的に語句問題の出題が多いです。
空欄補充問題・一問一答形式の記述問題・下線部に関する記述問題の出題がほとんどを占めているので、成城大学の世界史は語句暗記が重要になってきます。
ですが、通史の知識は必要ないというわけではないので、まずは教科書・通史の参考書である程度世界史の時代の流れを把握しましょう。その際、太字の語句や重要な語句を意識しながら読んでいきましょう。
通史の知識をまずインプットしてから語句を暗記していったほうが頭に入りやすいので、教科書・通史の参考書をある程度読んでから一問一答などで語句を詰め込んでいきましょう。
語句のレベルとしてはそこまで難易度は高くないので、難易度の高い語句を覚えようとするのではなく、標準〜教科書レベルの語句をしっかり暗記し、記述できるようにしましょう。
そして、入試中期〜入試後期にかけて論述対策していきましょう。上記で述べたとおり、シンプルな内容の論述問題が多いですが対策していなければいきなり解くのは難しいです。
論述問題は、通史の理解、語句の暗記もある程度できている必要があるので、通史・語句の両方ともある程度インプットできている入試中期頃から特定の参考書を使って論述対策をしましょう。
オススメ参考書・問題集
それでは今から世界史のオススメの参考書をインプット用参考書とアウトプット用参考書に分けて紹介していきます。
インプット用参考書
「世界史B教科書」
<特徴>
多くの学校で教科書として使われている参考書です。成城大学の世界史では論述問題が必ず出題されるので、通史の理解は必須です。空欄補充問題や語句問題の出題も多いので、重要語句がどのような文脈で教科書に出てくるのかもチェックしながら読み込みましょう。
<使用時期>
目標習熟期間は3ヶ月
入試初期〜入試本番まで使い続けましょう。「世界史B一問一答」と並行して進めていく。最初は一周を1ヶ月程度のペースで進めていき。徐々にペースを上げていく。
「世界史資料集」
<特徴>
成城大学の世界史は地図問題やグラフが出題される年もあるので、通史のインプットする際は資料集をいつでも参照できるように必ず準備しておきましょう。
<使用時期>
勉強中にわからないところがあれば参照する。毎ページづつ進めていくものではない。
アウトプット用参考書
「世界史B一問一答完全版」の使い方!
<特徴>
東進の世界史一問一答です。教科書レベルの語句から最難関の語句まで多数収録されています。成城大学の世界史は一問一答形式の記述問題の出題が多いので、この一問一答で語句を徹底暗記して対策しましょう。
覚えるのは★★★マークと★★マークの語句だけで良いです。
<使用時期>
「詳説世界史B」と並行しながら進めていく。教科書でその日読んだ範囲の知識をこの一問一答で確認する。
※1周目の通史のタイミングでは使用しないでください。どうしても一問一答を指示すると、語句暗記が中心となり覚えやすい反面、流れ等は理解できず、問題に対応できるインプットができません。
「世界史スピードマスター」の使い方!
<特徴>
標準〜教科書レベルの語句の空欄補充の対策ができる参考書です。成城大学の語句問題の対策にオススメです。
<使用時期>
入試中期〜入試後期にかけて使用する。
論述対策
「判る!解ける!書ける!世界史論述」
<特徴>
世界史の論述問題の参考書は難易度が高いものが多いですが、この参考書は中でも入門レベルの論述対策参考書です。問題数が多いので全て問題を解く必要はありません。成城大学の世界史で出題される40〜100字のシンプルな論述問題を中心に解いていきましょう。
<使用時期>
入試中期〜入試後期
まとめ
※2月から開始した場合!
紹介したオススメ参考書を使用した際の世界史の年間学習スケジュールはこの様になります。各学部の概要で紹介したとおり、学部によって出題形式や出題分野が異なります。入試勉強を始める際は自分の志望学部の傾向にあった勉強を行いましょう。ぜひ参考にして成城大学の世界史の目標点を取れるようにしましょう。