【科目別】東洋大学の入試傾向・難易度の変化まとめ
更新日: (公開日: ) TOYO
この記事では東洋大学の入試問題の傾向について科目毎に過去3年間で比較してまとめています。
この記事を読めば以下の悩みが解消されます。
- 難易度は向上しているのか?
- 出題形式は変わったのか?
- 入試傾向にあったオススメ勉強法は?
上記のような悩みを抱えた東洋大学志望者は是非参考にして下さい。
東洋大学の入試傾向や特徴にあった受験勉強をして志望校に合格しましょう!
【英語】入試傾向・難易度
それでは文系理系問わず必要な英語の入試傾向の変化について紹介していきます。
東洋大学の英語の入試傾向には、特に例年と大きな変化は見られません。英語に関係する様々なスキルがまんべんなく備わっているかを確かめる、標準的な良問が毎年出題されています。
それでは年度ごとの入試傾向・難易度について見ていきましょう。
2020年度
最初に、2020年度の入試傾向について話します。
入試傾向
・出題形式:変化なし。
・試験時間:60分
・解答形式:マーク形式
・問題構成:大問5題
大問[1] 読解(空所補充・内容説明・内容真偽)
大問[2] 読解(空所補充・同意表現・内容真偽)
大問[3] 文法・語彙(空所補充)
大問[4] 会話文(空所補充)
大問[5] 文法・語彙(語句整序)
例年通り、読解、語彙、会話文、文法の各分野からの出題となりました。東洋大学の英語はこの出題傾向が安定して続いているので、今後もあまり変わらないことが見込まれます。
難易度
難易度はおおむね標準的です。幅広い知識を運用できるかどうかを試すテストとなっています。読解力はもちろん、よく出てくる構文や会話表現などの知識をつけておく、2000語レベルの単語帳と1000語レベルの熟語帳1冊は完璧にしておく等の対策が必要です。
目標最低点は75点です。大問[1][2]はできるだけ取りこぼしを押さえ、[3][4][5]は満点を狙うように対策しましょう。
2019年度
次に2019年度の入試傾向について話します。
入試傾向
・出題形式:変化なし。
・試験時間:60分
・解答形式:マーク形式
・問題構成:大門5題
大問[1] 読解(空所補充・内容説明・内容真偽)
大問[2] 読解(空所補充・内容真偽・内容説明)
大問[3] 文法・語彙(空所補充)
大問[4] 会話文(空所補充)
大問[5] 文法・語彙(語句整序)
2019年度も例年通りの出題傾向となりました。東洋大学の英語は年度ごとの差や日程間の差が非常に少ないため、過去問演習の数をこなすことが有効な対策となります。
できるだけ多くの問題を解いて、傾向や使用されている語彙レベルに慣れておくようにしましょう。
難易度
難易度も例年通りで、特に変化はありませんでした。
大問[5]の整序問題でも確実に全問正解を狙うために、構文の知識・熟語の知識を整理しておき、素早く正確に解答できるよう対策しておきましょう。
東洋大学の英語の入試傾向にあった効果的な勉強法を知りたい方は【英語編】東洋大学の入試対策・オススメ参考書を参考にして下さい。
【国語】入試傾向・難易度
次に国語の入試傾向・難易度の変化について紹介していきます。
東洋大学の国語は、内容の把握はもちろん、文構造や古典文法・単語・和歌修辞などの細かい知識までを網羅した出題傾向となっています。
それぞれ、知らなければ解けない、普段から対策していなければ解き方がわからないとなる可能性のある問題なので、基礎知識の復習、過去問演習で対策しておくようにしましょう。
2020年度
次に2020年度の入試傾向について紹介します。
入試傾向
・出題形式:変化なし。
・試験時間:60分
・解答形式:マーク形式
・問題構成:大問2題
大問[1]現代文
大問[2]古文
例年通り、現代文は評論、古文は中古・中世の作品からの出題となりました。内容把握だけでなく、空所補充、欠文挿入などの問題も出題されています。
難易度
現代文は標準、古文は基礎~標準レベルです。普段の参考書ではあまり見ない、空所補充、欠文挿入や、和歌修辞などにも対応できるようにしておきましょう。
知識問題と内容をとる問題で時間配分に注意する必要があります。古文が20分、他の時間を現代文に使用するのが目安です。目標点は80点です。
2019年度
次に2019年度の入試傾向について紹介します。
入試傾向
・出題形式:変化なし。
・試験時間:60分
・解答形式:マーク形式
・問題構成:大問2題
大問[1]現代文
大問[2]古文
2019年度も例年通りの傾向となりました。問われている内容、問題の構成も大きく変化はありません。東洋大学は国語の出題傾向が安定しているため、過去問をさかのぼっての演習が非常に効果的です。
難易度
難易度も2020年度と大きく差はありません。基本的な現代文の読み方や、古典文法・古典単語といった基礎事項を徹底してできるようにしておき、その上で知識問題の内容暗記、空所補充・欠文挿入への対応を対策しておきましょう。
東洋大学の国語の入試傾向にあった効果的な勉強法を知りたい方は【国語編】東洋大学の入試対策・オススメ参考書を参考にして下さい。
【日本史】入試傾向・難易度
次に日本史の入試傾向と難易度について説明していきます。
東洋大学の日本史は空所補充問題だけでなく、正文・誤文選択や、正解となる語句の組み合わせ、複数の短文についての正誤の組み合わせを問う問題が出題されています。時代順に並べる配列問題もみられます。
語句の知識だけでなく、流れをしっかりつかめている必要のある問題構成となっています。
2020年度
2020年度の入試傾向・難易度について紹介します。
入試傾向
・出題形式:変化なし。
・試験時間:60分
・解答形式:マーク形式
・問題構成:大問3題
2020年度は、2019年度と変わらず大問3題構成となりました。2018年度までは大問4題構成でしたが、ここ2年間は3題で定着しています。2020年度は史料・地図・グラフの読み取りが必要となる問題が出題されたことが例年と違う点となります。
複数年度をまたいで傾向を見ると、資料を使用した問題もよく出題される傾向にあるため、資料集などを活用した対策が必須です。
難易度
出題の大半を占めているのは標準的な内容の問題です。しかし、正文・誤文判定問題には紛らわしい・文章が長い物が見られるため、解答には注意が必要です。
全40~48問あり、試験時間が60分なので、時間配分に注意し、取るべき問題を取りこぼさないようにしましょう。目標得点率は75%です。
2019年度
2019年度の入試傾向・難易度について紹介します。
入試傾向
・出題形式:変化なし。
・試験時間:60分
・解答形式:マーク形式
・問題構成:大問3題
2019年度から、大問3題の構成となりました。設問数には大きな変化はありません。
例年通り、政治・外交分野を中心に、同時代の文化史も出題されています。年代は満遍なく網羅されていますが、近現代の比重が近年は増加しており、2019年度も2題が近現代の範囲の内容でした。
難易度
難易度は例年通りです。空所補充問題よりも、正文・誤文判定問題の出来具合が合否を分けるテストです。正誤判定問題が多く掲載されている問題集を最低1冊は仕上げておきましょう。
東洋大学の日本史の入試傾向にあった効果的な勉強法を知りたい方は【日本史】東洋大学の入試対策・オススメ参考書を参考にして下さい。
【世界史】入試傾向・難易度
次に世界史の入試傾向と難易度について説明していきます。
東洋大学の世界史は空所補充問題だけでなく、正文・誤文選択や、正解となる語句の組み合わせ、複数の短文についての正誤の組み合わせを問う問題が出題されています。時代順に並べる配列問題もみられます。
地図や視覚資料、史料の読み取りが出題されることもあり、総合的な世界史の実力を図る問題となっています。
2020年度
2020年度の入試傾向・難易度について紹介します。
入試傾向
・出題形式:変化なし。
・試験時間:60分
・解答形式:マーク形式
・問題構成:大問3題
過去には大問2題構成の年度もありましたが、2019年度以降は大問3題の構成が続いています。傾向としては大まかに例年通りで、全体的にアジア地域・ヨーロッパ地域からほぼ半々の割合での出題となりました。
分野としても例年通りで、政治史・外交史を中心に、特に領土に関する問題が出題されています。
難易度
語句の知識が問われる、空所補充問題・語句選択問題はほぼ標準レベルですが、正誤選択問題にやや難度の高い問題が見られます。
標準問題を確実に取り切れるよう教科書内容に精通し、正誤問題への対応のため、資料集などをもちいて全体的な歴史の流れをつかめるようにしておく必要があります。
2019年度
2019年度の入試傾向・難易度について紹介します。
入試傾向
・出題形式:変化なし。
・試験時間:60分
・解答形式:マーク形式
・問題構成:大問3題
2019年度は、2020年度と比較し大きな変化はありません。問題構成や内容共に例年通りの傾向となっています。
難易度
難易度も大きな変化はありませんでした。東洋大学の世界史に対応するためには、教科書の知識をベースに、資料集などを活用し地図等の様々な史料も押さえておく必要があります。
総合的な世界史の力が問われているため、様々な問題形式が掲載されている問題集を使用し、対策しましょう。過去問演習も非常に効果的です。目標点は75%です。確実に取るべき問題と、時間をかけるべき問題で、ペース配分に注意しましょう。
東洋大学の世界史の入試傾向にあった効果的な勉強法を知りたい方は【世界史】東洋大学の入試対策・オススメ参考書を参考にして下さい。
【政治経済】入試傾向・難易度
次に政治経済の入試傾向と難易度について説明していきます。
例年、大問4題のうち、政治分野が2題、経済分野が2題で出題されています。基礎的知識を網羅的に問う問題が多く、各分野にわたって満遍なく出題されています。
時事問題も頻繁に出題されおり、基礎的な知識をもとに、世界情勢・諸問題に対して合理的に考えれるかどうかも試されています。
2020年度
2020年度の入試傾向・難易度について紹介します。
入試傾向
・出題形式:変化なし。
・試験時間:60分
・解答形式:マーク形式
・問題構成:大問4題
例年通り、政治分野2題・経済分野2題の構成となりました。グラフや図表を用いた読み取り問題も出題されています。全体的に例年通りの内容となっています。
難易度
基礎的な知識を問う問題が多いため、全体的な難易度は基礎レベルとなっています。しかし、一部難度の高い問題があり、正誤判定が紛らわしいもの、歴史的な知識が問われるものなどがそれにあたります。
しかし、基礎的な知識に基づいて合理的に解答していけますので、語句の知識の訓練だけでなく、様々な問題集を通して解答力を鍛えておきましょう。
2019年度
2019年度の入試傾向・難易度について紹介します。
入試傾向
・出題形式:変化なし。
・試験時間:60分
・解答形式:マーク形式
・問題構成:大問4題
2019年度は、2020年度と大きく違いはありません。「憲法」「市場」「人権」などの基礎的知識をテーマとして出題されています。
難易度
難易度も特に大きな変化なく、基礎レベルの問題がメインとなっています。目標点は75%です。確実に点を取りきるために、時間配分には必ず注意しましょう。難度の高い問題に足をとられて、基本問題を逃してしまうことのないように注意してください。
東洋大学の政治経済の入試傾向にあった効果的な勉強法を知りたい方は【政治経済】東洋大学の入試対策・オススメ参考書を参考にして下さい。
【地理】入試傾向・難易度
次に地理の入試傾向と難易度について説明していきます。
東洋大学の地理は、様々な問題形式を駆使し、地理に関する知識が身についているかを試すテストとなっています。全分野から偏りなく出題される傾向があります。
時事問題・世界各地の地誌も頻繁に出題されているため、対策が必要です。
2020年度
2020年度の入試傾向・難易度について紹介します。
入試傾向
・出題形式:変化なし。
・試験時間:60分
・解答形式:マーク形式
・問題構成:大問4題
2020年度も例年通り、様々な範囲から満遍なく出題されました。ほぼすべての大問で地図・分布図・グラフなどの視覚資料が用いられており、読み取りの力が求められています。
難易度
全体的な難易度としては標準~やや難となっています。教科書事項をもとに応用的な見方・考え方ができるかどうかや、テーマによってはかなり詳細な知識を問う問題も含まれています。資料の読み取りにも時間がかかることが多いため、時間配分にも細心の注意を払う必要があります。
2019年度
2019年度の入試傾向・難易度について紹介します。
入試傾向
・出題形式:変化なし。
・試験時間:60分
・解答形式:マーク形式
・問題構成:大問4題
目立った変化はなく、満遍なく様々な分野からの出題となっています。資料の量も大きく変化はありません。
難易度
難易度も特に大きな変化なく、標準~やや難の問題が続きます。教科書事項を完全に理解することはもちろん、白地図などを活用し地域ごとの情報をまとめておくなどの対策が必要です。
難度が高いとはいえ、75%程の得点率を取る必要があるため、演習量もしっかり確保し手対策しましょう。
【数学】入試傾向・難易度
次に数学の入試傾向と難易度について説明していきます。
東洋大学の数学は、微・積分法を中心に幅広く出題される傾向があります。全問マーク方式ですが、マークの仕方が特殊なので、ミスしないように注意しましょう。
2020年度
2020年度の入試傾向・難易度について紹介します。
入試傾向
・出題形式:数学Ⅰ・Ⅱ・A
・試験時間:60分
・解答形式:全問マーク方式
・問題構成:大問4題(40問)
2020年度も例年通りの傾向となりました。小問集合が1題、テーマごとの大問が3題の4題構成が続いています。微分積分法はほぼ必ず出題され、その他の範囲からも満遍なく出題されています。
難易度
東洋大学の数学の難易度は、教科書の例題、節末・章末問題レベルとなっています。しかし、公式を丸暗記するだけでなく、工夫して解を導き出す必要があります。
教科書レベルの問題を何度も演習し、完全に理解するようにしましょう。
2019年度
2019年度の入試傾向・難易度について紹介します。
入試傾向
・出題形式:数学Ⅰ・Ⅱ・A
・試験時間:60分
・解答形式:全問マーク方式
・問題構成:大問4題
2019年度も例年通り、微・積分法を中心として出題されています。そのほかに頻出の範囲としては、確率・図形・関数なども多く見られます。
難易度
難易度は例年通り教科書レベルです。中には計算が面倒な問題もあるため、そういった問題は後回しにし、解ける問題から解いていくなど、時間配分に注意しましょう。
【物理】入試傾向・難易度
次に物理の入試傾向と難易度について説明していきます。
東洋大学の物理では近年、小問集合・力学・電磁気の大問構成となっています。小問では波動・熱力学からも出題されているため、対策が必要です。
2020年度
2020年度の入試傾向・難易度について紹介します。
入試傾向
・出題形式:変化なし
・試験時間:60分
・解答形式:マーク式
・問題構成:大問3題
大問1が小問集合、2が力学、3が電磁気という例年通りの構成となりました。大問1の小問集合では、原子の範囲からの出題もありました。
難易度
全体的に教科書レベルの標準問題が続きますが、一部思考力を求められる問題もあります。複数テーマにわたる総合的知識を使える状態にしておきましょう。全問マーク式なので、文章も手掛かりにしながら解き進めることができます。
2019年度
2019年度の入試傾向・難易度について紹介します。
入試傾向
・出題形式:変化なし
・試験時間:60分
・解答形式:記述式
・問題構成:大問3題
2020年度と同じく、小問集合・力学・電磁気の構成でした。全体的に力学と電磁気が重要視されています。
難易度
難易度は例年通りで、設問文や図をヒントにしながら解き進めることができる問題構成となっています。試験時間が60分なので、各大問20分ずつで解ききれるようにしましょう。
【化学】入試傾向・難易度
次に化学の入試傾向と難易度について説明していきます。
東洋大学の化学は、近年傾向が大きく変わっています。2019年度までは大問6題構成でしたが、2020年度は8日が大問8題、10日が大問5題という構成となりました。しかし、小問の合計数は減少しているという形になっています。
2020年度
2020年度の入試傾向・難易度について紹介します。
入試傾向
・出題形式:変化なし
・試験時間:60分
・解答形式:記述式
・問題構成:8日:大問8題、10日:大問5題
出題の傾向としては、理論分野を中心に無機・有機からも満遍なく出題されています。
難易度
問われている内容は標準的で、教科書に記載されている基本事項を中心とした出題です。しかし、試験時間に対して問題数が多く、スピーディに解く力が求められます。
2019年度
2019年度の入試傾向・難易度について紹介します。
入試傾向
・出題形式:変化なし
・試験時間:60分
・解答形式:記述式
・問題構成:大問6題
2019年度も理論分野を中心とした出題で、ほぼすべての大問で理論の範囲から出題されています。有機・無機の範囲は、理論との複合問題での出題がメインです。
難易度
難易度は例年通り標準的でした。ほぼすべての問題で計算が求められ、時間配分が少し難しいテストとなっています。あまりじっくり考える時間はないので、演習量を確保し、素早く解答できるようにしていきましょう。
【生物】入試傾向・難易度
次に生物の入試傾向と難易度について説明していきます。
東洋大学の生物は毎年ほぼすべての単元から出題されており、満遍なく幅広い知識を問う問題となっています。大問数が年によって変化するのが特徴です。基本的に6~9題で構成されています。
2020年度
2020年度の入試傾向・難易度について紹介します。
入試傾向
・出題形式:変化なし
・試験時間:60分
・解答形式:マーク式
・問題構成:8日:大問8題、10日:大問6題
2020年度も例年通り、幅広い範囲から満遍なく出題されています。
難易度
範囲は広いですが、問われている内容は基礎レベルのものがほとんどです。しかし、生物用語は難解なものが多く、記憶や理解が曖昧だと判断に時間がかかる場合があります。試験時間に対し設問数が多いため、時間的余裕はありません。
2019年度
2019年度の入試傾向・難易度について紹介します。
入試傾向
・出題形式:変化なし
・試験時間:60分
・解答形式:マーク式
・問題構成:8日:大問9題、10日:大問7題
2019年度も例年通りの出題傾向で、ほぼすべての範囲から出題されています。一部計算を求める問題もあります。
難易度
難易度も例年通りですが、一部非常に細かい知識を問う問題もあります。早く解ける問題と、そうでない問題を区別し、時間内で解ききれるよう対策する必要があります。