【物理編】南山大学の入試傾向・オススメ参考書
更新日: (公開日: ) NANZAN
概要
- 試験時間:90分
- 配点:200点
- 形式:全問記述式
- 構成:大問3題 大問1は小問集合
※正確には各大問ごとで物理か化学を選択することが出来ますが、
1科目に絞って学習するのがオススメです。
入試傾向と対策
各大問
基本・標準問題中心の出題です。また、全範囲から満遍なく出題されます。
そのため、大問ごとに特有の対策などは必要ありません。計算力が試される問題が多いので、演習問題を多く解いて計算力を養っておきましょう。
【物理編】おすすめ参考書
(0)前提
物理の勉強は「物理基礎」→「物理」の順で進める受験生が多いと思いますが、
頻出度や難易度および他の単元への関連性を総合的に考慮すると
- 力学(仕事とエネルギーまで)
- 電気
- 力学(残り)
- 磁気(交流を除く)
- 熱
- 波動
- 交流・原子
の順で進めるのがオススメです。
(1)教科書レベル
物理が本当に苦手だという人にでも分かりやすいように説明されています。
左ページが文字ベースでの説明、右ページが図やグラフを用いた説明が基本となっています。
丸暗記にならないように注意しながら、定義や公式の導出をきちんと理解して学習しましょう。
宇宙一わかりやすい高校物理シリーズの例題だけでは演習量が少ないです。
この問題集で必ず演習を積みましょう。
なお、更に演習量を増やしたい場合は
セミナー物理などの教科書傍用問題集を使用するのがオススメです。
(2)典型問題レベル
実際の入試形式に沿ってアウトプット中心で進めましょう。
教科書レベル以降は、「自分の頭で考える時間」をどれだけ確保できたかが成長のカギとなる。
すぐに解説を見るのではなく、様々な観点から解答の方針を考えることが出来ないか思考する癖を必ずつけましょう。
また、その「解答の方針の言語化」を常に心がけましょう。
全レベル問題集では「アプローチ」の欄がそれに当たるので、
問題文のどこに注目すべきだったかをきちんと確認しましょう。
(3)入試実践レベル
(2)よりも1ランク上の問題を解きます。
こちらもすぐに解説を見るのではなく、様々な観点から解答の方針を考えることが出来ないか思考する癖を必ずつけましょう。
また、その「解答の方針の言語化」を常に心がけましょう。
(4)過去問
上記の参考書が全て仕上がったたら、過去問演習を進めましょう。
特に、南山大学は計算量に対して時間制約が厳しいため、慣れていないと苦労します。
そのため、必ず、試験時間-5分で時間を測って解き、間に合わなかった場合は、どこに時間がかかったか、何が原因で時間がかかったのか、次にどうしたらよいのか、を分析・言語化しましょう。
また、本来、上記の参考書を仕上がれていれば満点が狙える問題であるため、失点した部分も、何故間違えたのか、何が足りていないのか、次どうしたらいいかを、分析・言語化しましょう。