【国語編】南山大学の入試対策・オススメ参考書

更新日: (公開日: NANZAN

【国語】概要

  • 試験時間:90分
  • 配点:150点(現代文+古文)
  • 問題数約40問(現代文)約9問(古文)約9問(漢文)
  • 形式:マーク+記述(漢字の書き取りや抜き出し問題)
  • 構成:現代文3題+古文1題+漢文1題(古文漢文はどちらかを選択)

【現代文】入試傾向と受験対策

南山大学の現代文の特徴を7つに分けて紹介します。

  1. 90分のうち70分程度現代文に時間を使いましょう。よって1題あたり20〜23分程度時間が目安です。
  2. 出題頻度は、評論文が高、随筆が中、小説が小なので、小説の対策は少なくてOK
  3. 難易度としては標準〜やや難。堅い内容の文章も出題されます。
  4. 設問は内容一致、空所補充、漢字、抜き出し問題などが出題されます。
  5. スピード感が求められるため、筆者の主張をすばやく把握する力が必要です。
  6. 論理的な解答力も必要です。
  7. 漢字の問題は落とすことができないので、きちんと対策しましょう。

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【現代文】おすすめ参考書

漢字

学校で販売される漢字の問題集でも十分対応可能!
購入するのであれば、「漢字マスター1800+」がおすすめです。


入試漢字マスター1800+」購入ページ

週100個ほどのペースで学習しましょう。記述問題も出るため、必ず書けるようにしておくこと、そして意味もセットで理解しましょう。
時間に余裕があれば四字熟語も勉強しますが、基本的に共通テスト対策までで構いません。

論理読解

論理的な読み方を学習する参考書としては「最強の現代文」がおすすめです。


最強の現代文」の使い方!
最強の現代文」購入ページ

1ヶ月で1周し、2周は最低限しましょう。使用時期は入試勉強を始めた最初です。
この参考書を通して、筆者の主張を論理的に捉える方法を学びましょう。

演習教材

「最強の現代文」で学んだ論理的な読解法を使って、演習を積んでいきます。
その際におすすめなのが、「現代文へのアクアス基本編」「現代文へのアクセス発展編」「全レベル問題集現代文 私大標準レベル」の3冊です。


入試現代文へのアクセス」の使い方!

現代文アクセス」購入ページ
全レベル問題集」購入ページ

「アクセス基本編」→「アクセス発展編」→「全レベル問題集」の順番で学習していくのがおすすめです。

この際に必ず意識すべきことは、「最強の現代文」で学んだ読解法を必ず使うことです。
ただ、文章内容を理解しようと一生懸命読むだけでは、南山大学が求める論理的読解力は身につきません。

身につけるためには筆者の主張をとらえ、頭の中で文章を整理しながら読み進める必要があります。
これらの参考書には、「ひとこと要約」や「文章の意味段落ごとの解説」が掲載されているので、まず自分一人で考えてみて、答え合わせとしてそれらの解説を活用するのがよいでしょう。

過去問


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最後に過去問を解きます。
南山大学の場合、日程によって問題傾向の差がないので、入手できる限り問題を手に入れてなるべく多くの問題を解いて問題慣れをしましょう。

時間との戦いになるので、もちろん時間を測って解くが、90分ではなく-5分の85分を測って解きます。これはマークする時間やギリギリで解き切るのではなく、ある程度余裕を持って解答するための練習です。

【古文】入試傾向と受験対策

南山大学の古文の特徴を5つ紹介します。
日程によって入試傾向の変化はありません。

  1. 90分のうち70分程度現代文に時間を使う。よって古文は20分程度で解答する。
  2. 出題頻度は、物語文や説話文が多く、比較的有名出典からの出題が多い。
  3. 文章内容としてはやや易〜標準。比較的読みやすい題材が多く難易度は高くない。
  4. 設問は内容一致、内容説明、主語判別、和歌解釈など幅広いジャンルの出題形式。
  5. 文化史については、優先度が高くないため余裕があれば勉強する。

【古文編】おすすめ参考書

古文単語

学校で販売される単語帳でも十分対応可能です。新たに購入するのであれば、「マドンナ古文単語230」がおすすめです!


マドンナ古文単語230」の使い方!
マドンナ古文単語230」購入ページ

週50~100個ペースで学習しましょう。
300語程度で十分対応可能ですが、その分キッチリ赤字の部分は完璧に即答できるレベルまで完成度をあげるようにしましょう。

古典文法

古典文法を学習する参考書として「八澤のたった6時間で古典文法」がおすすめです。

<特徴>
本書は古典文法を「参考書×映像授業」の形で学べる革新的な参考書となっています。
講義動画だけではなく暗記事項と練習問題もまとめられているので、古文が苦手な受験生でもイチから高速学習できる参考書となっています。

<勉強ペース>
・1〜2ヶ月で終わらせるようにしましょう。
・毎週1〜2章で全9章を終わらせるようにしましょう。

参照:「八澤のたった6時間で古典文法」の正しい使い方
購入ページ:「八澤のたった6時間で古典文法

演習教材

『山村由美子 図解古文読解講義の実況中継』で読み方のルールを学ぶことがおすすめです。


図解古文読解講義の実況中継」の使い方!
図解古文読解講義の実況中継」購入ページ

単語・文法がある程度習熟できた状態で、通読し、長文読解の読み方を意識しながら練習問題を解いていきましょう。1週間で1周できる分量なので、忘れないために最低限2周はしましょう。

本格的な演習は『古文ポラリス1・2』を使います。


古文ポラリス」の使い方!
古文ポラリス」購入ページ

その際に意識してほしいことは、『実況中継』で習った読み方を意識しながら読解していくことです。

南山大学の古文は本文レベルも比較的読みやすく、解答根拠も明確になっていることが多いです。
我流で読解をするのではなく、正しい読み方と解き方を受験生活の序盤から意識して演習に取り組みましょう。

過去問


南山大学の赤本」購入ページ

最後に過去問を解きましょう。
南山大学の場合、日程によって問題傾向の差がないので、入手できる限り問題を手に入れてなるべく多くの問題を解くことができます。

時間との戦いになるので、もちろん時間を測って解きますが、90分ではなく-5分の85分を測って解きましょう。
これはマークする時間やギリギリで解き切るのではなく、ある程度余裕を持って解答するための練習です。

その上で古文にかけられる時間はさらに少なくなるので、効率よく文章を読んでいく対策を行いましょう。
特に空欄補充や主語把握などの問題は前後の文脈から適切な選択肢を選ぶ練習を過去問だけでなく、演習教材で対策を積んでおくことがおすすめです。

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【漢文編】入試傾向と受験対策

結論、古文と比べて難易度が非常に高く、かつ対策教材も古文に比べて少ないため、漢文選択自体はオススメしません。
余程の理由がない限り、古文を選択し勉強するようにしましょう。

南山大学の古文の特徴を5つ紹介します。

  1. 90分のうち70分程度現代文に時間を使うので漢文は20分程度で解答しましょう。
  2. ジャンルは多岐にわたって出題されます。
  3. 文章内容としては標準~やや難。共通テストよりは数段難しく、法政・中央・上智のレベルに近いです。
  4. 設問は内容一致、内容説明、主語判別、書き下し文、訓点など幅広いジャンルの出題形式となっています。
  5. 先述の難易度に加え、文章量も比較的あるため、かなりのレベルが必要となります。

【漢文編】おすすめ参考書

句形・訓読法・重要語句(インプット)

前提として、漢文において古典文法の知識は必要不可欠であるので、古典文法のインプットが一通り終わった後に漢文の勉強に取り組むようにしましょう。

漢文も英語や古文と同様、最低限の単語や構文を覚えておく必要があります。
また、漢文では白文を書き下し意味を取る作業が重要になってくるが、これにもある程度ルールがあります。

それらをインプットする際のオススメ参考書は『漢文早覚え速答法』です。


漢文早覚え速答法」の使い方!
漢文早覚え速答法」購入ページ

本書を利用し、訓読法や句形、重要語句を覚えていきましょう。

第1章の句形・読解法は順番通りに世も進めていけばよいが、第2章の重要漢字のページは、単純は漢字のインプットですので、1章と並行して進めるのが良いです。

覚え方は英単語や古文単語と同じで、漢字を見て、「読み」と「意味」が0.1秒で出るように、毎日始点固定し、音読していくようにしましょう。

句形・訓読法・重要語句(アウトプット)

句形・訓読法のアウトプットの参考書としては『漢文句形ドリルと演習』がおすすめです。


漢文・句形ドリルと演習」の使い方!
漢文・句形ドリルと演習」購入ページ

1ヶ月半〜2ヶ月で1周し、2周は最低限行いましょう。
使い方としては、インプット教材で扱った句形・訓読法の単元を解き、知識をアウトプットしましょう。

演習

インプット及び演習教材が1周した後に演習教材に入っていきます。
オススメの参考書は『漢文 入試問題精選』です。


漢文 入試問題精選」購入ページ

なお、本書は3段階のレベル別に文章問題が構成されていますが、南山大学は先述のように漢文の難易度が高いため、[1]~[30]の、全ての大問を解く必要があります。

演習の際は、制限時間を決め、人物把握や解答根拠の発見を念頭に演習していきましょう。
丸付け後は、どうして失点してしまったのか、次初見で解けるようにするためにはどうしたらいいか、を分析し、言語化していくようにしましょう。

なお、本参考書では文学史や背景知識も多く扱われているため、知らなかったものはインプット教材にまとめていくようにしましょう。

※最後に一点として、漢文は古文など他教科に比べて演習教材が少ない。かつ、南山大学の問題は難易度が高いため、センターや共通テストの過去問では演習教材として適していません。そのため、もし『漢文 精選問題集』を解き終わった後に更に問題演習をつみたいという場合には『漢文道場』を使うとよいだろう。ただ、余程余裕のある場合に限る。

過去問


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最後に過去問を解きましょう。
時間との戦いになるので、もちろん時間を測って解きますが、90分ではなく-5分の85分を測って解きましょう。

これはマークする時間やギリギリで解き切るのではなく、ある程度余裕を持って解答するための練習です。その上で漢文にかけられる時間はさらに少なくなるので、効率よく文章を読んでいく対策を行いましょう。

以上が「南山大学の国語」の入試対策・オススメ参考書になります!
是非参考にして下さい。

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