【日本史編】南山大学の入試対策・オススメ参考書

更新日: (公開日: NANZAN

概要

  • 試験時間:60分
  • 配点:100点or150点
    ※学部や入試方式によって異なる。
  • 問題数:約40問
  • 形式:記述式と記号式がどちらも出題される。
  • 構成:大問2問

入試傾向と対策

大問1・2

大問ごとにこれといったコンセプトはなく、全時代からランダムで大問が作られます。
総じて、文化史も含め、全時代満遍なく出題されるため、幅広い対策が必要となる。出題形式に関しては、
大問1が選択式、大問2が記述式というのが定番となっています。選択式に関しては、正誤問題が大半で、語句選択や古い順から並び替える問題も見られます。

記述式に関して、語句記述が中心で、50字程度の短い論述問題が出題される。南山に関しては、論述が毎回出題され、かつ、字数もある程度あるため、参考書を使った対策をしっかりと行った方がよいだろう。本格的な史料問題は出てこないが、有名史料内の文言を聞く問題は出題されたことがあるため、教科書に載っている範囲のものはしっかり覚えていきたい。

聞かれている事項は基礎的なものが多いのだが、正誤問題や論述という性質上、標準より少し難しいレベルと言える。したがって、記述で漢字が書けることを念頭に、しっかりとした対策が必要となる。

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【日本史】おすすめ参考書

インプット


山川教科書」の使い方!
山川教科書」購入ページ

教科書の記述が理解できるのであれば、教科書が望ましい。実際に、過去問においても、教科書の文言がそのまま出題されたことは多い。
だが、教科書の記述は堅く理解が難しいという人も多いと思うので、そういった場合は『なぜと流れがわかる本』を補助として使うとよいだろう。


なぜと流れがわかる本」の使い方!
なぜと流れがわかる本」購入ページ

本書のわかりやすい解説で理解を深めた後に教科書を読み、用語を覚えていくようにしよう。その際に、用語を丸暗記するのではなく、因果関係などの流れを理解しながら覚えていくようにしてほしい。

アウトプット1

教科書のインプットと並行して、覚えた用語をアウトプットしていくようにしてほしい。
さらに、似ている用語や紛らわしい用語が日本史では出てくるため、それらを整理しながら覚えていけるかが、日本史で高得点を取るカギになる。

アウトプットと整理を同時に行うためにおすすめの参考書は『時代と流れ』だ。


時代と流れ」の使い方!
時代と流れ」購入ページ

まず、日常学習として、教科書の進めた範囲を赤シートで隠して用語が出てくるか確認し、覚えていくという作業を進めていってほしい。加えて、本書の左ページには整理した図が書かれているため、用語を整理する際に利用していくとようだろう。

アウトプット2

日常学習でのアウトプットができたら、次は入試問題形式でのアウトプットをしていこう。おすすめのルートとしては、『はじめる日本史』→『イチから鍛える日本史必修編』→『ヒストリア』である。


はじめる日本史」購入ページ
イチから鍛える日本史」購入ページ
ヒストリア」購入ページ

まず、『はじめる日本史』に関して、名城大学では記述式が出題されるため、本書でしっかり対策していこう。具体的には、本書には漢字で書けるべき用語がまとめっているため、それらは全て書けるように練習しながら進めてほしい。また、有名史料が出題される可能性があるため、本書付属の別冊に載っている頻出史料は覚えていくようにもしてほしい。

『イチから鍛える日本史必修編』と『ヒストリア』に関しては、正誤問題が多く収録されているため、南山大学の演習用として使用してほしい。特に、『ヒストリア』については、南山大学は正誤問題の質がどちらかというとMARCH・関関同立に近いため、難関レベルの正誤中心の問題集で対策してほしいという意図がある。

注意点として、これら問題集を解いた際に、メイン教材に載っていない知識が出てくるだろう。
その際、それの知識は全てメイン教材に一元化していくようにしてほしい。これができるかが、社会の知識がつみあがっていくかどうかに関わってくるため、必ず行うようにしてほしい。

資料集(補助)


山川 資料集の使い方!
山川 資料集」購入ページ

南山大学では、写真や地図も出題されるため、資料集には目を通すようにしてほしい。ただ、情報量が多く、かつ通史の基本用語を覚えるのに手一杯であることが想定されるため、このような視覚資料を用いた勉強は入試直前期でよい。

なお、資料集は、図や表による用語の整理が秀逸であるため、日頃の学習でも軽く目を通すようにし、有用な図や表をメイン教材に一元化していくとよいだろう。

論述

南山大学では、字数は50字と短いが、本格的な論述問題が出題される。出題される事項自体はオーソドックスなものが多いため、短めの論述問題に特化した参考書でインプット及び演習するとよいだろう。

おすすめの参考書は『日本史〈記述式〉レベル別問題集1』である。


日本史〈記述式〉レベル別問題集1」購入ページ

本書では論述問題を解くノウハウや頻出問題、細かな採点基準が掲載されているため、本書を利用してそれを覚え。自力で書けるようにしていこう。

過去問


名城大学の赤本」購入ページ

日本史は、過去問の使い方が非常に重要である。
解いた後に、出題形式の分析、つまり、どのような知識が聞かれているのか、及びメイン教材の知識をどのように組み合わせたら問題が解けるのかを、全ての問題で分析してほしい。

同時に、日本史は、過去問から繰り返し同じ知識が出題されることが多い科目でもあるため、間違った知識は次に聞かれたら絶対解けるという状態になるまで覚えていってほしい。なお、繰り返しになるが、過去問出てきた初見の知識も、必ずメイン教材に一元化するようにしよう。

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