【国語編】中京大学の入試傾向とオススメ参考書

更新日: (公開日: CHUKYO

概要

  • 試験時間:60分
  • 配点:100点
  • 問題数:20問(現代文)10問(古文)4問前後(漢文)
  • 形式:M方式:マーク、前期入試:マーク+記述(内容把握や空欄補充など)
  • 構成:現代文2題、古文2題、漢文1題
    (大問3までは必答、大問4,5は古漢のどちらかを選択)

傾向と対策

大問1 評論文

1.60分で4題解く必要があるため、速読と並行して理解することが求められます。評論文にかけられる時間は15〜18分程度でしょう。
2.文章内容としては易しいものとなっています。南山大学、愛知大学、名城大学と比べても最も読み取りやすい文章となっています。
3.設問は内容一致、空所補充、漢字、抜き出し問題等が出題されます。
4.抜き出し問題をいかに早く解くかが鍵となります。先に設問を見て、解答の方針を決めて、文章を読み始める必要があります。

大問2 小説

1.60分で4題解く必要があるため、速読即解が求められます。小説にかけられる時間はかかっても15分程度となります。
2.文章内容は易しく、読み取りやすいものとなっています。
3.設問は、内容一致、空所補充、表現方法の問題や漢字、脱文挿入、抜き出し問題など多様な出題パターンです。
4.評論文と同様に、抜き出し問題や脱文挿入などの問題をいかに早く解くかが鍵になります。

大問3・4 古文

1.60分で国語は4題解く必要があります。古文にかけられる時間は約15分ずつとなるため、速読即解が求められます。
2.本文が短く、文章内容が薄くなるため読みにくいと感じる人が多いでしょう。
3.設問は文法・主語把握・内容把握・空欄補充・古文常識等が出題されます。
4.空欄補充問題がやや難しいものとなっています。先に設問を見て、何について問われるか確認してから、文章を読み始める必要があります。

大問5 漢文

1.60分で国語は4題解く必要があります。漢文にかけられる時間は約15分ずつとなるため、速読即解が求められます。
2.本文が短く、内容も平易なため読みやすいものとなっています。
3.設問は文法・主語把握・内容把握・空欄補充等が出題されます。
4.句形をはじめとした訓読のルールを覚えていれば解ける問題が多いです。
5.内容一致系統も、人物を把握して読解していけば解ける基本的なものとなっています。

【現代文】オススメ参考書

漢字

学校で販売される漢字の問題集でも十分対応可能です。購入するのであれば、「漢字マスター1800+」がオススメです。


入試漢字マスター1800+」購入ページ

週100個ほどのペースで学習します。
記述問題も出るため、必ず書けるようにしておくこと、そして意味もセットで理解しましょう。

時間に余裕があれば四字熟語も勉強しますが、基本的に共通テスト対策までで構いません。

論理読解

基本的な読み方を学習する参考書として
「高校現代文をひとつひとつわかりやすく。」がオススメです。


高校現代文をひとつひとつわかりやすく」購入ページ

この参考書で基本的な読み方、解き方のルールを学びましょう。

1ヶ月〜2ヶ月で1周し、最低限2周はしますが、2周目は「現代文基礎問題精講」と同時並行で行います。

演習

「高校現代文をひとつひとつわかりやすく。」で学んだ読み方、解き方のルールを使って、演習を積んでいきます。
その際にオススメなのが、「現代文基礎問題精講」「現代文へのアクセス基本編」の2冊です。

 
現代文基礎問題精講」購入ページ

入試現代文へのアクセス」の使い方!
現代文アクセス」購入ページ

「現代文基礎問題精講」→「アクセス基本編」の順番で学習していくのがオススメです。

この際に必ず意識すべきことは「高校現代文をひとつひとつわかりやすく。」​​で学んだ読解法を必ず使うことです。

「基礎問題精講」は入門編と基礎編、実践編の3章構成です。

入門編は2週間ほどで終わらせ、基礎編と実践編は週2題ずつペースで解いていきましょう。
また同時並行で「高校現代文をひとつひとつわかりやすく。」の復習も行いましょう。

「現代文へのアクセス基本編」も週2題ずつのペースで解いていき、可能であれば2周しましょう。

また抜き出し問題などは先に本文を見て、解答の方向性を見定めてから、本文を読み出し、解答箇所を意識する練習をする必要があります。

必ずこういった演習書を解く際に、そのことを意識して本文に取り掛かりましょう

【古文】オススメ参考書

古文単語

新たに購入するのであれば、「マドンナ古文単語230」がオススメです!


マドンナ古文単語230」の使い方!
マドンナ古文単語230」購入ページ

週100~150個ペースで学習しましょう。
300語程度で十分対応可能ですが、その分キッチリ赤字の部分は完璧に即答できるレベルまで完成度をあげるようにしてください。

そもそも古文に苦手意識がある人は「グループ30で覚える古文単語600」がオススメです。

覚えている単語量が少ないということは長文の中で知らない単語が出てきた時に、自分で類推する力が必要となります。
しかし、古文が苦手であればその作業が大変なので、単語量をあげてたくさんの単語を覚えておく必要があります。

古典文法

古典文法を学習する参考書は「八澤のたった6時間で古典文法」がオススメです。

<特徴>
本書は古典文法を「参考書×映像授業」の形で学べる革新的な参考書となっています。
講義動画だけではなく暗記事項と練習問題もまとめられているので、古文が苦手な受験生でもイチから高速学習できる参考書となっています。

<勉強ペース>
・1〜2ヶ月で終わらせるようにしましょう。
・毎週1〜2章で全9章を終わらせるようにしましょう。

参照:「八澤のたった6時間で古典文法」の正しい使い方
購入ページ:「八澤のたった6時間で古典文法

演習

読み方のルールを学ぶ参考書は『山村由美子 図解古文読解講義の実況中継』がオススメです。


図解古文読解講義の実況中継」の使い方!
図解古文読解講義の実況中継」購入ページ

単語・文法がある程度習熟できた状態で、通読し、長文読解の読み方を意識しながら練習問題を解いていきましょう。1週間で1周できる分量なので、忘れないために最低限2周はしましょう。

中京大学古文の特徴として、大問3・4は文章が短く設問数も多くありません。

そのため内容を理解するのに必要な情報量としては少ないため、少し難しいです。その対策として、普段から短めの文章を的確に読み取る力は必須です。

そこでオススメなのが「古文上達 読解と演習56」です。


古文上達 読解と演習56」購入ページ

これは比較的短い分量なので、中京大学の問題に似ています。

三部構成で、第一部から1日2題ペースで行ないましょう。終わり次第、第二部の基礎編、第三部の演習編と進むようにしてください。

解説部分も「設問研究」や「全訳」を見比べて「自分が間違えた原因」と「今後の改善策」を言語化するようにしましょう。ただ、解説を読んで終わる勉強は効率が悪いので注意して下さい。

本格的な演習は『古文ポラリス1・2』を使います。


古文ポラリス」の使い方!
古文ポラリス」購入ページ!

その際に意識してほしいことは、『実況中継』で習った読み方を意識しながら読解していくことです。

正しい読み方で長文読解の演習を積みながら、解答根拠を自分で言語化していきましょう。本文全体を通した論旨や大意を捉えることが重要です。ただ訳すだけでなく、それが「どんな場面なのか」、「誰がどんな感情で言ったのか」などを頭の中にイメージしながら読み進めることを忘れないでください。

【漢文】オススメ参考書

句形・訓読法・重要語句(インプット)

前提として、漢文において古典文法の知識は必要不可欠であるので、古典文法のインプットが一通り終わった後に漢文の勉強に取り組むようにしてください。

漢文も、英語や古文と同様、最低限の単語や構文を覚えておく必要があります。

また、漢文では白文を書き下し意味を取る作業が重要になってくるが、これにもある程度ルールがあります。

よって、それらをインプットする教材が必要となります。

オススメは『漢文早覚え速答法』です。


漢文早覚え速答法」の使い方!
漢文早覚え速答法」購入ページ

本書を利用し、訓読法や句形、重要語句を覚えていくようにしましょう。

第1章の句形・読解法は順番通りに世も進めていけばよいが、第2章の重要漢字のページは、単純は漢字のインプットであるので、1章と並行して進めるとよい。覚え方は英単語や古文単語と同じで、漢字を見て、「読み」と「意味」が0.1秒で出るように、毎日始点固定し、音読していくのも有効です。

句形・訓読法・重要語句(アウトプット)

句形・訓読法のアウトプットの参考書としては『漢文句形ドリルと演習(ステップアップノート)』がオススメです。


漢文・句形ドリルと演習」の使い方!
漢文・句形ドリルと演習」購入ページ

1ヶ月半〜2ヶ月で1周し、最低2周はしましょう。

使い方としては、インプット教材で扱った句形・訓読法の単元を解き、知識をアウトプットするようにしましょう。

なお、1周目で演習問題にある文章読解は解かなくて構いません。2周目で解くようにしてください。

演習

本来であれば別途で読解系の問題集をやりますが、
中京大学の漢文は文章も短く内容も基礎的であるため、

『漢文句形ドリルと演習(ステップアップノート)』に収録されている文章問題のみで十分に対策できます。


漢文・句形ドリルと演習」の使い方!
漢文・句形ドリルと演習」購入ページ

もし余裕がある場合には、『漢文入試精選問題集』の[1]~[10]の基礎問題のみを解くのもオススメです。
これ以上のレベルは中京大学ではオーバーワークとなります。

過去問

最後に過去問を解きましょう。


中京大学」購入ページ

中京大学の場合、日程によって問題傾向の差がないので、入手できる限り問題を手に入れてなるべく多くの問題を解くようにしてください。
60分ではなく-5分の55分を測って解きましょう。

これはマークする時間やギリギリで解き切るのではなく、ある程度余裕を持って解答するための練習となります。

以上が「中京大学の国語」の入試対策・オススメ参考書になります!
是非参考にして下さい。

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