2026年度、難化が予想される関関同立の学部3選!
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はじめに
大学入試は毎年少しずつ、しかし確実に変化を続けています。学部の新設や入試制度の変更、受験生の動向など、さまざまな要素が複雑に絡み合い、毎年の合格難易度にも影響を与えています。その中でも、関関同立――すなわち関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学の4校は、全国的にも高い人気を誇る私立大学群として知られており、毎年多くの受験生が志望しています。
2026年度入試に向けて、特に注目すべきなのは、「難化が予想される学部」がいくつか見られるという点です。つまり、これまでと同じように対策をしていても、合格を勝ち取るのが一層難しくなる可能性があるということです。
受験生のみなさんにとっては、「どの学部が合格しやすいのか」「逆に難しくなるのはどこか」「そうした情報はどのように見極めればよいのか」といった点が非常に気になるところでしょう。志望校選びや出願戦略に直結するこれらの情報は、合否に大きく関わってくるため、なるべく早い段階で正確に把握しておく必要があります。
そこで今回のブログでは、関関同立の中でも、特に2026年度に難化する可能性が高いと予測される学部を3つ取り上げ、それぞれの学部がなぜ難化しそうなのかという背景にあるデータや傾向を詳しく解説していきます。数字の裏側にある戦略や、受験生が見落としがちな「確年現象」と呼ばれる独特な傾向にも注目しながら、今後の受験計画に役立つ情報をお届けしていきます。
関関同立は志願者数が増加している!?
近年、少子化にも関わらず関関同立の志願者数は増加傾向にあります。
その主な理由は浪人生の減少です。これまでは国公立大学のみを目指していた層も、私立大学に併願・滑り止めで受験するケースが増えているのです。しかし、大学側は合格者数を無制限に増やすことはできません。文部科学省が定める定員の厳格化や、学部ごとの在籍者数などが影響し、合格者数の調整が行われています。
隔年現象とは?
関関同立の学部選びで重要なのが「隔年現象」です。
これは合格最低点が2年ごとに上がったり下がったりする傾向を指します。例えば、2023年に合格最低点が高ければ、2024年は受験生が減り合格最低点が下がりやすくなり、2025年にまた上がるというような周期です。
これを把握しておくことで、2026年度に難化する学部を予想することが出来ます。
難化予想学部①:関西大学 社会学部
得点調整の方式に特徴がある関西大学の社会学部は、2023年度に合格最低点が大きく下がり、2024年度には急上昇しました。この流れから2025年度にはまた下がると予想され、2026年度には再び難化する可能性が高いと見られます。特に、他の学部より10点以上高い合格最低点が出る年もあり、注意が必要です。
以下の最低点を見てもわかる通り、2023年度と2024年度では10点も最低点に差があります!なので2025年は最低点がまた下がり、2026年は難化が予想されます。
関西大学 | 全学部日程 |
---|---|
年度 | 社会学部 |
2025 | 273/450 |
2024 | 269/450 |
2023 | 279/450 |
難化予想学部②:関西学院大学経済学部
まず、関西学院大学の志願者数の推移を見てみましょう。
年度 | 志願者数 |
---|---|
2022 | 37213人 |
2023 | 42436人 |
2024 | 50834人 |
2025 | 53871人 |
これを見て分かる通り、2022年から2025年まで毎年右肩上がりで増加中なんです。
つまり、大学全体としての難易度も上がっているといえます。
また、関西学院大学は全体的に志願者数が増え続けているので、「隔年現象」が起きにくい傾向があります。
難化予想学部:経済学部
関西学院大学では隔年現象が起きにくい傾向があるので、前年比を比較し難化学部を予想していこうと思います!
年度 | 前年比 |
---|---|
2023 | 133.7% |
2023 | 128.7% |
2024 | 97.9% |
この前年比の傾向は「来年倍率が上がる」パターンの典型です!
ねらい目と思って受ける人が増える為、2026年度は難化が予想されます。
難化予想学部③:同志社大学 法学部(政治学科)
同志社大学では、2024年度に多くの学部で合格最低点が下がりましたが、法学部政治学科と政策学部では確年現象が顕著に表れています。2025年度は2022年度、2023年度と比べ一度下がり、2026年度には再び上昇する可能性が高いと予想されます。
同志社大学 | 全学部日程 | 学部個別日程 |
---|---|---|
年度 | 法学部(政治学科) | 法学部(政治学科) |
2022 | 371/550 | 371/500 |
2023 | 375/550 | 360/500 |
2024 | 348/500 | 337/500 |
2025 | 365/500 | 364/500 |
立命館は読みにくい?
立命館大学については、確年現象が減少しており、予測が難しい状況です。
通常、隔年現象が見られる大学では、ある年に合格最低点が高ければ翌年は志願者が敬遠して点数が下がりやすくなる、といったような規則性が一定程度存在します。
しかし立命館大学では、このような年ごとの“上がり下がり”のサイクルが明確に表れないケースが増えており、過去2年間で連続して合格最低点が上昇したり、逆に2年連続で下落するような「例外的な動き」が珍しくありません。
このことから、受験戦略を立てる上で立命館大学は「データの読み解き」がより難しい大学のひとつと言えます。
また、立命館大学はここ数年、新設学部やキャンパスの再編といった大きな改革も進めており、志願者の人気が局所的に集中することも少なくありません。例えばOIC(大阪いばらきキャンパス)への移転や、映像学部・情報学部の注目度上昇、さらには2026年に予定されている「デザイン・アート系の新学部」創設などがそれに当たります。これらの動きは受験者層に与える影響が大きく、志願者の志向やトレンドにも直結してくるため、他大学と同じような単純な予測モデルが通用しにくいということになr
おわりに
関関同立に合格する為には、隔年現象や入試制度の変更点、定員の仕組みなどを把握し、出願戦略に反映させることが極めて重要です。
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