関関同立志望者は共通テストを受験するべきなのか

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関関同立専門塾

マナビズム豊中校です

はじめに

関関同立志望の学生は共通テストを受験するべきかといった問題に悩まされている人も多くいるのではないのでしょうか?

関関同立志望者は共通テストを受けても使う場面がないのでは?

受ける人が多いから受験しといた方がいいのかな?

このブログでは実際関関同立志望の受験生は共通テストを受験するべきかを書いていきます!

共通テストとは

 

ここからは、大学入学共通テストについて、以下の基本的なポイントに分けて解説します。

・大学共通テストの目的
・大学共通テストの科目                                               ・大学共通テストを受験する人                                            

大学入学共通テストは、大学入試センターが実施するテストのことです。

しかし、具体的にどのような試験かわからないという人は多いでしょう。

まずは大学入学共通テストの特徴や目的を理解しましょう!

大学共通テストの目的

大学入学共通テストは、これまで高校で学習してきた基礎的な内容をしっかり理解できているか測るための試験です。

・知識
・技能                                                       ・思考力                                                         ・判断力                                                       ・表現力 など                                                                                  

入試の現場において大学入学共通試験は、国公立大学に入るための一次試験のように扱われています。

各大学は、共通テストで基礎的な学力をチェックして、個別の試験で応用力を試すといった流れが多いです。

そのため、大学入学共通テストでは、基礎学力の定着度を総合的にチェックされると考えておくとよいでしょう。

大学共通テストの科目

大学共通テストで出題される科目は以下のとおりです。

・国語
・地理 歴史 公民                                                ・外国語                                                       ・数学                                                      ・理科                                                                                                                                                                                                        

すべての科目を受験するわけではなく、自分の受験する大学に合わせて、必要な科目だけを受ける形式です。そのため、必要な科目に絞って対策をしましょう。

大学入学共通テストの内容は、年度ごとに多少の変更があります。確実な情報を手に入れるためには、毎年独立行政法人大学入試センターが発表している、資料を確認してください!

大学入学共通テストを受験する人

大学入学共通テストを受験する必要がある人は、志望する大学が課す試験のなかに共通テストが含まれる人となります。

国公立大学を受験する場合は、大学入学共通テストの受験が必要な場合が多いです。

一方、私立大学では、共通テストの受験が不要となる場合もあります。

私立大学のなかにも、大学入学共通テストの試験結果で合否を決める受験方式が存在するため、自分の行きたい大学の入試方式を調べましょう。

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私立志望の受験生は共通テストを受験するべきか?

結論、私立の受験方法や志望校によって変わる!

では共通テストを受験するメリット・デメリットについて書いていきいます!

メリット:選択肢が広がる

私立大学でも共通テストを利用できる大学・学部は多いです。

大学ごとに制度はばらばらなので、多くの大学を併願する受験生は混乱してしまうこともあります。

なので関関同立、産近甲龍で共通テストを利用できる大学、利用条件などについて解説します!

共通テストだけで複数大学を受験できる

共通テスト利用入試のメリット1つ目は、1回の試験だけで複数の大学に出願できるということ。特に単独型の場合は、共通テストを1回受けるだけで何校でも受験することができます。併用型の場合も、共通テストで良い結果を出せれば、総得点が底上げされて有利になります。

一般選抜と併願可能

共通テスト利用入試は、一般選抜と併願することもできます。
例えば、共通テストの結果が振るわず不合格になってしまった場合でも、後から一般選抜を受けて志望校に合格することも可能なのです。一般的な受験生は、まずは共通テスト利用→うまくいかなかった場合は一般選抜という流れで受験することが多いです。

受験料が安い

共通テストの受験料は、18,000円。私立大学の共通テスト利用入試の受験料は、10,000~20,000円ほどとなっています。共通テスト利用で5つの大学に出願する場合、18,000+(20,000×5)で、高く見積もっても118,000円となります。

一方、一般選抜の受験料は、だいたい35,000円ほどが平均です。同じように5大学を受験した場合、35,000×5=175,000円と、約6万円も差があります。さらに、共通テストは地元で受けられるので、遠方の大学を受験する場合には旅費や宿泊費も節約することができます。

デメリット:難易度が高い

共通テスト利用入試には、以下のようなデメリット面も存在します。

・募集人数が少ない
・多くの科目の勉強が必要
・出願時期が早いことも

募集人数が少ない

共通テスト利用入試は、一般選抜よりも募集人数が少ないです。
また、安い受験料で気軽に出願できるので倍率がさらに高くなり、合格ラインが上がることが多くなっています。

多くの科目の勉強が必要

共通テスト利用入試は、指定される科目数が多い場合があります。5~6科目の指定がある大学も、少なくありません。
一方、一般選抜の場合は3科目が基本なので、極端な苦手科目がある方や、勉強できる時間が少ない方は、一般選抜の方が有利な場合もあります。

出願時期が早いことも

共通テスト利用入試の出願タイミングは、大学によって異なります。中には、共通テスト実施前に出願するシステムの大学もあるため、志望校の決定はなるべく早めの方が良いです。
多くの大学を併願する場合は、それぞれの大学ごとの出願締め切りがあるので、前もってスケジュールを把握しておくようにしましょう。

関関同立を目指す場合は共通テスト利用の優先度は低い

マナビズムでは、関関同立を目指す受験生にとって、共通テストの優先度は一般的に低いと伝えています。関関同立志望者、特に難関私立大学を目指す学生にとって、共通テスト対策に時間を割くことが必ずしも効率的ではないという考えに基づいています。

もう少し詳しく、以下の4つに分けて見てみましょう。

・共通テスト対策の効率性
・共通テストのハードル                                ・戦略的なアプローチ                                        ・私立大学対策の重要性                                                                                                                                                                                                                                                   

共通テスト対策の効率性

まず、共通テストと関関同立の個別試験では、求められる能力や対策方法が大きく異なります。

共通テストでは、限られた時間内で効率よく問題を解く技術が重視されます。私立大学の対策と違った点が多いので、両方の対策をするとなれば、その分、時間も多くかかるので、私立大学の対策が疎かになる可能性があります。

このため、共通テストの対策に時間を割くことは、関関同立志望者にとっては必ずしも効果的ではありません。むしろ、第一志望校の過去問演習や傾向分析に集中することが、合格の可能性を高める方法です。

共通テストのハードル

次に、共通テストのボーダーラインは高く設定され、多くの場合、85%から90%という高得点が要求されます。このボーダーラインは、私立大学専願の学生にとっては大きな負担となります。

一方で、関関同立の入試では複数の試験機会があり、いちにちですべてを出し切る必要がある共通テストとは異なるアプローチが可能です。このため、共通テストに過度に注力することは、受験準備全体にマイナスの影響をおよぼしかねません。

戦略的なアプローチ

関関同立を志望する場合、共通テストの受験について慎重に考える必要があります。中には、実際に共通テストを受けずに、申し込みだけしておくという作戦を選ぶ受験生もいます。

万一のときの保険として共通テストを位置づけながら、実際の勉強は私立大学の独自試験に力を注ぐという考え方です。このような戦略を取る受験生は、自分の状況や目標に合わせて、効率的な受験準備を行えます。

私立大学対策の重要性

関西の有名私立大学、いわゆる「関関同立」を目指す場合、最も大切なのは各大学の独自試験への準備です。これらの大学には、それぞれ特徴的な問題の出し方や、求める学生の特性があります。そのため、志望する大学の過去の入試問題をしっかり調べ、その大学ならではの問題に慣れることがとても大切です。

つまり、関関同立を目指す受験生にとっては、共通テストの勉強よりも、志望校の独自試験対策に時間をかけることが合格への近道になることが多いのです。ただし、この方法が全ての人に当てはまるわけではありません。自分の実力や目標に合わせて、どのような勉強法が最適か、これをよく考えることが大切です。

とはいえ、関関同立の受験で共通テストを使うメリットも存在します。次では、メリットとデメリットを見ていきます。

関関同立で共通テスト利用できる大学

関西大学

関西大学を共通テスト利用して受験する方法は、以下の2種類あります

1:前期・後期(独立型)

2:一般入試併用

では独立型と併用型に分けて解説していきます!

前期・後期(独立型)

関西大学の共通テスト独立型は、前期と後期があります。

前期・後期の併用型は個別の学力試験は課されません。

前期は3・4・6科目型、後期は2・3・4科目型があり、学部によって科目数が異なります。

また、英検資格などを利用できる場合などもあるので詳しくはこちらも参考にしてください!

 

併用型

一般入試併用型で必要な共通テストの科目は2科目で受験できる場合もありますが、3.4.5科目の受験が必要な学部もあります。

多くの学部が英語の試験を求められますが、中には数学、国語、理科などの、試験を求める学科もある場合があります。詳しくはこちらをご確認ください!

関西学院大学

関西学院大学も共通テストを利用して受験する方法があります!

独立型

関西学院大学の共通テスト利用の独立型は、1月出願、3月出願といったものがあります。一般入試とは異なり、この受験方法は共通テストのみで合否が決定されます。

1月出願の文系学部は3.5.7科目、理系学部は5.7科目で受験することが出来ます。3月出願は文系学部が、3,4科目、理系学部が4科目で受験することが出来ます。学部によって利用できる科目などが異なるので、詳しくはこちらをご覧ください!

併用型

併用型共通テスト利用入試は、共通テストと関西学院大学独自の個別試験を組み合わせて合否を判定する方式です。

この方式では、共通テストの外国語・国語・数学・理科・地理歴史・公民のいずれかから高得点の2科目と、個別試験の英語・数学のうち1教科を選択して受験します。

ただし、理系学部では共通テストの地理歴史・公民を選択できないなど、学部によって若干の違いもあるので注意が必要です。この併用型入試は、共通テストと個別試験の両方で力を発揮できる受験生に適しています。

同志社大学

同志社大学は他の大学を比べてシンプルな構造を持っています。多くの学部で個別試験を課さず、共通テストの結果のみで合否を判定する方式を採用しています

ですが、学部によって個別の試験を行う学部もあります。

以下の学部、学科が個別の試験を行う一覧です!

同志社大学
学部 学科  方式 試験内容
神学部 神学学科 指定なし 小論文
文学部 英文学科 A方式 英語と日本語による口頭試問
社会学部 社会福祉学科 指定なし 小論文
社会学部 産業関係学科 指定なし 小論文
文化情報学部 文化情報学科 A方式 英語・数学

立命館大学

立命館大学は4点共通テストを利用して受験する方法があります。

・2月選考(独立型)3月選考(独立型) 
・一般入試併用                                                                  ・後期分割併用                                                                                                                                                                                                                                                   
上記について一つずつ解説していきます!

2月3月選考(独立型)

選考期間 学科
2月選考 3・5・7教科型から選択可能、学部や学科によって教科が異なる
3月選考 3・4・5教科型から選択可能、2月選考よりも少ない教科数で受験可能

この入試は個別試験を受ける必要がないため、受験委かかる時間や費用を抑えることが出来るといった事がメリットとして挙げられます!

一般入試併用

一般入試併用の文系はグローバル教養学部を除いて、一般入試の英語・国語に各学部が指定する共通テストの科目の総合点で合否が判定されます。

理系は「数学重視型」「情報理工学部」に分かれており、「数学重視型」は独自試験の英語・数学に加えて、共通テストの理科と数学の2教科が必要になります!

「情報理工学部」は独自試験の英語・数学に加え、共通テストの国語と数学どちらかの高得点の教科を採用する仕組みになっています!

後期分割併用

立命館大学の後期試験に「後期分割方式」と呼ばれる入試形態があり共通テスト1科目と一般入試の英語・国語の2科目を利用して受験できます。法学部・経済学部・スポーツ健康学部のみ利用可能です。

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おわりに

関関同立では、共通テスト利用入試を実施しています。メリットもありますが、関関同立志望となるとデメリットもあるので、出願の際は考えて出願することをお勧めします!

また、大学や学部によって必要な科目などにばらつきがあるので、各大学の出願要綱をしっかり確認して出願してください。

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