子どもの英検は大学受験でいつまでに何級を取らせるべき?

2026.09.16 公開日:2026.09.17
子どもの英検は大学受験でいつまでに何級を取らせるべき?

子どもの英検は、中学卒業までに2級・高2までに準1級が理想的なペースです。「学校や周りから英検を勧められたが、何級をいつまでに取らせればいいのか分からない」という保護者の方は多いのではないでしょうか。

今から追いかけるべきかは、子どもの今の英語力と残り時間次第で判断してください。この記事では、英検が大学受験でどこまで意味を持つのか、取らせるタイミングの目安、追わせるかの判断基準まで解説します。

この記事でわかること

  • 英検を取らせる理想的なペースの目安
  • 英検を持っているだけでは合格が近づくとは限らない理由
  • 関関同立を目指す場合に英検が意味を持つ級
  • 子どもに英検を追わせるかの判断基準
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英検は中学卒業までに2級・高2までに準1級が理想的なペース

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英検®2級は「高校卒業程度」、準1級は「大学中級程度」を目安とする級です※1関関同立を目指すお子さんの場合、中学卒業までに2級を取れていると、その後の準1級への負担が小さくなります。

無理に取りに行こうとすると、一般入試対策の時間を圧迫してしまうこともあります。だからこそ、今の学年と英語力から見て無理なく届くペースかを、まず確認してください。

英検を取らせる理想的なペースと一般入試対策とのバランスを表す図解

英検を持っているだけで合格が近づくとは限らない2つの理由

英検を持っているだけで合格が近づくとは限らない2つの理由の図解

「英検を持っていれば入試が楽になる」というのは、半分正しく半分誤解です。理由は大きく2つあります。

英検の英語力と大学入試の英語力は完全には一致しない

英検で求められる力と、大学入試の英語で求められる力は、重なる部分はあっても同じではありません。英検は語彙力や、読む・聞く・話す・書くの4技能がまんべんなく問われる試験です。

一方で大学入試の英語は、長文を速く正確に処理する読解力・思考力の比重が大きくなります。

英検の級を持っているからといって、志望校の過去問でそのまま得点できるとは限りません。この点は押さえておく必要があります。

対策時間を取られて一般入試の勉強が圧迫されることがある

英検対策に時間を使えば、その分だけ英検を使える可能性は上がります。ただし、そのしわ寄せで一般入試の対策時間が減ってしまえば、合格のチャンスが実質増えたとはいえません。

特にリスニング・スピーキング・ライティングは、一般入試ではあまり配点の大きくない技能です。そこに時間を取られすぎると、本命の対策が手薄になりやすいです。

関関同立を目指すなら英検は何級から意味を持つか

関関同立を目指すなら英検は何級から意味を持つかの図解

英検の級と、実際に大学受験で優遇される度合いは、必ずしも比例しません。関関同立を目指すかで、意味を持つ級のラインが変わってきます。

準1級は関関同立で優遇される力になる

関関同立レベルで英検を有利に使いたいなら、基本的には準1級が欲しいラインです。2級と準1級の間には、単純な級の差以上に大きな実力差があります。関関同立志望であれば、まずこの差を正しく認識しておくことが出発点になります。

英検準1級が使える大学一覧も参考にしてください。

2級だけでは大きな優遇は期待しにくい

かつては2級を持っているだけで、関関同立の英語が免除される制度がある大学もありました。

ただし優遇の基準は年々厳しくなる傾向にあり、2級だけでは以前ほどの優遇は期待しにくくなっています。「2級を持っているから関関同立でも安心」という考え方は、見直しておいたほうが良いでしょう。

産近甲龍クラスなら2級の高スコアでも戦えることがある

関関同立よりワンランク下の大学群であれば、2級の高いスコアが強い武器になります。2級は英検のなかでも取得者が多いボリュームゾーンの級で、対策次第では武器にしやすい級です。志望校のレベルによって、2級で狙える範囲か、準1級まで必要な範囲かが変わってくると考えておきましょう。

英検を取らせるタイミングの3つの目安

英検を取らせるタイミングの目安の図解

英検は、行き当たりばったりで取りに行くと失敗しやすい試験です。3つのポイントから、取らせるタイミングを整理していきましょう。

中学卒業までに2級を取れていると準1級への負担が小さい

準1級まで無理なく届いている子どもの多くは、中学卒業までに2級を取り終えています。中2〜中3のうちに2級の土台を作っておくと、高校での準1級への挑戦がグッと楽になります。

高2から準1級を目指すには3〜4か月の専念期間が必要

英検未取得の状態から高2で準1級に挑む場合、最低でもまとまった3〜4か月ほどの勉強期間を見込む必要があります。0〜2か月のような短期間で合格を狙おうとすると、英語の対策に偏りすぎてしまい、ほかの科目の勉強が犠牲になりかねません。第一志望校が準1級のスコアを必須としている場合を除き、この時期からの挑戦は慎重に判断すべきです。

高2から準1級を目指す場合に必要な専念期間の目安を示す図解

優遇制度は年度ごとに変わるため最新情報を確認する

英語外部検定を使った優遇制度は、大学ごとに、しかも年度ごとに内容が変わります。数年前まで2級で使えていた優遇が、翌年には準1級レベルでないと使えなくなっているケースも珍しくありません。「去年こうだったから」という情報を鵜呑みにせず、志望校の最新の募集要項を確認する習慣をつけておきましょう。

子どもに英検を追わせるかの3つの判断基準

子どもに英検を追わせるかどうかの3つの判断基準の図解

英検を追わせるかの判断は、家庭だけで抱え込む必要はありません。3つの基準から考えていきましょう。

今の英語力と残り時間から無理なく届く級かを見極める

まず確認したいのは、子どもの現在地から見て、現実的に射程に入る級はどこかということです。中学卒業までに2級の土台があるなら準1級への挑戦は現実的ですが、高2の時点でゼロから準1級を目指すのは負担が大きくなります。届く範囲を見誤ると、英検にも一般入試にも中途半端に手を出す結果になりかねません。

学校や周囲の勧めをそのまま鵜呑みにしない

学校の先生や周りから「英検を取っておいたほうがいい」と勧められること自体は、間違ってはいません。ただし、それがその子にとって本当にプラスになるかは別の話です。周囲の勧めをそのまま受け入れるのではなく、今の学力・志望校・残り時間に照らして判断することが欠かせません。

迷ったら一般入試対策とのバランスを専門家に相談する

どちらの判断が正しいのか、家庭だけで見極めるのが難しい場合も少なくありません。子どもの今の学力・志望校・残り時間のバランスは、受験指導の専門家に相談したほうが、判断を誤りにくくなります。

英検を含めた受験計画は何から相談すればいい?

英検を追わせるかは、お子さん1人ひとりの英語力・志望校・残り時間によって答えが変わります。まずは今の学力と志望校を照らし合わせ、英検対策と一般入試対策のバランスをどう組むかを整理するところからはじめましょう。

英検が大学受験に間に合う最終期限も参考にしてください。

何から手をつければいいか分からない場合は、マナビズムの説明会・相談会にお越しください。まず勉強習慣をつけたい方にも参加いただける内容で、お子さんに合った受験計画を一緒に整理します。

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参考・出典情報

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