【夏からの文転は可能?】受験にそなえた文系・理系の選び方
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高1での文理選択のタイミングや、本格的に大学受験について考えはじめると、文系・理系をどう選ぶべき?と迷うことがあると思います。
大学受験を意識すると、その後の進路も同時に考えることになりますよね。
もちろん、将来就きたい仕事や大学で学びたいことからの逆算で、高1の時からしっかり考えた選択ができれば迷うことはありません。
ただ、高1の文理選択のタイミングでは、
「中学校の数学で困ったことは無いから」
「むしろ数学は得意な方だ」
「文転はできるって聞いたけど、理転は難しいって聞くからとりあえず理系にしておく」
といった理由で理系を選択をするのは珍しいことではありません。
そこで今日は、文理選択で迷っている高校生や、高3から文転を不安に思っている方のために、文転について解説します。ぜひ参考にしてください!
文系のメリットとは?
《大学受験勉強》と《大学へ進学した後》の、文系のメリットを5つあげていきます。
- 数学が得意であれば文系数学が有利!
- 数Ⅲと理科(物理or化学or生物)の負担よりも、国語(現代文・古文)の負担の方が軽い
- 特に私大の学費を抑えられる
- 自由がききやすい
- 時間的余裕が生まれる
それぞれについてもう少し解説します。
1.数学が得意であれば文系数学が有利!
多くの大学では、入試本番では得点調整があります。
私大文系は英語・国語・選択科目の3科目での受験がスタンダードな形です。
選択科目は、主には日本史・世界史・政経・数学(ⅠAⅡB)から選ぶことが多いです。
※大学・学部によって異なるので募集要項を確認することは必要です。
科目選択による有利・不利を無くすのが得点調整です。
多くの場合、社会よりも数学の方が平均点が低くなることが多く、その場合社会の得点は差し引かれ、数学の得点は上がりやすい傾向があります。
更に数学が得意であれば高得点のうえ、さらに得点を上に調整してくれます。
文理選択時に数学が得意だから、と理系に進み、あとから文系の志望を変えた場合、数学が有利に働きます。
2.数Ⅲと理科(物理or化学or生物)の負担よりも、国語(現代文・古文)の負担の方が軽い
理系科目の数Ⅲと理科は、よほど得意でない限り入試で得点できる力を身につけるのにはとても労力がかかります。一問一問のパンチも強く、時間もかかります。
例えば、明治大学の政治経済学部と理工学部で比較してみます。
■政治経済学部
<学部別>
国語(漢文以外)100点
英語150点
選択科目100点
└日本史・世界史・地理・政経・数学(ⅠAⅡB)から1科目
■理工学部
<学部別>
数学120点
英語120点
理科120点
└物理3題、化学3題の計6題から3題を選択
英語はいずれも勉強しなくてはなりませんので、負担は変わりません。
数学は、政治経済学部で数学を選択する場合、数ⅠAⅡBとなりますが、理工学部の数学は更に数Ⅲも必要です。
残りの科目は、国語(漢文以外)と理科(物理or化学)となりますが、漢文以外の現代文・古文と理科を比較したときに、早く合格点に届きやすいのは国語です。
受験勉強そのものの負担は文系の方が軽いというのは、多くの場合当てはまります。
3.特に私大の学費を抑えられる
出典資料によって異なりますし、実際進学する大学を比較しないといけませんが、以下のように言われています。
私立 理系(医歯以外) 550万円程度
私立 文系 400万円程度
この差があります。
4.自由がききやすい
理系は学部・学科で、大学で勉強する内容が異なってきます。
文系はもちろん学部特有の授業は存在するものの、理系よりは共通科目が多かったり、選択科目に幅があったりと、大学進学後に選べる幅が比較的多くあります。将来就きたい仕事や学びたい学問が決まっている場合でそれが理系の場合は絶対に理系がおススメですが、決まり切っていない場合は文系でやりたいことを見つけるという選択もアリです。
5.時間的余裕が生まれる
理系は学年が上がれば上がるほど実験が増えたり研究室があったりと忙しくなります。特に理論系ではなく実験系の場合は、いつ終わるかわからない実験が存在することもあります。その日はアルバイトを入れることができない・・・ということもよくあります。
文系は比較的時間内に終わることが多いです。
ここまで文系のメリットを多く解説しましたが、必ず文系!文系推し!というわけではありません。
大学で理系に進学したい場合は絶対に理系を選択するべきですし、就職時に(職種によりますが)理系が有利に働く場合も多いことは事実です。
文系で何を身につけたかわからない学生よりも、理系で専門性高く身につけた学生を企業がほしがる傾向はあります。就活時に研究内容をアピールしやすいのもポイントです。一概に文系優位!というわけではありません。
【学年別】文理選択・文系で迷う高校生のみなさんへ
文理選択で迷う高校1年生のみなさんへ
多くの高校では、高2からのクラス選択(文理選択)を、高1から考えることになります。その時に一番考えたいのは自分のなりたい『将来像』もしくは大学で何を『学びたいか』です。
高1の段階では入試を見越して選択科目もガッツリ、というよりは文理選択どうしようか、というところだと思います。ただ、安易に文系を選んだ結果、理転をすることはとてもハードルが高いものになるので注意が必要です。迷いがあるならば、自分だけで決め切るのではなく、親・先生・塾など、先のことを少なくとも自分よりは知っている人に必ず相談しましょう。
文転をしたい高校2年生のみなさんへ
高2で文転をしたい、ということは、今理系クラスにいるということですね。一度本当に文転をしたいのか、考えを整理してみましょう。
その時におすすめなのが、「やりたいこと」・「やりたくないこと」・「得意なこと」・「苦手なこと」を軸とした4象限で整理してみること!
一度立ち止まって考えた結果、文転を選ぶのであれば一日も早く国語の勉強を始めましょう。数学も社会に変えるのであれば、社会の勉強も始めましょう。学校では当然理科もあると思います。定期テストでは理科を乗り越えなければなりません。そのリスクを考えても文転であれば大いにあり得る選択です。
理系クラスでは文系科目の授業が手薄になりますし、場合によっては全て自分で勉強をしなければならないかもしれません。その時は先を見通した計画と実行力が重要になるので、塾のサポートが必要になる場合が多いと思います。
文転をしたい高校3年生のみなさんへ
高3になってから文転したい、ということはしっかり自分なりに理由を持っていると思います。それが、やりたいことが文系に定まったからなど前向きな理由のこともあれば、大学受験で物理ができる気がしないなど苦手を避けるための選択になることもあります。理由はどうであれ、一刻も早く文系の勉強を開始することが必要です。
また、高3になって、イチから文系科目の勉強をするのであれば、時間の余裕はほぼありません。ライバルは高2のスタートから文系クラスにいる人たちです。最短経路で身につけなければなりませんので、適切な計画策定とサポート体制が必要になります。
いつからなら文転をしても間に合う?
理系でも勉強をしている英語・数学の学力と志望大学のレベルによります。
マナビズム名古屋駅前校では、昨年、7月入塾時に文転を決意、南山大学に合格した生徒もいます!その生徒は数学は得意なものの、英語は基礎からのスタートでした。国語は間に合わないと判断し、英語の克服と数学の強化に絞って対策をした結果、第一志望大学の合格を掴みました!
得意科目が全くないのは、実際には苦しい戦いになります。
が、逆転合格は可能です!
受験のプロに相談した結果、国語もやめて英数2科目受験で乗り切るのも戦略のうちのひとつです。
一般的に2科目受験にするのは合格最低点も高くなったり、受験校の幅が狭くなったりとデメリットが大きいので誰でもおススメをする戦略ではありませんが、第一志望校の合格を勝ち取るためには考えてもいいかもしれません。
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