関関同立合格へ向けた進捗チェックと夏休み勉強計画の立て方
更新日: (公開日: ) BLOG
関関同立を目指す受験生にとって、6月は「合格可能性を左右する分岐点」と言われます。
春から始めた勉強の成果が少しずつ見え始める一方で、「思うように成績が伸びない」「模試の判定がE判定だった」と悩む人も少なくありません。
しかし、実はこの6月こそが“本当の受験勉強”のスタートラインです。
ここでの進捗を正しく見直し、夏休みの勉強計画を立てることで、関関同立合格の可能性は大きく変わります。
また現在、もし少しでも受験に関して不安がある、勉強法が分からないといった
悩みを持っている人がいましたらいつでもマナビズムの無料受験相談にお越しください!
受験のプロがあなたの悩みを解決します!
では本編です!
◆ 6月は「現状把握」と「弱点発見」の月
6月の模試結果を見て落ち込む必要はありません。
むしろ、現時点での得点データは、これからの学習方針を立てるための貴重な材料です。特に重要なのは、「自分の立ち位置を客観的に知ること」。
例えば、関関同立を目指す場合、合格者の多くは夏前の模試で偏差値55前後を取っていることが多いです。
もちろん、これはあくまで目安であり、6月時点で50前後でも夏の学習次第で十分に逆転可能です。
むしろ「どの科目が足を引っ張っているか」「基礎問題での失点が多いのか応用問題に弱いのか」を分析することが大切です。
◆ 科目別にみる6月の進捗チェックポイント
【英語】
関関同立の英語は語彙量・速読力・文法の精度のすべてが問われます。
6月時点では「基礎英文法」と「英単語1500〜1800語レベル」がしっかり定着しているかを確認しましょう。
文法問題集で8割を安定して取れる状態が理想です。
【国語】
現代文では「本文の論理構造をつかむ練習」を、古文では「単語と文法の暗記の完成度」を確認しましょう。
6月に多いのが“なんとなく読んでいる”状態です。
特に古文は、助動詞・敬語・識別を中心に基礎を固めておくことで、夏以降の読解が一気に楽になります。
【日本史・世界史】
この時期は「通史を一周」できているかどうかがカギです。完璧に覚えきる必要はなく、「どの時代にどんな流れがあるか」をざっくり把握しておきましょう。夏休み以降は“インプットからアウトプット”への切り替えが始まります。
◆ 模試の「判定」よりも「正答率分析」に注目
6月の模試結果を見ると、つい「E判定」や「D判定」に目がいってしまいます。
しかし大切なのは偏差値ではなく、「あと何点でC判定・B判定に届くのか」を具体的に把握することです。
模試の個人成績表には、各大問ごとの正答率が記載されています。
「全国平均正答率70%の問題を落としている」なら、それは単純な知識不足です。
一方、「正答率20%の難問で落としている」なら、今の段階では気にする必要はありません。
6月は「基礎の抜け」を洗い出し、7月〜8月で一気に修復する期間です。
◆ 夏休みの勉強計画:3ステップで立てる
夏休みは「1日10時間勉強」というイメージが先行しがちですが、最も重要なのは「計画の質」です。
ここでは関関同立志望者におすすめの3ステップ勉強計画を紹介します。
STEP1:科目別の優先順位を決める
模試結果をもとに、「得点源科目」「強化科目」「苦手科目」に分類しましょう。
- 得点源科目:維持と演習中心(例:英語長文、国語現代文)
- 強化科目:基礎復習+応用(例:古文文法、日本史近現代)
- 苦手科目:毎日少しずつ継続(例:英語文法、世界史細部)
STEP2:1週間単位のスケジュールを作る
「夏休み40日分の完璧計画」は続かないことが多いです。1週間単位で、達成度を振り返る方式にしましょう。たとえば、
- 月〜金:インプット中心(暗記・基礎固め)
- 土:演習・過去問1年分
- 日:復習・翌週計画
というサイクルで回すのが現実的です。
STEP3:模試を“確認テスト”として活用する
8月には全統記述模試や駿台ベネッセ模試などが実施されます。ここでの目標は「偏差値5アップ」。
結果そのものよりも、春からの成長を測る意識で受けましょう。夏の成果が数字で見えると、自信にもつながります。
◆ 成績が伸びる人の共通点は「復習習慣」
多くの受験生が見落としがちなのが「復習の仕方」です。
模試や問題演習の復習は、“間違えた理由を1行で書く”のがポイントです。
「語彙の意味を知らなかった」「文法構造を誤解した」など、原因を明確化しておくことで、同じミスを防げます。
特に夏は演習量が増えるため、復習ノートを作っておくと後半戦で大きな武器になります。
◆ 6月〜夏を乗り切れば、関関同立は十分狙える
6月は焦りと不安が入り混じる時期ですが、正しく計画を立てて行動すれば、合格可能性は確実に上がります。
実際、模試でE判定から逆転合格した受験生の多くは、「夏に基礎を完成させた人」です。
関関同立の入試は、決して“センス”ではなく“積み上げ”で決まります。
今の自分の位置を冷静に見つめ、1日1日の勉強を確実に積み重ねていきましょう。
◆ まとめ:6月〜夏の戦略ポイント
- 模試判定よりも「分析重視」
- 夏休みは“弱点修復”と“基礎完成”が最優先
- 1週間単位で勉強を見直す
- 復習ノートで知識の定着を可視化
- 夏を制する者が、関関同立を制する
この6月をどう過ごすかで、秋以降の伸びがまったく変わります。
焦らず、しかし確実に。6月の努力が、冬の合格通知につながります。