【保護者様必見】無意識にやっている受験直前に邪魔になる行動
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はじめに
こんにちは!
地域で難関私大への圧倒的合格率を誇る関関同立専門塾マナビズム茨木校舎です!
そろそろ受験が近づいてまいりました!
受験直前期は、受験生はもちろん、保護者様の注意が必要です。というのも、受験生が、直前期で焦っている状態の時に、意欲をなくしてしまう行動や言葉をかけてしまいがちになるからです。そこで今回は、無意識にやっている受験直前にありがちな子供との接し方について3つお話していきます。保護者様必見です!
やってしまいがちな行動3選
年末年始クリスマス等のイベントに誘う
1つ目の行動は、「年末年始クリスマス等のイベントに誘う」です。これは思わずやってしまいがちな行動ではないでしょうか!?
受験生にとって、冬の時期は1年の中でも特に学習への集中度が高まる大切な時期です。しかし、クリスマスや年末年始は家族で過ごす特別なイベントが多く、「せっかくだから一緒に出かけよう」「この日くらいは休んでもいいよね」と声をかけたくなるものです。
もちろん、家族との時間はとても大切ですし、息抜きをするのも悪いことではありません。ただ、受験生にとっては“ペースを崩さないこと”が何より重要になります。たとえ半日でもリズムが変わると、翌日の集中力や学習の流れに影響してしまうことがあります。
誘う側には悪気がなくても、受験生本人は「行きたいけど行っていいのかな」「勉強しないといけないのに…」と迷いが生まれ、気持ちが乱れることもあります。
だからこそ、この時期だけは少し我慢していただき、受験が終わったタイミングで思い切り楽しむ時間を作ってあげるのが理想です。
言葉を選ばずに伝える
2つ目の行動は、「言葉を選ばずに伝える」です。想像しているよりも、保護者様の言葉は、お子様に影響を与えます。
普段あまり言う事を聞かない受験生でも、受験直前の繊細になりやすい時期になると、保護者様に少し言われたことに敏感に反応してしまうことがあります。
家族、身内だからこそ、距離が近いゆえに、強めの言葉を伝える時はあると思います。
例えば、「あんた、そんなんやったら落ちるで」などの強めで話してしまうかもしれません。
たしかに、お子様が全然勉強していなかったり、成績が伸びていなかったりすると、こんな言葉を言いたくなる気持ちは分かります。
ただ、例えば、ママ友がよくないことがあった時に「あんたそれよくないよ」など伝えないと思います。もう少し言い方を気にして伝えると思います。
直前期だからこそ、コミュニケーションを取る上での言葉を選んでいただきたいです。
ネガティブな言葉を多用する
3つ目の行動は、「ネガティブな言葉を多用する」です。
保護者様との面談の際に
「うちの子、本番になると、普段の結果が出せなくなったりするんですよね」
と聞くことは珍しくありません。
しかし【本番になったら力が出せなくなる子】というレッテルを言葉で浴びせてしまうと、受験生本人が「私は、本番で結果を出せない人なのかな」という基準ができてしまいます。そうすると、本来、本番でも力を出せる人間だったのに、緊張で力を発揮できなくなることがあります。
つまり、ネガティブな言葉によって、アイデンティティが形成されてしまうのです。
苦手なものがあっても、案外やってみたらできることは多いと思います。
やる前から、「できない」「大事な時ほど実力を出せない」など考えるのではなく、「チャレンジしてみよう」「絶対できる」とお子様を信じてあげてほしいです。
今井先生の意見
私が校舎長をやっていた頃、12月上旬に、受験生が「保護者様からこんなこと言われたけどどうすればいいですか?」とよく相談を受けていたのは、
「年末年始やクリスマスに家族でなんかしよう」
「その時くらい勉強しなくてもいいんじゃない?」
という保護者様の言葉です。
もちろん、普段受験生のお子様が頑張っているからこそ、休息の時間も与えたいという気持ちはよく分かります。しかし、そもそも受験生自身が「自分が勉強したらいい」と思っているのであれば、絶対勉強するべきだと私は思います。
年末年始やクリスマスの時期は、受験直前期で最も切羽詰まっており、数字や結果と常に向き合っている期間です。
よっぽどの余裕(例えば、過去問で合格最低点から+30~40を常に取っている状態)がない限り、直前期に勉強の手を止めるのはおすすめできません。
まったく点数が取れていない状態かつ受験生自身が「勉強をしなければならない」と感じているのであれば、イベントに誘うことは控えてほしいと考えています。
八澤先生の意見
受験直前期だからこそ最も重要なのは、基準作りだと思っています。
例えば、「夏休み1日12時間くらい勉強しよう」など当たり前の基準を高くすることが大事です。
そこで、私たちマナビズムが「年に1回くらいしかないのだから、年末年始やクリスマスくらいは、家でゆっくりしといたら」と言うのは、非常に無責任だと考えます。しっかりと保護者様からのお月謝をいただいて、指導させていただいている身としては、基準を下げていいことなど一切ないと考えております。
塾講師と同じように、保護者の方も受験生にとって非常に影響力を持っていると思います。
『大学合格』を1番の目標にするのであれば、受験直前期のイベントのお誘いは、あまりいいものとはいえないと考えています。
まとめ
これらの3つの行動を保護者様がとってしまわれると、受験生にとって大きな影響を与えてしまうことがお分かりいただけたでしょうか。
特に、1日でも勉強から離れてしまうと、元のリズムに戻ることがとても難しくなるという点は、毎年多くの受験生を見ていて強く感じるところです。
例えば、12月31日に少し勉強から離れてしまうと、「気づけば3が日まったく勉強できなかった」ということは本当によくあります。
年明けに講師が「塾が空いていなかった期間、頑張って勉強できた?」と聞くと、受験生が「それが、あまりできなくて……」と答えることも珍しくありません。
受験直前期は、ちょっとしたきっかけで勉強のペースが乱れてしまいます。だからこそ、保護者様には今回の3つのポイントを意識していただき、お子様が最後まで走り抜けられる環境づくりをお願いしたいと思います。