才能はいらない 数学の勉強法
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こんにちは!マナビズム姫路校です
今回は
数学の勉強法について話そうと思います
数学が苦手で
理系に進むのは諦めようと思っている方や
数学は才能だと思っている方は必見です
才能はいらない!
数学に才能はいりません
必要なのは才能ではなく勉強法です
数学が得意な人たちは
才能ではなく
勉強法によって
点数が取れているんです
誰からも教えられずに
正しい勉強法ができるのは
なぜなのか
それは疑問を解決しようとする
好奇心が強いからです
公式1つにしても
なぜ成り立つのか知らずに使うのが嫌で
自然と公式の証明の勉強をします
数学が得意な人は
性格によって正しい勉強法を
身に着けているのです
数学が苦手で点数が取れない人は
別に性格を変える
必要はありません
勉強法を改善することで
飛躍的に点数を伸ばすことができるんです
・勉強法
公式の証明、導出
先ほども話しましたが
勉強法1つ目は公式の証明です
証明をすることで
数学的な考え方や
気持ちを知ることができます
数学的な考え方の代表例は
問題の変換です
問題をわかりやすくするために
問題の視点を変えるんです
簡単な例だと無理数が
分数で表せないことを使った
√2が無理数であることの証明です
無理数から有理数に視点を変えること
そして無理数が
分数で表せないことに着目することで
簡単に証明ができるようになります
このような視点の変え方は
公式の証明をすることで
身に付きます
次は数学的な気持ちです
「平方根の中に多項式は嫌」
「分母に多項式は嫌」
「規則性があれば嬉しい」
など数学の問題を解くときには
このような気持ち
になってほしいんです
なぜなら問題解くときに
この気持ちになれれば
次に何をすべきかわかるからです
公式の証明をすることで公式も覚えられて
方針の進め方も知れるので
一石二鳥です
ひたすら計算の練習
数学が苦手な人を
多く見てきましたが
1つわかりやすい共通点があります
それは計算が遅いことです
計算が遅いだけで
数学は解けなくなってしまいます
なぜなら
問題の先を読むことができないからです
基本的に数学は
逆算して方針を立てます
そのため
計算が遅いとだいたいの見通しができず
問題に手を付けることが
できなくなってしまいます
数学の計算は
流れるようにできなくてはいけません
そのためにも
簡単なものでいいので計算の練習を
必ずしましょう
ちなみに
僕が実際に行っていた計算練習は定積分です
解法暗記
数学は暗記か否か
よく数学の勉強法で
議論になる話題だと思います
数学は多数の分野があり正直
思考力や発想力だけで突破するのは
かなり難しいです
なので
解法暗記をする必要があるんです
解法暗記のやり方を説明します
教科書の例題をまず見てください
そして
問題文をしっかり読んでください
次に解法を読みます
そして解法を読んで
なぜこの公式を使っているか
分からなかったら
理由を調べてください
そしてこの理由を加えた解法に
自分で書き直します
最後に
解法を見ずに問題が解けたら終了です
まとめてみると
①問題文をじっくり読む
②解法をじっくり読む
③なぜこの公式を使うか
わからない箇所は理由を調べる
④理由を加えた丁寧な解法に書き換える
⑤解法を見ずに問題が解けたら終了
解法暗記といっても
文字列として覚えていても
何も意味がありません
論理的に覚えることを意識しましょう
時間を測らない演習
続いて演習のやり方についてです
まず参考書は
チャート式などの網羅系参考書で
例題が毎ページに載っているものを
使いましょう
様々な難易度が収録されており
自分のレベルを
把握することができます
チャート式を例に使い方を紹介します
チャート式には
例題がページごとに載っています
この例題を使って
解法暗記をしてください
解法暗記が終われば
問題を解いていきましょう
問題を解くときの注意点なのですが
すぐに答えを見ないようにしましょう
初歩的な間違いであれば
すぐ答えを見る必要があるのですが
解法暗記をしているので
初歩的な部分で
分からないことはないはずです
なのでじっくり考え
短くて10分長くて30分は考えることに
時間を使ってください
問題が解き終われば
答えはすぐに見ましょう
1ページ終わってからまとめて
丸付けは絶対にしないでください
まとめて問題を解くと
1問目の間違いを引き継いで
2問目を解いてしまいます
このやり方は
2問目を解く価値を下げてしまいます
またまとめて丸付けをしたときに
間違いがたくさんあると
やり直しをする気力が
なくなってしまいます
なので丸付けは
1問解くごとにやりましょう
まとめると
①例題がついている網羅系参考書を使う
②例題の解法暗記をする
③手が止まった時に考える時間をとる
④1問解くごとに丸付けをする
時間を測る演習
本番の演習では
制限時間があります
もちろんですが
この時間内に解けなければ
点数につながりません
解き方はわかるのに
時間が足りなかったら
嫌ですよね
そんなことにならないためにも
時間を測りながら演習をする必要が
あります
時間を測った演習とは
単純に本番のように
問題を解くことです
参考書は
所要時間が書いてあるものや
過去問を使いましょう
過去問は
別に志望校のものである必要はなく
自分の志望校と傾向が似てるものや
偏差値帯が同じものを選びましょう
時間を測らない演習と違って
1問ごとに丸付けをしなくていいです
全て解き終わってから
まとめて丸付けをしましょう
できていない分野があれば
その分野の時間を測らない演習
をしてください
・勉強をする上での注意点
字と図はきれいに書く
字をきれいに書くことで
計算ミスが減ります
また図をきれいに書くことで
問題の解像度が上がり
理解がしやすくなります
普段から意識していないと
本番にきれいに書くことはできません
なので普段の演習から意識しましょう
回答を数式だけにしない
計算問題であれば
数式だけで問題ないのですが
それ以外はなるべく
日本語の説明を付け加えましょう
数式と日本語を使うことで
脳内の思考回路を紙に
表すことができるんです
またその公式を使う理由を書くことで
その公式の特徴を
理解することができます
最後に
数学の勉強法は以上です
このすべてを実践することは
時間がかかります
ただ必ず数学力は身に付きます
数学は積み上げていく学問です
どこかの分野で手を抜くと
その後の分野で
必ず躓いてしまいます
なので数学ができるようになりたい人は
必ずどの分野でも
この勉強法をしてください
数学の力がついていくのを
ひしひしと感じられるはずです