【2022年度最新】大阪公立大学の英語入試問題の傾向|おすすめ単語帳や問題集も厳選して紹介!
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こんにちは、マナビズム姫路校です。
大阪公立大学は、大阪市立大学と大阪府立大学を母体し、2022年4月に開校する新しい公立大学です。2022年度入試の倍率は前期日程2.7倍、中期日程14.0倍、後期日程8.4倍と、開学初年度から人気となっています。幅広い学問領域を擁することが特徴で、学生数は約1万6千人と全国でも最大規模の公立総合大学になります。
今回はそんな大阪公立大学の英語個別試験の傾向と対策、勉強法について紹介します。
大阪公立大学の英語 試験問題の概要
大阪公立大学は2022年度入試が開学最初の試験になります。公式ホームページでサンプル問題が紹介されていますので、ぜひチェックしてみてください。
大阪公立大の英語は①長文読解、②長文読解、③和文英訳(英作文)の大問3題構成となっています。
大阪公立大学の問題構成
大問番号 | 問題内容 | 配点 |
---|---|---|
第1問 | 長文総合問題 ※穴埋め問題、下線内容説明、和訳問題を含む |
35点 |
第2問 | 長文総合問題 ※穴埋め、下線部内容説明、英文和訳、文中並べ替え、内容一致 |
35点 |
第3問 | 和文英訳 ※3か所の下線部の文学・評論的文章の和文英訳 |
30点 |
長文読解のレベルは、標準-やや難といったところでしょう。試験時間は100分。3題を解ききるには、時間配分とバランスが重要です。
問題構成は一般的な国公立大学と同じように、英文和訳、内容説明や和文英訳など、英文内容理解、記述、論述問題が主体となっています。正解するためには、英文を正確に解釈して(英文解釈)、それを正しく記述する力(記述力)が求められる問題だといえます。
テーマにも特徴がある!
テーマの選定にも特徴が出る可能性があります。
元大阪市立大学では科学系や医療系分野の内容がよく出題されてきており、同じ路線が継承されることが考えられるからです。普段読み慣れていないのテーマの長文にも積極的に取り組み、慣れておく必要があるとともに、内容にも興味を持つようにすればなおいいでしょう。
単語力は必須!
また、全体的に高レベルの単語力が必要となってきます。
難しい単語には注釈がついていることが多いですが、中には難しい単語を知っていないと解けない問題もあります。
長文読解(語句の穴埋め)に関しては、品詞を区別する力があれば、得点することができます。ただし、難しい単語も中にはあり、満点を取ることは非常に厳しいです。
総評
大阪公立大学の問題は、高い単語力と長文読解力が要求されます。ただし問題自体の難易度は高すぎるということはありません。英語の基礎がしっかりできていれば、ある程度得点することができるでしょう。
大阪公立大学の英語対策
単語と文法を優先的に!おすすめ単語帳も紹介
単語と文法があいまいな状態で、いきなり公立大レベルの長文に取り組むのは避けましょう。効率が悪く、挫折する可能性も高いです。
まずは、単語と文法に集中的に取り組み、基礎を積み上げましょう。英単語が苦手な受験生は、スキマ時間こそ活用します。何かをしながら10個、移動先でまた10個、あそこでも10個……など、常に単語帳を持ち歩き、こまめに覚える習慣を身につけてください。
おすすめの単語帳も紹介しておきます。
『システム英単語』(駿台文庫)に載っている単語は、日本語を英語にするところまですべて暗記するつもりで取り組んでください。
単語の基礎に不安のある人は、は問題形式の『英単語ターゲット1400実戦問題集』もおすすめです。覚えつつ、すぐに回答を見てクイズ形式でチェックしていきましょう。
応用レベルの英単語や、英単語の最終仕上げをしたい受験生には、『英単語ターゲット1900 実戦問題集』もおすすめです。クイズ形式にし、すぐに答えを見ながらチェックしていきましょう。
短期集中で単語と熟語の力を効率的に仕上げたい人には、『DUO Select』がおすすめです。
文法は決めた1冊を徹底的に
文法・語法については、『Scramble』か『Next Stage』『頻出英文法・語法問題1000』のような総合的参考書のうち、取り組みやすいものを一通りこなしておけば万全でしょう。
英文解釈も丁寧に進めよう
単語や文法がある程度できるようになったら、次は英文解釈に取り組みましょう。英文解釈では、以下のような参考書をお勧めしています。
大阪公立大の長文は、一文一文、内容の流れをイメージしながら(何のお話だろう)と把握しながら読み進める読み方、つまり「精読」が有効です。精読の力をつけるには、一文ずつ正確に和訳する練習が最適。
またとにかくいろいろな英文に数当たり、同時通訳のように和訳してみる練習も効果的です。正しい日本語の文法や字面にとらわれず、とにかく「内容を言ってみる」ことが大切です。
咄嗟に日本語しようとしたときに、流れるように日本語が出てこないところが、すなわちわかってないところということ。分かっていないところは素直に和訳例を見て、内容の流れを理解していきましょう。どの大学の長文問題にも当てはまりまりますよ。
英文和訳や内容説明問題で得点できるようになるには、この意識が重要です。
英文解釈ができるようになったら、長文読解を行っていきましょう。
様々なテーマの長文をに慣れておくためにおすすめの問題集には次のようなものがあります。
大阪公立大の過去問演習 やり方
夏休み明けくらいには過去問にも取り組み、大阪公立大学の出題形式に慣れておきましょう。また単語帳も1冊は終わっている頃かと思いますから、過去問に入るタイミングで難易度の高い単語帳に取んでも良いですね。
レベルの高い単語帳には、次のようなものがあります。
『話題別英単語』は、名前の通り多彩な話題によくでる単語を集めたもの。
扱う内容はグローバル化、経済、社会問題、環境問題、科学、医学、生命倫理、言語、心理学、哲学、インターネットなど様々です。それぞれのテーマ別に英単語、長文が収録されており、効果的に公立大学の単語、エッセイ読解対策を行うことができます。
和文英訳(英作文)
大阪公立大の英作文のレベルは高めといえます。英作文は、普段から練習をしている人としていない人で一番差がつく分野ですから、しっかり対策していきましょう。
英作文はさまざまな日本語を英文に直す練習をします。また訳したものが正しいかどうか、第三者に添削してもらいましょう。
国公立の入試位問題でも、中学生の英文法レベルでミスする受験生もいます。三単現のSを忘れたり、過去時制の日本語を現在時制で書いてしまったり、単数と複数を間違ったり、不可算名詞なのに不定冠詞やSを付けたり、簡単な単語の綴りをミスしたり……。
英作文は減点法で採点されます。一つ間違うごとに、1~2点ずつ減点されるので、不安なく書ける文法や単語で書くことも大切です。
公立大の英作文は、構文を理解し、英作文の問題集の数をこなしていれば、決して乗り越えられない壁ではりません。
ただし、与えられた日本語にアカデミックで文学的なニュアンスがあるなど、癖があることも。いきなり英語にしようとはせず、英語にしやすい日本語に一旦おきかえる、いわゆる「和文和訳」の力も求められるでしょう。
公立大の英作文対策には、例えばこのテキストなどがおすすめです。
まとめ|総評
上記のように、英語は大問3題構成です。100分で長文を2題とかないといけませんから、速読力も必要となるでしょう。
また内容一致問題にも特徴があります。大阪市立大の過去問に取り組み、傾向を理解しておくようにしてください。自分なりの解き方を身につけておくと、本番でも力を発揮できますよ。
また設問の形式が非常に幅広い点にも注意してください。内容説明、内容真偽、空所補充、同意表現、整序問題、そして英文和訳と出題形式が非常に豊富です。
問題3の英作文は、いきなり英語に直訳するのは難しいはずです。与えられた文章を、一旦やさしい日本語に置き換えるワンクッションをはさんでください。自分が書きやすい、無難な英語で書けるように日本語を変換する手間が正解につながります。文学的日本語も登場しますから、できるだけシンプルな日本語に直す練習をしていきましょう。
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