【大学受験】夏休みに受験勉強をしていない・できなかったキミがやるべきこと
更新日: (公開日: ) COLUMN
夏休みに「勉強するぞ」と意気込んでいたキミ。最低目標も立てていたはずです。
しかし、気がつけば勉強をしていない、もしくは勉強できなかった日が続いてしまった人もいるはずです。
今、ラクな選択をするのは、心のストレス(不安や緊張)を減らす意味では正解かもしれません。
しかし、夏休みが終わってから受験本番までは約5〜6か月です。
志望する大学に合格する前に、「不合格」という言いたくない3文字が頭に浮かぶのはだれもが嫌なはずです。
そこで今回は、夏休みを終えた大学受験生がこれから何をすべきなのかを紹介します。
夏休みに勉強しなかった、または勉強ができなかったなら必見です。
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「夏、全然勉強できなかった…」というキミに向けて、今井先生が本気で怒り、そして本気で伝えたい話です。
もうその日々は帰ってきませんが、今ここから変われます。
大学受験、そして関関同立を本気で目指す人のための、逆転の9〜1月戦略を語ります。
以下では、動画を見られない方に向けてテキストでまとめましたので、ぜひご覧ください。
夏休みに勉強していないけど受験は間に合う?

結論からいえば、夏休みに勉強していない受験生でも勉強は間に合います。ただし、本気でやればの話です。
本来、夏休みは「合格の要因」にすべき期間です。
「合格の鍵は、夏の1〜1.5か月におよぶ血のにじむ努力でした」と胸を張っていえる夏にできたかがすべてです。
- 朝から塾が開いていなかった
- 友達と遊んで戻るのに時間がかかった
後悔はいろいろありますが、その日々は帰ってきません。
だからこそ、夏休みに勉強をしていない今の状況から巻き返すための勉強計画が必要です。
夏休みに勉強しなかった・できなかったらどうなるか

大学受験生が夏休みに勉強しなかった、または勉強ができなかったら以下の状態に陥ります。
- 周りと学習時間の差が生まれる
- 志望校に届かなくなる
周りと学習時間の差が生まれる
もしキミがほとんど勉強していなかった場合、時間差はそのまま学力差になります。
大学受験に向けて夏休みに勉強していた受験生との差は、以下のとおりです。
- 1日6〜8時間勉強した場合 → 合計 240〜320時間
- 1日12〜14時間勉強した場合 → 合計 480〜560時間
この差を9月から2月の約5か月で埋めるには? 相当な努力が必要だとわかるはずです。
夏休みに勉強をしていない結果として、ライバルに負けた状態からスタートしなければならないのです。
志望校に届かなくなる
夏休み明けの9月や10月に受ける模試の結果は、ほかの受験生と比べてどうでしたか。
夏にしっかり勉強した受験生との差が、点数として明確に表れていたはずです。
E判定やD判定を取って、はじめて「本当にやばい」と実感できる受験生がほとんどです。
しかし、秋の模試はあくまで現時点での実力を示すもの。
本番までにどれだけ伸ばせるかが、本当の勝負所です。
夏休みに勉強ができなかったとしても、今から挽回すればまだ間に合います。
夏休みに勉強できなかったキミがやること

大学受験を本気で目指し、志望校に合格したいのであれば9月・10月で気合いを入れ直してください。
11月までに大学別配点の模試で自分に合う大学を測り、以降の3か月は「本格的な過去問演習」です。
大学受験に使える期間は、残り約5か月です。
学校が終わったら一番に教室を出て、家や自習室で勉強してください。
例えば難関私大を目指すなら土日は14時間、量だけでなく「過去問分析」が相当大切です。
志望校合格に必要な残り時間を計算する
私立大学の入試は、2月上旬から実施となります。
夏休み明けの9月1日から計算すると、約5〜6か月、日数にして150〜180日です。
平日は学校があるため1日4〜6時間、休日は8時間勉強すると仮定してください。
そうすると、以下の日数があるとして計算したら、合計約1000時間の学習時間は確保できます。
- 120日
- 60日
この時間を何に使うかで合否が決まります。
志望校の過去問を分析し、何点取れば合格できるかを確認してください。
そのために何を勉強すべきかを逆算して計画を立ててほしいのです。
夏休みに勉強をしていない時間は取り戻せません。
しかし、今から使える時間は十分にあります。
関連記事:受験勉強はいつからだと手遅れ?今からでもできることを確認
難関私大を目指すのであれば猶予はない
正直、大学であれば「どこでもいい」なら無理に頑張らなくてもいいという見方もあります。
- 近大
- 龍谷
- 大経済
などであれば、相応の努力で受験を終えて、春休みいっぱい遊んで大学生活をはじめる受験生もいるはずです。
ただ、どうしても難関私大、例えば関関同立に行きたいのであれば時間が足りません。
色々なものを断ち切っても努力して、この合格をつかみ取り、4年間を素敵に過ごしたい。
そして納得のいく人生を掴みたいと本気で覚悟できるなら、まだまだ可能性はあります。
- 夏休みに勉強ができなかったけど、9・10月から本腰入れてやれたから合格できた
そういえる5か月を目指すために、この瞬間から動き出してください。
関連記事:【大学受験】高3から受験勉強は遅い?合格に間に合うためのスケジュールや勉強法を解説
夏休み明けから忙しくても勉強時間を伸ばす方法

大学受験を控えた受験生の夏休み明けは学校もはじまり、忙しくなります。
そのような状況下で、勉強時間を伸ばすのであれば以下の5つを試してください。
- 勉強時間を「増やす」ではなく「減らす」発想を持つ
- 生活全体を可視化し「残り時間」を把握する
- 無駄な時間を徹底排除する
- 勉強計画を立て、タスクベースで管理する
- 緊急度×重要度で優先順位を決める
勉強時間を「増やす」ではなく「減らす」発想を持つ
大学受験を控えた受験生は「勉強時間をどう増やすか」を考えますが、それは誤りです。
本当に必要なのは、「勉強していない時間を減らす」ことです。
1時間、2時間と少しずつ増やしていくのではなく、「勉強以外に使っている時間をどれだけ削れるか」を基準に考えてください。
すべての非勉強時間を「削除対象」として扱い、「それ以外はすべて勉強時間」というマインドに切り替えましょう。
夏休みに勉強しなかった分、それを今から取り戻すには発想の転換が必要です。
生活全体を可視化し「残り時間」を把握する
大学受験に使える1日の24時間から、生命維持に必要な活動を引きましょう。
| 項目 |
時間 |
|---|---|
| 睡眠 | 7時間 |
| 食事や休憩 | 2時間(朝・昼・夕の合計) |
| 移動時間 | 2時間 |
| 学校(授業時間) | 6〜7時間 |
| 塾・予備校・部活 | 3時間 |
もしこのような生活なら合計で約20時間、残り4時間が純粋に自由に使える時間です。
この時間を「捻出」するのではなく、「もともと存在する」と理解してください。
もし、部活をしていない場合は6〜7時間、土日なら通学も学校もないので最大12時間勉強に充てられます。
これが「普通」であり、「例外」ではありません。
夏休みに勉強ができなかったとしても、今からこの時間を活用すれば挽回できます。
無駄な時間を徹底排除する
大学受験で夏休みに勉強をしていないのであれば、無駄な時間の排除も必要です。
スマホやSNS、動画、ゲームなど「緊急でも重要でもない時間」を切りましょう。
これらは勉強時間を削る敵です。
一見「息抜き」に見えても、結果的に時間泥棒になります。
「見直せる点を正す」だけで、学生は1日あたり2〜4時間のロスを回収できます。
夏休みに勉強していない時間を取り戻すには、無駄な時間をゼロにするのもまた一案です。
勉強計画を立て、タスクベースで管理する
大学受験では、以下のように計画を立ててタスクベースで管理するのも有効です。
- 「何を」
- 「いつまでに」
- 「どの順序で」
というように、何をやるかを明確にしてください。
勉強計画は「今」から積み上げるのではなく、未来から逆算します。
- 例)志望校のレベル → 半年後の到達点 → 今月やるべきこと → 今週のタスク
1週間単位で「達成すべき内容」を設定し、時間管理ではなくタスク管理を行いましょう。
他方、1日ごとに細かくスケジュールを区切ると失敗します。
達成できなかったときのストレスで、勉強の継続率が下がるからです。
夏休みに勉強しなかった分、計画的に進めれば効率を最大化できます。
関連記事:高2の受験勉強スケジュール|時期別に大切なポイントや年間・1日の計画について解説
緊急度×重要度で優先順位を決める
最後に、大学受験では勉強以外の行動も「重要度」と「緊急度」で仕分けしてください。
- すぐに行う(命や安全に関わる内容)
- 意識的に時間を取る(受験勉強・健康管理・親孝行など)
- 排除する(SNS・ゲーム・惰性的な付き合い)
受験勉強は「緊急ではないが重要」な優先順位です。
この領域にどれだけ時間を注げるかで、最終的な合否と人生の充実度が決まります。
夏休みに勉強ができなかったという過去は変えられません。しかし、今から優先順位を変えられます。
夏休みに勉強をしていないなら2つの観点が重要

大学受験の結果を変えるのは、「考え方」と「仕組み」という2つの観点が重要です。
「頑張る」ではなく、「仕組みで動く」のが基本。
勉強時間を伸ばすコツは、モチベーションではなく構造設計にあります。
毎日を「計算されたサイクル」に変えれば、だれでも4〜6時間の安定した勉強時間を確保できます。
もし、自分でサイクルを作れないなら、マナビズムへ相談してください。
マナビズムでは、1人ひとりに合わせた勉強計画を作り、「何をどう勉強すればいいか」を明確にします。
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□具体的に何から始めたらいいかわからない
□合格までの計画を立ててほしい
□1人で勉強を進められない
□勉強しているが成績が伸びない
上記に1つでも当てはまる受験生は今すぐ無料受験相談にお問い合わせください。
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まとめ
夏休みに勉強しなかった、または勉強ができなかったとしても、今から行動を変えれば受験は十分に間に合います。
残り約5か月であっても、約1000時間の勉強時間を確保できるからです。
大切なのは、無駄な時間を削り、計画的に勉強することです。
マナビズムでは、夏休みに勉強していない受験生でも逆転合格できる勉強計画とサポートを提供しています。
一人で悩まず、まずは無料受験相談で状況を聞かせてください。プロの講師が最適なプランを提案します。
よくある質問(FAQ)
大学受験生が夏休みに勉強しなかったらもう手遅れですか?
大学受験生が夏休みに勉強しなかったとしても、決して手遅れではありません。重要なのは今から何をするかです。
残り5〜6か月で約1000時間の学習時間を確保できます。夏休みの遅れは十分に取り戻せます。諦めずに今すぐ行動をはじめましょう。
大学受験生が今から偏差値を10上げることは可能ですか?
大学受験生が今から偏差値を10上げることも可能です。ただし、正しい勉強法と継続的な努力が必要になります。
偏差値は固定されたものではなく、適切な学習方法と十分な努力によって向上を目指してください。毎日コツコツ努力を続ければ、必ず結果は出ます。
大学受験生が夏休みの遅れを取り戻すには1日何時間勉強すべきですか?
難関私大を目指す高3は、1日最低でも4時間以上、理想的には7〜9時間程度の勉強時間を確保するのが望ましいです。
平日は4〜6時間、休日は8時間以上を目安にしてください。ただし、いきなり長時間勉強するのが難しい場合は、少しずつ時間を増やしていきましょう。
大学受験生が秋から塾に通うのは遅いですか?
大学受験生が秋から塾に通うのであっても、遅くありません。9月から新しいクラスが編成されるため、このタイミングでも入塾できます。
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