大学受験を控えた9月の勉強計画!しんどい時期を乗り越える具体策は?
更新日: (公開日: ) COLUMN
9月にもなれば、ほとんどの学生が大学受験に向けて本格的に勉強に取り組んでいます。
ただ、勉強の進捗状況は人によってさまざまです。
悩みを解決するためにやるべきこと、優先して解決すべき課題も違います。
勉強計画はより個人にフィットするものでなければなりません。
本記事では、受験勉強を始めたタイミングと現状ごとにやるべきことを解説します。
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□具体的に何から始めたらいいかわからない
□合格までの計画を立ててほしい
□1人で勉強を進められない
□勉強しているが成績が伸びない
上記に1つでも当てはまる受験生は今すぐ無料受験相談にお問い合わせください。
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9月は、受験勉強を始めたタイミングによる差が大きく出やすい時期です。
以下のように、勉強に費やしてきた時間が圧倒的に違うからです。
- 高2の1月から始めた → 8か月
- 高3の春(4月)から始めた → 5か月
- 高3の夏休み(7月)から始めた → 2か月
受験勉強では、基礎が終われば演習問題に取り組むのが一般的な流れです。
しかし、基礎が安定してないようであれば意味がありません。
「もう9月だから」と考えなしに演習問題に手を伸ばすのはやめましょう。
まだ9月だからこそ、焦らず個人の課題にフォーカスした勉強を進めてください。
以下では、動画にある内容をテキストでまとめました。
簡単に内容を確認したい方はご覧ください。
【結論】大学受験を控える9月は“習熟度”を基軸とした基礎固め
大学受験を控える9月は、習熟度を高めながら基礎を盤石なものにする時期です。
わかりやすくするなら、インプットの最終段階を終わらせる月だと考えてください。
また、覚えたものを使いこなせているかも意識すると良いです。
そうすると、本番までの残りの時間をより有意義に使えるようになります。
【9月時点】大学受験に向けて動き出したタイミング別の勉強計画は?
9月からの勉強計画は、習熟度に応じて大きく変わります。
単元や教科ごとに時間配分を設け、個人の状況に応じた学習に取り組むようにしましょう。
本章では、英語を一例として勉強計画を解説します。
2月から受験勉強を始めている場合
高2から受験勉強に取り組んでいるなら、暗記系はほぼ完了で演習問題に着手しているのが理想です。
- 英単語・熟語 → 2日で参考書を1周する
- 英文法 → ランダム演習に取り組んでいる
- 長文読解 → 難関私大レベルの問題に取り組む
暗記系は、取り組む時間を決めてメリハリをもってやってください。
覚えたことを忘れないようにやるだけなので、ダラダラと時間をかけません。
演習に取り組みながらインプットの抜けと漏れを補っていくイメージです。
また、英文が読めない原因が解釈にあるなら、解釈系の参考書に戻る必要があります。
論理的な読解力に問題がないかも、再度チェックしておきましょう。
高3の春から着手している場合
高3の春から受験勉強を始めた場合は、暗記系の確認作業を進めながら苦手な単元の克服に努めてください。
- 英単語・熟語 → 2日で参考書を1周する
- 英文法 → ランダム演習に取り組み始める
長文読解は勉強が順調であれば、難関私大レベルの問題に取り組んでもかまいません。
文と文のつながりを意識し、論理的に読む力を養ってください。
また、演習中に問題を間違えるのは、その単元の習熟度が低いからです。
演習問題は数をこなすのではなく、苦手な単元をあぶり出しつつ潰してください。
問題を読み進めながら、何の単元の問いであるかを見抜けるようになればベストです。
高3の夏休みに始めて遅れぎみの場合
8月から受験勉強を始めている場合は、基礎固めを最優先で進めていきましょう。
- 英単語 → 9月中に全範囲を終える
- 英文法 → 試験範囲を最速で終わらせる
夏休みから受験勉強を始める場合、時間にそこまで余裕はありません。
インプットとアウトプットを繰り返しましょう。
演習問題では、読解におけるルールをインプットしながら取り組みます。
単元ごとに参考書を分けることも有用です。
参考書で言えば、ソリューション1を完了させた後に、ルールズの2から始めるなど、効率重視で勉強を進めましょう。
【英語の例】9月で巻き返しを図るための勉強計画
9月に受験勉強をスタートさせる場合、生半可な取り組み方では到底時間が足りません。
以下のようなやり方で、効率よく勉強計画を進めてください。
- 最速でインプットを終わらせる
- 回答の根拠を言語化できるようになる
- 関関同立模試を活用して自分の現状を把握する
あまり時間に余裕がないからこそ、自分に足りない知識を最速で補う必要があります。
演習問題を解くのと並行して、苦手も克服していくようなやり方がおすすめです。
- 間違える
- 回答の根拠を正す
- 覚える
といったサイクルで効率よく取り組みましょう。
最速でインプットを終わらせる
全教科に言えることですが、9月は最速でインプットを終わらせる必要があります。
たとえば、英単語なら1週間に400〜500個を覚えるくらいのスピード感が必要です。
英文法も、ランダム演習を丁寧にやっている時間もありません。
演習問題と並行してインプットを強化してください。
「1週間で膨大な数の英単語をどうやって覚えればいいの?!」
と感じたキミは、ぜひこちらの記事も参考にしてください。
関連記事:【高校生向け】英語の単語の勉強で絶対に押さえてほしい10のワザ
回答の根拠を言語化できるようになる
9月は、自分が出した回答の根拠を説明できるようになっている必要があります。
英文法でも、「なぜこのように答えたか」を伝えられるようになっているとベストです。
参考書はレベルに応じて以下のものを使い分けましょう。
- 肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本
- 英文読解入門 基本はここだ!
- 英文解釈の技術70・100
- ポレポレ英文読解プロセス50
- 英文読解の透視図
- 超・英文解釈マニュアル
- ビジュアル英文解釈
- 英文解釈教室
- 大学受験のための英文熟考
- 基礎英文問題精講
それぞれの参考書については、以下でまとめています。
関関同立模試を活用して自分の現状を把握する
大学受験は最終的に、点数でのみ合否が決まります。
そして、本番の試験で点数が取れなければ勉強の意味がありません。
点数が取れるのかは、常に模試等で客観的にチェックしてください。
例えば、10月末にある関関同立模試を受けてみるのはどうでしょうか。
難関私大の出題傾向を網羅しており、より実践的なテストが受けられます。
何をするべき?9月から本気で受験勉強を進めるキミへ
大学受験を控えた9月は、入試本番まで約5か月しかありません。
「本気で合格を取りに行く」なら、限られた時間を有効的に使う必要があります。
以下では、キミに考えてほしい行動指針と心構えについて解説します。
必要な勉強時間は最低限確保して
一般的に、大学受験に向けた勉強時間は約1,500時間ほど必要といわれています。
9月から受験勉強を本格的に始動させる場合、本番まで残された期間は約5か月です。
1か月に25日のペースで勉強しても、1日あたり12時間ほど勉強しなければなりません。
「このくらいでいいかな?」と安易に考えるのはやめましょう。
今の自分にとって必要な勉強時間は、是が非でも確保するようにしてください。
自分が苦手な単元を明確にして苦手克服する
9月から大学受験に向けて本気で勉強するなら、苦手を克服できるよう努めてください。
「どこから手を付ければいいか分からない」
と焦ってしまうときこそ、得点源をより多く確保する方針で動くのが吉です。
演習をする際も、自分の苦手な単元を判別して重点的に覚えていきましょう。
一番しんどい時期だからこそめげない
9月は、早々と受験勉強を始めてきた受験生も“点数が伸び悩みやすい時期”です。
理由は、以下のようなものが考えられます。
- 暗記系を覚えただけで使いこなせていない
- 問題を間違える根本的な原因がわかっていない
- 本番形式の環境で実力が発揮できない
自分の実力に対する課題が浮き彫りになる時期のはずです。
しかし、キミには結果に一喜一憂している暇はありません。
やるべきことを精査して、日々こなしていく必要があります。
戦略的な勉強計画と見直しはプロの力を頼る
9月の周辺になると、安易に時期だけで勉強計画を作るのは危険です。
- 夏休みが終わったから
- 9月だから
と演習を始めるのはあくまでも目安と考えてください。
重要なのは、勉強の進捗度と偏差値です。
そして、受験勉強に「このやり方でいけば合格する」というやり方はありません。
自分以外の誰かの勉強計画はまったく参考にならないと思ってください。
同じ点数でも、何を間違えたかでやるべき復習内容が変わります。
参考書を選ぶのも、何が苦手かで選ぶべき一冊は違うのです。
- 「何をやればいいかさっぱりわからない」
- 「苦手な単元の克服の仕方がわからない」
このような悩みを抱えるなら、受験勉強のプロに頼ってみてください。
マナビズムでは、自習コンサルタントが個人に必要な学習を見極め提案します。
模試の結果などから適宜、計画の軌道修正も可能ですので、ぜひ声をかけてください。
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□具体的に何から始めたらいいかわからない
□合格までの計画を立ててほしい
□1人で勉強を進められない
□勉強しているが成績が伸びない
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9月は大学受験に向けて態勢を立て直す絶好のチャンス月!
9月は、時期的にも基礎から演習へと進んでいれば理想的です。
ただし、進捗状況は人によって違います。
基礎固めを優先すべき場合は、そこから始めましょう。
一般的な流れに沿って演習問題に手を伸ばすのだけはやめてください。
自分に必要な勉強を積み重ね、時間的な計画を根拠にしたうえで着手しましょう。
9月からの短期決戦で大学受験に挑む場合は、11月に再度、勉強計画を見直すチャンスが到来します。
11月で目指しておきたい姿を想定し、この9月に何をすべきかを見極めていきましょう。
関連記事:大学受験前の11月は理想と現実のギャップを埋める最後のチャンス?
まとめ:9月のしんどい時期を乗り越えて大学受験に合格するための最短ルートを進もう!
9月は、焦りを感じることが多い時期です。
思うように点数が出せない、基礎学習が進まないと、伸び悩みを感じやすいでしょう。
基礎を徹底すべきか演習問題に着手すべきかは、勉強の進捗状況次第です。
自分の力だけで現状を把握するのが難しい場合は、プロにサポートを依頼しましょう。
マナビズムでは、勉強計画を個人ごとにオーダーメイドで作成しています。
今の自分に足りないものがわからない、いつの段階にどのレベルまでやるべきか基準が不明確だという場合はぜひ一度ご相談ください。
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