浪人生は予備校にいつから通うの?理想の時期や早期に入校するメリットを紹介
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浪人生はこれまで築き上げてきた学力があるため、「カリキュラムスタート時から予備校へ通う必要はあるのだろうか」と考える人もいるかもしれません。
しかし、スタートに遅れた場合、浪人生活も失敗するリスクが高くなるため、できる限り早めに入校した方がよいといえます。
本記事では、浪人生の入校時期について詳しく解説した上で、予備校のメリットも確認します。
浪人生向けの予備校も紹介していますから、参考にしてください。
浪人後の予備校や塾はいつから通うのか
浪人後、いつから予備校や塾に通えばよいのかを時期別に解説します。
浪人の成功率を高めるために、遅めのスタートにならないよう気を付けましょう。
- 3月・4月から予備校に通うのが理想的
- 5月・6月から予備校に通うのも遅くはない
- 夏から予備校に通う選択も可能
- 9月からの予備校は遅い可能性が高い
3月・4月から予備校に通うのが理想的
浪人生にとって予備校・塾へ通う時期は、春からがベストです。
一般的な予備校・塾は、カリキュラムが春から始まるため、スタートから参加できるのが望ましいといえます。
多くは4月から始まりますが、3月中に申し込みを済ませるとその時点から自習室が使えるようになるため、早めに自習の環境が整います。
また、春には入学金無料をはじめ、さまざまなキャンペーンが用意されているケースも多いですから、お得に入学できるようにチラシやHPをチェックしましょう。
5月・6月から予備校に通うのも遅くはない
カリキュラムスタートには間に合わない可能性も高いですが、5月・6月から予備校・塾に通うのは遅くありません。
「出遅れてしまったから、夏期講習から予備校を検討しよう」というより、少しでも早めに通うのをおすすめします。
予備校や塾には、大学受験に関する豊富な知識を持った講師やスタッフがいます。
効率的な勉強が進められるのはもちろん、困った際や不安なときにすぐ相談できる相手がいるのは、受験において大変重要です。
快適な受験環境を整えるためにも、早めに予備校・塾に入学する検討をしてください。
夏から予備校に通う選択も可能
夏から予備校に通うという選択肢もあります。
特に7月・8月は夏期講習の時期でもありますから、積極的に参加して授業の雰囲気を確認しましょう。
夏期講習に参加した予備校・塾へ、必ず入学する必要はありません。
夏期講習中に、生徒の雰囲気や指導方法など自分が重視したいポイントをしっかりチェックして検討してください。
「自分には合わない」と思ったら、夏期講習後はほかの予備校・塾に通うという選択肢もありです。
自分に合う予備校・塾選びは、勉強の効率につながりますから、焦らないで決めましょう。
9月からの予備校は遅い可能性が高い
なかには、9月からの入学を受け付けていない予備校もあるため、注意が必要です。
そのため、「詳しい時期は決めていなかったが、予備校・塾に通うつもりでいる」という人は、遅くとも夏期講習時期には動き出しましょう。
もし、9月以降になった場合には、カリキュラムに捉われず、生徒一人ひとりの学力や状況にあわせた指導が受けられる個別指導・家庭教師などの選択を検討してください。
浪人生の予備校はいつから始まるのか
予備校で提供している浪人生向けカリキュラムのスタート時期は、4月からが一般的です。
そのため、スタートから参加したい場合には、3月中に入学手続きを完了させましょう。
入学手続き完了と同時に自習室を利用できる予備校が多いですから、早めに準備を進めると、快適な勉強環境が整うためおすすめです。
集団向けのカリキュラムは利用せず、オーダーメイドの学習計画を立ててくれる塾に通う場合は、「いつから始まる」という厳密な時期はありません。
周りから遅れてしまった場合でも、生徒に合うスケジュールを提案してくれますから、「カリキュラムの途中から参加するのは不安」という人は、個別指導が受けられる予備校・塾を検討しましょう。
浪人生が予備校に途中から通う際の注意点
浪人生が予備校や塾へ通う場合、春からのスタートが理想であり、途中から通う際にはいくつかの注意点があります。
まず、途中からの入学は、それまでの授業内容を自分で復習しなくてはいけません。
予備校・塾のなかには、テキストやビデオ授業などでフォローしてくれるケースも多いですが、対面授業よりも理解度は劣ってしまう可能性があります。
また、秋以降から予備校・塾の利用を検討する場合、入学を受け付けていないところもあるため、注意しましょう。
そして、夏より遅くなると、一定の学力がついていない場合、カリキュラムについていくのが難しくなります。
そのため、自習に自信がない場合には、できる限り早めに予備校・塾へ通い始める意識を持ってください。
浪人生が予備校・塾に通うメリット
予備校・塾にいつから通えばいいのか調べている浪人生は、入学のメリットを把握しておきましょう。
- 規則正しい生活リズムが作れる
- 効率的な勉強ができる
- 大学受験の情報が効率的に集められる
浪人すると現役時代と違って高校生活がないため、生活リズムを整えるのが難しくなります。
そのため、強制力がないと毎朝同じ時間に起きられないかもしれないという人は、予備校・塾を利用した方がよいでしょう。
また、大学受験に関する長年の経験を持つ予備校・塾が提供するカリキュラムは、自習より効率的で質の高い勉強になります。
そして、大学受験の情報も手間をかけずに集められるため、多くの時間を勉強に充てられます。
予備校・塾のメリットに強い魅力を感じる浪人生は、早めの入学を検討してください。
浪人生向けの予備校・塾でおすすめを紹介
浪人生におすすめの予備校・塾を紹介します。
- マナビズム
- 駿台
- 武田塾
- 河合塾
- 東進ハイスクール
マナビズム
マナビズムは、難関私大に特化した専門塾です。
生徒の学力や志望校にあわせた学習計画を提案し、映像授業や自学自習の指導によって効率的な受験勉強をフォローします。
また、浪人生専用のコースでは、参考書指導に力を入れていて、志望校へ向けた最短ルートを提案します。
勉強法や学習計画のアドバイスは、専属の自習コンサルタントによって週に1回実施するため、受験の悩みを抱え続ける心配はありません。
随時、浪人生説明会を開催しているため、まずはお気軽にご相談ください。
駿台
駿台では高卒(浪人生)クラスが用意されていて、1コマ50分授業で集中力が途切れずに勉強できる予備校です。
多くの予備校では、60~90分の授業というケースも多いため、「長時間だと勉強が頭に入らない」という人に向いています。
また、志望校対策や苦手分野の克服など、集中して学習したい内容がある人は追加で個別指導も受けられます。
駿台は理系や医学部の合格実績が豊富なため、志望校に該当する場合は検討するとよいでしょう。
武田塾
武田塾は生徒の自学自習をサポートする塾です。
一般的な予備校や塾と違い、授業は実施していません。
生徒が効率的に自学自習できるよう、宿題ペースの管理や確認テストなど、学力向上のために必要な指導を提供しています。
参考書学習や確認テストでわからない内容については、個別指導で解説、添削も受けられるため、スムーズに勉強を進められる環境が整っています。
浪人生にとって重要な自習スキル向上に力を入れたい人は、検討してみてください。
河合塾
河合塾の浪人生向けコースは、大学受験科という名称で開講しています。
授業は科目別と学力別のクラス編成により、生徒一人ひとりに最適な指導が受けられます。
講師とチューターの全力サポートを受けながら、段階的に日々の成長を実感できる塾です。
また、東大・京大・医学部志望者に特化したカリキュラムもありますから、志望校が一致する場合には候補として検討するとよいでしょう。
東進ハイスクール
東進ハイスクールは浪人生向けの本科コースを設置しています。
カリキュラムの特徴は「高速学習」で、一般的な予備校では科目ごとの授業は週に1回というケースが多いなか、東進ハイスクールでは毎日実施しています。
前回の授業を忘れないうちに次の勉強へ進めるため、内容を理解しやすく、短期集中で苦手科目の克服が期待できる予備校です。
浪人生向け予備校の選び方
自分に合う予備校・塾を見つける際には、資料やHP、相談会などから下記のポイントを確認した上で、複数を比較検討しましょう。
- 合格実績
- 費用
- 授業タイプ
- カリキュラム
- サポート体制
予備校に重要な項目を比較した上で、特に自分にとって重視したい内容を整理して決めてください。
資料やHPのみを参考にすると、マイナス面を確認できない場合もありますから、予備校・塾を決める前に、相談会や体験授業に参加するのがおすすめです。
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浪人中に予備校へ行かないのはあり?
「自分のペースで勉強した方が集中できる」「費用が捻出できない」など、さまざまな理由から浪人中に予備校へ行かない決断をする人もいるでしょう。
もちろん、浪人したら絶対に予備校へ行かないと志望校に合格できないというわけではありません。
しかし、誤った浪人生活を送ると、大学受験の成功率が下がってしまいます。
そのため、浪人中に予備校へ行かない選択をする人に向けて、下記の内容を解説します。
- 予備校に行かない場合の勉強法
- 予備校に行かない場合の注意点
予備校に行かない場合の勉強法
予備校・塾に行かない場合は、参考書や学習アプリで勉強するのが一般的です。
学習アプリは、無料や低料金で利用できるものも多く、便利なサービスが充実しているため、上手に活用すると効率的に勉強を進められるでしょう。
そして、参考書は志望校にあわせて最適なレベルのものを選ぶのが重要です。
下記の記事を参考にして、あなたに合う参考書を揃えてください。
【関連記事】
浪人生の参考書選び|全科目網羅!数学は文系・理系別に詳しく紹介
予備校に行かない場合の注意点
予備校・塾に行かない人は、下記のポイントに注意して浪人生活を過ごしてください。
- 生活リズムを整える
- 十分な勉強時間を確保する
- 基礎固めに力を入れる
- 計画や勉強法を定期的に見直す
- 模試を定期的に受ける
自分一人で浪人生活を成功させるためには、自制心をもって勉強時間を確保する必要があります。
安定した勉強時間を確保するためには、生活リズムを整えるのも大切になりますから、1日のスケジュールを決めてルーティン化させるとよいでしょう。
そして、計画や勉強法は定期的に見直して、基礎固めが十分にできているか、予定通りに進んでいるかの確認をします。
また、模試は現在の学力や苦手科目を客観的に判断できる機会ですから、予備校に通っていなくても定期的に受験してください。
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浪人生が予備校にいつから通うかとあわせて知りたいQ&A
最後に、浪人生はいつから予備校へ通うのかとあわせて知りたい疑問をまとめました。
- 浪人生はいつから勉強する?
- 浪人の準備はいつから始める?
- 浪人生は何が辛い?
- 予備校は何月から始まるの?
- 大学受験勉強はいつから間に合う?
- 予備校は何年から通う?
浪人生はいつから勉強する?
浪人を決めた日から始めるのが理想的です。浪人生のなかには、「予備校のカリキュラムが始まる4月頃から始めよう」と考える人もいます。しかし、1週間でも勉強しない期間を作ると、学習習慣がなくなるリスクもあります。そのため、短時間でも構いませんから、毎日勉強を続けて、学習習慣が抜けないように意識してください。
浪人の準備はいつから始める?
特に、予備校や塾の利用を検討する場合には、カリキュラムがスタートする3月・4月に申し込み完了できるよう準備を進めましょう。カリキュラムの途中から入学した場合、授業に参加しながら並行して遅れを取り戻さなければいけません。最悪の場合、授業についていけないという可能性もあるため、新年度の予備校が始まる春から入学するのがおすすめです。
浪人生は何が辛い?
浪人生は、あらためて1年間勉強を継続しなければいけないのが辛いです。現役時代以上にストレスやプレッシャーを感じる人も多いため、ネガティブな気持ちにならないよう注意してください。独学だと勉強を頑張れるかわからないという場合には、予備校や塾の利用を検討して、仲間やライバルとコミュニケーションがとれる環境を作りましょう。
予備校は何月から始まるの?
予備校は一般的に4月から始まります。カリキュラムのスタートから参加するためには、3月中に予備校を決定し、申し込み手続きまで完了させるのが理想的です。入校が完了すると、カリキュラム開始前から自習室を利用できる予備校も多いですから、早めに勉強環境が整います。
大学受験勉強はいつから間に合う?
浪人生の場合、大学受験の勉強開始時期は受験が終わってすぐのタイミングです。一度失敗して、再挑戦の道を選択しているため、後悔の残らないよう、最初から全力で臨んでください。もしも出遅れてしまったと感じた場合には、予備校や塾に相談して、効率的な勉強法を提案してもらうとよいでしょう。
予備校は何年から通う?
多くの高校生は、高3から予備校へ通う人も多いです。早いうちから志望校が決定していて、周囲と差をつけたい場合には、高3以前からの入校を検討するとよいでしょう。また、国公立志望の場合には、受験科目が多いため、高1高2のうちから予備校へ通うのが理想的です。
まとめ
浪人が決定したら、早めに予備校探しを始めて、カリキュラムが始まる4月から通えるのが望ましいです。
また、多くの予備校・塾では、申し込みが完了した時点で自習室を利用できます。
本格的に授業が始まる前から学習環境を整えられるため、周りより早く質のよい勉強に取り組めるでしょう。
予備校や塾は、浪人生活成功のための強い味方になりますから、カリキュラムスタートのタイミングを目安に、早めの入校をおすすめします。
随時、浪人生説明会を開催しているため、まずはお気軽にご相談ください。