【高校生向け】やらかした!中間テストが悪かった人に共通する6つの原因と対策
更新日: (公開日: ) COLUMN
中間テストの結果に落ち込み「どう挽回すればいいのか分からない」と悩むことも多いでしょう。
中間テストの結果をきっかけに弱点を把握し、対策を立てることで期末テストで挽回するチャンスを掴めます。ただし、効果的な方法を取らなければ、同じ失敗を繰り返すかもしれません。
本記事では、中間テストの結果を分析し、期末テストで成果を出すための実践的な方法を解説します。
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そもそも「中間テスト」とは
中間テストは、高校の1学期と2学期の中間時期に実施される定期試験です。主に授業の理解度を確認するために行われ、1回のテストで複数の教科を受験します。
中学校の定期テストと比べると、以下の3つの大きな違いがあります。
出題範囲の広さ | 高校は授業の進度が速いため、中間テストの範囲も広くなる |
問題の難易度 | より専門的な内容を学ぶため、問題も難しくなる |
勉強時間の確保の難しさ | 通学時間や部活動の時間が増えるため、テスト勉強の時間を確保するのが難しくなる |
上記のことから、中間テスト対策として効率的な勉強方法を身につけることが重要になります。正しい勉強方法がわからないと、成績が大きく下がってしまうリスクがあるのです。
中間テストの重要性
中間テストは単なる成績評価の材料ではなく、進路に大きな影響を与える重要な試験です。主な理由は、以下のとおりです。
学習内容の理解度を確認できる | 数学や英語など積み重ねが重要な教科では、中間テストで理解が不十分だとその後の学習にも支障が出る |
大学受験に向けた基礎力を養える | 中間テストの勉強を通じて教科書の内容を理解できれば、受験勉強がスムーズになる |
学校推薦型選抜や奨学金の評定に関わる | 中間テストの結果は学期末の評定に影響し、大学受験や奨学金の申請にも関わってくる |
高校生が中間テストで赤点を取るとどうなるか
中間テストで赤点(一般的に40点以下)を取ると、補習や追試験を受けなければなりません。放課後や休日に実施されるため、部活動や自由な時間が制限されてしまいます。
さらに、赤点は将来にも関わる以下3つの影響があります。
評定への影響 | 多くの大学が評定平均値の基準を設けているため、学校推薦型選抜での受験を困難にする |
奨学金への影響 | 特に評定平均3.5以上という基準がある日本学生支援機構の第一種奨学金は、赤点による評定の低下が大きく影響する |
留年のリスク | 複数回赤点を取り続けると、最悪の場合は進級できなくなる可能性もある |
中間テストが悪かったときにすべき3つのこと
中間テストが終わった直後にすべきことは、以下の3つです。
- 点数が悪かった原因を考える
- 期末テストの目標を立てる
- 学習の優先順位を決めておく
上記を確実に行うことで、期末テストでの挽回に向けた具体的な道筋が見えてきます。中間テストが悪くても、反省ではなく「次への準備」を重視しましょう。
点数が悪かった原因を考える
テストで点数が伸びなかった理由を探ることは、成功への第一歩です。まずは答案用紙を見返し、どの単元で失点が多かったのか、どのタイプの問題でミスが多かったのか確認しましょう。
以下のように、具体的に特定することが重要です。
- 計算問題は正解できているのに応用問題で失点しているのか
- 基本的な用語の理解が足りなかったのか
- 時間配分がうまくいかず解ききれなかったのか
分析を行う際は、感情的にならず冷静に取り組むことがポイントです。「勉強不足だった」という漠然とした反省では、具体的な改善につながりません。
期末テストの目標を立てる
中間テストの結果を踏まえ、期末テストで達成したい具体的な目標点数を設定しましょう。学年末の評定にも直結するため、慎重に計画を立てることが大切です。
目標を立てる際は「前回より点数を上げる」といった漠然とした目標ではなく、「数学で80点以上を取る」といった明確な数値を設定しましょう。
また、現実的な範囲での目標を心がけることも大切です。中間テストで30点だった科目を90点に引き上げるのは難しいかもしれませんが、60点を目指すのは十分可能な範囲です。
学習の優先順位を決めておく
限られた時間で効率よく学習を進めるためには、科目ごとの優先順位を明確にする必要があります。中間テストの結果と期末テストの目標を基に、優先すべき科目を決めましょう。
優先順位をつける基準として、評定を1つ上げる可能性がある科目を優先するのがおすすめです。例えば、中間テストで65点だった科目を85点に引き上げると評定が上がる場合、その科目を集中的に学習すると良いでしょう。
また、得意科目と不得意科目のバランスにも注意が必要です。不得意科目に時間をかけすぎて、得意科目の点数が下がってしまうのは避けましょう。
中間テストが「悪かった」主な原因6選
中間テストが「悪かった」場合に考えられる主な原因には、以下6つが挙げられます。
- 勉強方法がわからなかった
- 勉強する時間が少なかった
- 授業の内容が理解できていなかった
- アウトプットをしていなかった
- 復習が足りていなかった
- 基礎学力が身についていなかった
勉強方法がわからなかった
中間テストで思うような結果を出せなかった理由のひとつに、正しい勉強方法を知らないことが挙げられます。
高校の学習内容は中学に比べて格段に難しくなるため、従来の「教科書を読む」「ノートを眺める」といったやり方では対応できないことも少なくありません。
例えば、数学では公式を覚えるだけでなく応用方法を理解し、問題を繰り返し解く必要があります。英語の場合も、単語や文法を暗記するだけでなく、長文読解やリスニングの練習が欠かせません。
教科や単元ごとに最適な学習方法を見つけ、践することが成績向上につながる重要な視点です。
勉強する時間が少なかった
中間テストの結果が思わしくなかった原因として、単純に学習時間が不足していたことも考えられます。部活動やSNS、ゲームなど多くの誘惑がある中で、十分な時間を確保できない高校生も少なくありません。
特に高校は1日で扱う学習内容が多いため、学んだことを当日中に消化しておかなければ次第に理解が追いつかなくなります。「テスト直前に集中して勉強すれば大丈夫」という考え方は通用しません。
少なくとも平日に1〜2時間の学習時間を確保し、スマホの使用時間を制限するなどの工夫を取り入れる必要があります。
授業の内容が理解できていなかった
授業中に学んだ内容が曖昧なままだと、理解不足が積み重なりテストの結果が悪くなる場合があります。特に数学や理科のように基礎が重要な科目では、ひとつの単元を理解できないと、その後の学習にも影響が及びます。
授業中は「なんとなく分かったつもり」になっていても、テストで実際に問題を解こうとすると理解が不十分だと気づくことも少なくありません。その場で質問したり、後から先生に確認したりと、積極的に理解を深める行動を取ることが大切です。
アウトプットをしていなかった
中間テストの点数が伸び悩む原因には「アウトプット不足」もあります。教科書やノートを見返すだけの「インプット中心」の学習では、実際のテストで得点するのは難しいでしょう。
高校の学習では知識を覚えるだけでなく、実際の問題に活用する力が求められます。
例えば、英語では文法を理解していても、英文を作る練習をしなければ得点にはつながりません。数学も、公式を暗記するだけでは応用問題を解けないでしょう。
問題集や過去問を活用し、実際に手を動かして練習を積むことが大切です。
復習が足りていなかった
日々の復習が不足していることも、テストの結果に影響を与える要因です。
授業で学んだ内容は、復習しなければすぐに忘れてしまいます。特に高校の学習内容はボリュームが多いため、定期的に復習を行わなければ知識の定着は難しいでしょう。
効果的な復習方法としては、以下が挙げられます。
- 授業の内容を自分の言葉でまとめ直す
- 関連する問題を解く
- 過去に学んだ内容と関連付けて理解する
一夜漬けのような詰め込みではなく、日々少しずつ復習を重ねることが成績を安定させる秘訣です。
基礎学力が身についていなかった
中間テストの結果が振るわない原因として見逃せないのが、基礎学力の欠如です。
高校での学習は、中学までの基礎知識が前提となっています。そのため、基礎学力がしっかり身についていないと、新しい内容を理解するのが難しくなります。
例えば、数学では計算や方程式の基礎、英語では文法や語彙力が不足していると、それ以上の学びを積み上げることは困難です。基礎的な部分に弱点がある場合は放置せず、時間をかけて学び直しましょう。
中間テストの反省をいかした期末テスト対策5選
中間テストの結果が悪くても、以下の対策を実施することで期末テストに活かせます。
- ミスしやすい箇所を把握する
- 解ける問題から解く癖をつける
- 中間テストで間違った問題を解く
- なぜ間違えたか分析する
- 先生や家庭教師に質問する
ミスしやすい箇所を把握する
中間テストの答案を振り返ると、同じようなミスを繰り返していることに気付く場合があります。以下のような、些細なミスが点数に響くことが多いのです。
英語 | 数学 |
・単数・複数の使い分け・三人称単数の「s」を付け忘れる | ・符号のミス・単位を記入し忘れる |
自分がミスしやすい箇所をリストアップしておくのが効果的です。リストをテスト中に意識することで、同じミスを繰り返すのを防げます。
また、問題を解く際には、特に注意が必要な部分に赤ペンで印をつけるようにしましょう。答案に記入する前にチェックする習慣をつけるのも、ミスを防止するのにおすすめの方法です。
解ける問題から解く癖をつける
テストは、必ずしも順番通りに解く必要はありません。まず解ける問題から取り組むことで、効率的な時間配分が可能になります。
解ける問題から取り組むことには、以下3つのメリットがあります。
- 確実に得点できる問題を先に解くことで、得点の取りこぼしを防げる
- 解ける問題を進めることで自信がつき、難しい問題にも落ち着いて対応できる
- 見直しの時間を確保できるため、ケアレスミスを防げる
限られた時間の中で最大の成果を出せるよう意識しましょう。
中間テストで間違った問題を解く
中間テストで間違えた問題は弱点を明確に示しているため、必ず復習しましょう。間違いを解き直す際はただ正解を覚えるのではなく、解法の手順を理解することが大切です。
計算問題では途中式を丁寧に書き、文章題では問題文の読み方や設問の意図を確認するようにします。
間違えた問題に関連する練習問題を教科書や問題集から探して解くことで、類似問題が出題された際にも対応できる力がつきます。
なぜ間違えたか分析する
テストでの間違いには、必ず原因があります。原因を分析し、適切な対策を立てることが大切です。
以下の手順で原因を整理してみましょう。
- 間違いを「計算ミス」「考え方の誤り」「知識不足」などに分類する
- 各原因に対して具体的な対策を考える
上記の手順を踏んだあとは、以下の例を参考に明確なアクションを設定・実施しましょう。
- 計算ミスが多ければ計算練習を増やす
- 考え方の誤りが多い場合は基本的な解法を復習する
- 知識不足なら教科書で該当単元を見直す
先生や家庭教師に質問する
独学で気づけない間違いの原因を明らかにするには、先生や家庭教師に質問することが有効です。
質問する際は、どの部分が分からないのか、どう考えたのかを具体的に説明しましょう。「分かりません」とだけ伝えるのではなく、自分なりの理解を伝えたうえで質問すると、的確な指導が受けられます。
また、教えてもらった内容はノートにまとめ、後で復習できるようにしておくと良いでしょう。同じ間違いを防ぐための貴重な資料として活用できます。
期末テスト対策のスケジュール
期末テストで良い結果を出すためには、計画的な学習スケジュールを立てることが重要です。以下の3段階にわけて、効率的に学習を進めていきましょう。
時期 |
やるべきこと |
1日の目安時間 |
---|---|---|
3週間前~2週間前 | ・テスト範囲の確認 ・教科書を読み直す ・ノートの整理 |
平日2時間 休日4時間 |
2週間前~1週間前 | ・問題集の演習 ・苦手分野の克服 ・小テストの復習 |
平日3時間 休日5時間 |
1週間前~前日 | ・過去問演習 ・暗記の確認 ・弱点の最終チェック |
平日4時間 休日6時間 |
特に注意したいのは、1週間前からの追い込み期間です。
追い込み時期は部活動も休みになることが多いため、集中的に学習時間を確保できます。ただし、新しい範囲の学習は避け、それまでの学習内容の復習と理解の深化に充てましょう。
また、前日は早めに就寝することを心がけ、当日の朝に軽い復習をする時間を確保するのがベストです。
上記のスケジュールを基本としながら自らの生活リズムや学習の進み具合に応じて柔軟に調整していくことで、効果的な学習が可能になります。
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中間テストの結果は、現在の学習状況を映し出す重要な指標です。しかし、結果に一喜一憂するのではなく、あくまで次のステップに向けた貴重な気づきとして活用することが重要です。
期末テストまでの期間は、以下3つのポイントを意識して学習を進めていきましょう。
- 具体的な目標設定と計画的な学習スケジュール
- 自らの弱点を正確に把握し、効率的な対策を立てる
- 基礎から応用まで、段階的な学習を心がける
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