【慶應義塾大学】志願者数/合格者数・倍率の推移についてまとめてみた!
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この記事では慶應義塾大学の2020年度、2019年度、2018年度の志願者数・合格者数と倍率の推移を比較していきます。
この記事を読めば「どの学部が人気なのか?」「どの学部が合格しやすいのか?」「合格者数が多い高校はどこか?」といった事がわかります。是非参考にして下さい。
志願者数と合格者数の推移
まずは学部別に合格者数と志願者数について比較していきます。
合格者数と志願者数に関しては一般入試における一般入学試験前期(A日程)、スタンダード方式の数字を参考にしています。
法学部
慶応義塾大学の法学部は「法律学科」と「政治学科」の2学科あります。それぞれの学科に分けて紹介していきます。
法律学科
年度 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 |
2020 | 1511 | 342 | 3.8 |
2019 | 2016 | 331 | 5.4 |
2018 | 1864 | 351 | 5.3 |
政治学科
年度 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 |
2020 | 1548 | 295 | 4.6 |
2019 | 1472 | 312 | 4.3 |
2018 | 1657 | 315 | 4.8 |
法学部はどちらかといえば法律学科の方がやや人気な学部なようです。2020年度の法律学科は倍率が3.8とかなり下がっていますが、今までの倍率を考えるとおそらく2021年度は再び5弱に上がると考えられるのでどちらも穴場学部とは言えないでしょう。
経済学部
慶応義塾大学の経済学部はA方式とB方式に分けて紹介していきます。
A方式
年度 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 |
2020 | 4193 | 970 | 3.8 |
2019 | 4743 | 1105 | 3.9 |
2018 | 4714 | 1039 | 4.2 |
B方式
年度 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 |
2020 | 1956 | 406 | 4.4 |
2019 | 2231 | 402 | 5.0 |
2018 | 2417 | 431 | 5.1 |
経済学部A方式は他の文系学部と比べてやや倍率は低めです。2021年度もおそらく3.6~4.0あたりの倍率になるのではないでしょうか。また合格最低点も毎年経済学部がもっとも低いため、文系学部の中では穴場学部と言えるでしょう。
文学部
年度 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 |
2020 | 4351 | 1022 | 3.9 |
2019 | 4720 | 1033 | 4.2 |
2018 | 4820 | 1023 | 4.4 |
文学部の倍率は例年減少傾向にありますが基本的に4.0あたりに落ち着いています。2021年度もおそらく4弱ほどになることが予想されます。倍率だけ見ると法学部より競争率が低いように見えますが、合格最低点の得点率が文系の中で最も高いのが文学部です。受ける際にはしっかりした対策が必要です。
商学部
慶応義塾大学の商学部はA方式とB方式に分けて紹介します。
A方式
年度 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 |
2020 | 3845 | 1319 | 2.7 |
2019 | 4105 | 1344 | 2.8 |
2018 | 4072 | 1257 | 3.0 |
B方式
年度 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 |
2020 | 2441 | 317 | 7.0 |
2019 | 2611 | 307 | 7.8 |
2018 | 2943 | 301 | 9.1 |
商学部のA方式は文系学部の中でもっとも倍率が低く、また合格最低点の得点率も年によってばらつきはありますがもっとも低いです。そのため文系学部の中でいえば商学部のA方式が2021年度の穴場学部となる可能性が高いです。
総合政策学部
年度 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 |
2020 | 3323 | 356 | 8.4 |
2019 | 3600 | 385 | 8.5 |
2018 | 3757 | 351 | 9.8 |
総合政策学部は毎年倍率が8倍を超える人気な学部です。文理を問わず、選択科目と小論文で受験することができるのが人気の理由ではないでしょうか。例年通り2021年度も高倍率の人気学部となる可能性が高いです。
環境情報学部
年度 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 |
2020 | 2999 | 282 | 9.4 |
2019 | 3326 | 302 | 10.1 |
2018 | 3123 | 333 | 8.6 |
環境情報学部も総合政策学部と同様に非常に人気な学部です。こちらも受験科目に文理を問わない点が人気の理由といえます。2021年度もおそらく10倍弱の高倍率な学部になることが予想されるため、受ける際はしっかりとした対策が必要です。
理工学部
年度 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 |
2020 | 8230 | 2444 | 3.1 |
2019 | 8643 | 2411 | 3.4 |
2018 | 9050 | 2532 | 3.4 |
理工学部は全体的に見て倍率の低めな学部です。例年通り今年も3倍弱の倍率になることが予想されます。合格最低点も他学部と比較するとやや低い傾向にあるので理系学部の中では比較的穴場学部といえるでしょう。
医学部
年度 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 |
2020 | 1391 | 166 | 7.0 |
2019 | 1528 | 159 | 8.2 |
2018 | 1689 | 180 | 7.4 |
医学部は倍率が理系学部の中で最も高いですが、合格最低点は例年6割ほどです。
看護医療学部
年度 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 |
2020 | 565 | 158 | 3.1 |
2019 | 655 | 174 | 3.5 |
2018 | 694 | 156 | 4.1 |
看護医療学部は過去の推移を見て倍率は減少傾向にあります。このままいくと2021年度も3.0周辺になることが予想されますが突然上がることもあり得るので注意しましょう。
薬学部
慶応義塾大学の薬学部は薬学科と薬科学科があるため分けて紹介します。
薬学科
年度 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 |
2020 | 1342 | 282 | 4.3 |
2019 | 1597 | 303 | 4.7 |
2018 | 1777 | 306 | 5.1 |
医学部に続き高倍率な理系学部が薬学部薬学科です。年々減少傾向にありますが2021年度も4.5周辺になることが予想されます。しかし合格最低点の得点率を見ると56~60%と他学部と比較すると低いです。
薬科学科
年度 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率 |
2020 | 759 | 231 | 3.0 |
2019 | 628 | 229 | 2.6 |
2018 | 663 | 242 | 2.5 |
理系学部の中で最も倍率が低く、また合格最低点の得点率も6割弱と低いのが薬学部薬科学科です。2021年度も穴場学部と言えるでしょう。しかし年々倍率が上がってきているため注意も必要です。
合格者数が多い高校ランキングTOP10
順位 | 高校名 | 偏差値 | 公立/私立 | 合格者数 |
1位 | 慶応義塾高等学校 | 76 | 私立 | 669 |
2位 | 慶應義塾志木高等学校 | 76 | 私立 | 242 |
3位 | 慶應義塾湘南藤沢高等部 | 76 | 私立 | 241 |
4位 | 浅野高等学校 | – | 私立 | 188 |
5位 | 慶應義塾女子高等学校 | 77 | 私立 | 187 |
6位 | 開成高等学校 | 78 | 私立 | 180 |
7位 | 日比谷高等学校 | 73 | 公立 | 144 |
8位 | 聖光学院高等学校 | – | 私立 | 143 |
9位 | 海城高等学校 | – | 私立 | 125 |
10位 | 東京学芸大学附属高等学校 | 77 | 国立 | 118 |
引用:みんなの大学情報
上位を附属高校が占め、そのほかの多くも私立高校が占めています。また偏差値帯も70後半となっています。
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