関西大学の公募推薦はどの学部で受けられる?対象は4学部のみ
更新日: (公開日: ) COLUMN
関西大学の公募推薦(学校長の推薦があればだれでも出願できる学校推薦型選抜の一種)は、全学部を対象にした入試ではありません。実施しているのは商学部・システム理工学部・環境都市工学部・化学生命工学部の4学部のみです。
「志望学部で公募推薦を受けられるはずなのに、情報が見つからない」と困っている受験生もいるはずです。それもそのはずで、法学部・文学部・経済学部など多くの学部は公募推薦を実施していません。これらの学部で実施されているのは、指定校推薦(学校が指定した生徒だけが出願できる、公募推薦とは異なる学校推薦型選抜)等のみです。
今回は、公募推薦を実施している4学部の一覧から、学部別の倍率・出願条件、出願期間・試験日まで解説します。あわせて、対策をはじめるべきタイミングも確認していきましょう。
この記事でわかること
- 関西大学公募推薦を実施している4学部と対象外の学部
- 商学部・理系3学部それぞれの倍率の目安
- 学部群ごとに異なる評定平均・検定資格などの出願条件
- 出願期間・試験日程から逆算した対策の始め時
関西大学の公募推薦を実施している学部一覧
関西大学の公募推薦は、4学部だけで実施されています※1※2。 対象は商学部・システム理工学部・環境都市工学部・化学生命工学部の4学部です。
法学部・文学部・経済学部など、それ以外の学部は公募推薦の対象外です。これらの学部で実施されているのは、指定校推薦等の学校推薦型選抜のみとなっています。
まずは、自らの志望学部が対象かを確認してください。

関西大学公募推薦の倍率は学部でどう違うか
対象となる4学部の倍率は、いずれも2倍前後とそれほど大きな差はありません。商学部と理系3学部に分けて、実際の倍率を確認します。
商学部の倍率の目安
2026年度の実績では、商学部の公募推薦は志願者33名に対し合格者16名でした※3。単純計算すると倍率は約2.1倍、合格率は約48.5%です。{{未確定:この倍率は大学が公式発表した数値ではなく、公表されている志願者数・合格者数から算出した目安です}}
理系3学部の倍率の目安
2026年度の実績は、学部ごとに次のとおりです※4。
| 学部 | 志願者数 | 合格者数 | 倍率(目安) |
|---|---|---|---|
| システム理工学部 | 36名 | 21名 | 約1.7倍 |
| 環境都市工学部 | 27名 | 13名 | 約2.1倍 |
| 化学生命工学部 | 70名 | 32名 | 約2.2倍 |
3学部合計では志願者133名に対し合格者66名で、倍率は約2.0倍です※4。システム理工学部がもっとも入りやすく、化学生命工学部がもっとも倍率が高い結果でした。{{未確定:いずれも公表されている志願者数・合格者数からの算出値で、大学発表の公式倍率ではありません}}

商学部の公募推薦で必要な出願条件
商学部の公募推薦は、評定平均・資格検定・英語検定という3つの条件をすべて満たす必要があります※1。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 評定平均 | 第3学年1学期末(2学期制の場合は前期末)までの全体の評定平均値が4.0以上 |
| 資格検定 | 日商簿記検定2級以上、全商簿記実務検定1級、基本情報技術者試験、全商情報処理検定1級のいずれか1つに合格 |
| 英語検定 | 実用英語技能検定2級以上、全商英語検定1級、TOEIC L&R 490点以上、GTEC(4技能)1,000点以上のいずれか1つを満たす |
選考は、書類選考(推薦書・調査書・志望理由書)に加えて、筆記試験と面接で行われます※1。筆記試験は小論文Ⅰ・小論文Ⅱの2科目必答(90分)、面接は口頭試問を含みます※1。学力試験の得点だけでなく、書類・小論文・面接まで含めた総合的な選考です。

理系3学部の公募推薦で必要な出願条件
システム理工学部・環境都市工学部・化学生命工学部の理系3学部は、原則専願制です※2。専願制とは、合格したら必ず入学することを条件とする出願方式です。化学生命工学部化学・物質工学科のみ、併願方式も選べます※2。
評定平均の基準は学科によって異なります。英語・数学・理科に関する科目の平均で、3.5以上または4.0以上のいずれかが求められます※2。数学科だけは、数学と国語それぞれの評定平均による別基準です※2。
選考は、書類選考に加えて筆記試験と面接で行われます※2。数学科は数学の筆記試験、ほかの学科は総合問題(数学・理科の基礎学力確認を含む)が課され、面接は口頭試問を含みます※2。
関西大学公募推薦の出願期間と試験日
商学部・理系3学部とも、出願期間・試験日は共通です※1※2。
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| データ登録期間 | 2026年11月2日(月)9:30〜11月6日(金)23:00 |
| 必要書類送付期間 | 2026年11月2日(月)〜11月6日(金)〈消印有効〉 |
| 試験日 | 2026年11月29日(日) |
| 合格発表 | 2026年12月4日(金) |
出願から合格発表まで、1か月ほどの短期決戦です。書類選考に使う推薦書・調査書・志望理由書の準備は、出願期間がはじまる前から進めておく必要があります。

関西大学公募推薦の対策はいつ始めるべき?
動き出すべきタイミングは、出願期間がはじまる11月から逆算して、遅くとも夏までです。 資格検定の取得や評定平均の維持、小論文・面接対策など、直前に慌てても間に合わない、時間をかけて仕上げるべき準備が複数あるためです。
商学部を目指す場合は、評定平均4.0以上を維持しながら、資格検定・英語検定のいずれかを早めに取得しておく必要があります。小論文2科目・面接の対策にも、まとまった準備期間が要ります。
理系3学部を目指す場合は、専願であることを踏まえたうえで、評定平均の基準を満たしているかをまず確認してください。総合問題・面接(口頭試問を含む)の対策も、早い段階から取り組んだ人ほど有利になります。
「まだ時間があるから」と対策開始を先延ばしにしないことが重要です。志望学部の出願条件と倍率を今の時点で確認し、そこから逆算して計画を立てることが、合格ラインに近づく近道になります。

評定平均・検定資格・小論文を同時に進められていますか?
関西大学の公募推薦は、学部によって求められる準備がまったく違います。全部を同時に進めようとすると、かえって間に合わなくなりやすいです。
志望学部の出願条件によって、優先すべき準備の順番は変わります。マナビズムの受験相談でその順番を一緒に組み立てられます。入塾している必要はありません。
関西大学公募推薦の対策は、まず今の準備状況を伝えてみてください。