関西大学は英検を利用すると受かりやすい？受験資格や合格最低点まで解説

「英検を使って受験を有利に進められるのではないか？」と考えているかもしれません。

確かに関西大学では、英検2級以上で英検を利用した入試制度を利用できます。

しかし、「英検利用＝受かりやすい」という単純な図式ではないのが現実です。

英検の取得には4技能（リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング）の対策が必要になります。

結果として、一般入試とはまったく違った勉強が求められるのです。

そこでこの記事では、関西大学の英検利用入試の実態と、本当に受かりやすいのかについて詳しく解説します。

キミが「英検を取って確実に関西大学に合格したい」と考えているなら、必ず最後まで読んでくださいね。

【結論】関西大学の英検利用は受かりやすい？

【動画でもご覧いただけます！】

結論から言うと、関西大学の英検利用は「持っているなら活用すべき、新たに取るなら慎重に判断すべき」です。

英検スコアのほうが英語の独自試験と比較して、点数が取りやすい仕組みになっています。

そのため、すでに英検2級以上を持っている受験生にとっては、確実にメリットがあります。

新規で取得するのが厳しいケースがある

ただし、英検は新規で取得するのが厳しいケースもみられます。

部活動をしている高校生や、ほかの受験科目の勉強時間を確保したい受験生にとって「部活または受験勉強」と「英検の勉強」という「二足のわらじ」は相当な負担になります。

今後の受験戦略として、「英検を取ればチャンスが増える」のではありません。

キミの現在の状況によっては、勉強時間の分散により、合格の可能性を減らすケースもあるということです。

受験勉強と英検を本気で両立したい、または志望校への合格を迷いなく目指したいなら、関関同立専門塾マナビズムの講師に、ぜひ相談してください！

英検2級に特化するだけでなく、キミの本気を全力で応援します。合格まで一緒に走り切りましょう！

オンラインでも可能今すぐ無料受験相談

 

そもそも関西大学の英検利用とは

関西大学の英検利用とは、英検のスコアや合格級を大学入試の成績として活用できる制度です。

一般的な私立大学の入試では、英語・国語・社会（または数学）の3科目が必要になります。

一方で、英検利用では英語の試験が免除されたり、高得点に換算されたりする仕組みです。

英検利用の出願資格

関西大学の英検利用入試では、CEFR（セファール：ヨーロッパ共通参照枠）B1レベル以上を満たした方のみが対象になります。

英検2級以上を基本とし、外国語学部では準1級以上を受験しないと、成績として使われません。

CSEスコア（英検の統一スコア）で表すと、2級相当の1950点以上が基本的な出願資格となります。

• 英検2級：CSEスコア1950～2299点
• 英検準1級：CSEスコア2300～2599点
• 英検1級：CSEスコア2600点以上

なお、英検の取得日に制限（2023年1月以降に受検したものなど）があります。

出願前に必ず最新の募集要項で、自らの英検スコアが条件を満たしているかを確認してください。

＞＞関西大学公式サイトはこちらから確認

利用できる学部の一覧

関西大学で英検利用が可能な学部は、以下のとおりです。

関西大学の約9学部で英語外部試験が利用できるということから、かなり幅広い選択肢があることが分かります。

文系学部では得点換算による優遇措置が中心で、理系学部では出願資格がメインになっています。

配点の比率

関西大学の英検利用入試では、学部や入試方式によって配点の仕組みが異なります。

英語の配点が全体に占める割合は、入試方式により10.7%（30/280点）から50%（200/400点）まで幅があります。

ただ、英検利用といっても「英語だけで合格が決まる」わけではありません。

他科目での得点も、ほかの受験生との競争となり、同様に重要であることを理解しておきましょう。

合格最低点（ボーダーライン）

関西大学の英検利用入試における合格最低点は、一般入試と比較して特別に低いわけではありません。

英検利用によって入試を有利に進めることができるため、高得点勝負になってしまいます。

具体的なボーダーライン（合格の最低点）は学部や年度によって変動しますが、概ね70～80%程度の得点率です。

英検のスコア換算例を見ると、以下のような得点が期待できます。

• CSEスコア2300点以上：30点加点（一般入試2教科型の場合）
• CSEスコア2125～2299点：15点加点
• CSEスコア1950～2124点：加点なし

繰り返しますが、英検利用者が増加すれば、相対的に合格ラインが上昇する点に注意が必要です。

このことから、英検利用は確実に有利になる制度ですが、「楽に合格できる抜け道」ではありません。

まとめ

関西大学の英検利用は「すでに持っているなら活用すべき」が基本的な考え方です。

新規で英検を取得する場合は、4技能の対策時間と一般入試対策のバランスを慎重に検討する必要があります。

特に部活動をしている高校生にとって、二足のわらじは負担となる可能性があります。

関関同立専門塾マナビズムでは、キミの現状と志望校に合わせた最適な受験戦略を提案します。

英検利用か一般入試か迷っているなら、ぜひ一度相談してください。

オンラインでも可能今すぐ無料受験相談

 

よくある質問(FAQ)

関西大学は英検何級レベル？

関西大学の英検利用入試では、英検2級以上、外国語学部では準1級以上が必要です。

英検2級は「高校卒業程度」のレベルとされ、CEFR（セファール）ではB1レベルに相当します。

関大で1番入りやすい学部は？

一般的に関西大学で比較的入りやすいとされるのは、社会安全学部、人間健康学部、総合情報学部などの学部です。

ただし、「入りやすい」といっても関西大学レベルの実力は必要で、偏差値は52.5～55程度は求められます。

関西大学英検2級は何点に換算される？

関西大学の英検利用入試では、英検2級のCSEスコアに応じて以下のように換算されます。

英検2級でも高いスコアを取れば十分に有利になりますが、合格ラインギリギリのスコアではメリットは期待できません。

英検2級は関西大学で使える？

英検2級以上でのCSEスコア1950点以上があれば、関西大学の英検利用入試で使用可能です。

法学部、文学部、経済学部、政策創造学部、人間健康学部、社会安全学部、農学部では一般入試で英検2級が活用できます。

ただし、外国語学部については準1級以上が実質的に必要で、2級では十分な優遇を受けられません。

———————————

□具体的に何から始めたらいいかわからない
□合格までの計画を立ててほしい
□1人で勉強を進められない
□勉強しているが成績が伸びない

上記に1つでも当てはまる受験生は今すぐ無料受験相談にお問い合わせください。

———————————

オンラインでも可能今すぐ無料受験相談