大学受験で何をしたら良いかわからないなら『文系は古文・理系は数理』から!
更新日: (公開日: ) COLUMN
「大学受験、まずはとりあえず英語から?」そう思って単語帳を開いたものの、結局やる気が続かなくて三日坊主……という状態になっていませんか?
関関同立や難関私大を目指すと決めても、なかでもこれまで勉強習慣がなかったり、勉強があまり好きではなかったりする人ほど、最初の「一歩目」を間違えて挫折してしまいやすいです。
実際には、勉強嫌いな子が挫折せずに合格を目指すためには、ある「鉄則の順序」があります。今回は、偏差値50以下からのスタートでも着実に志望校へ近づくための、具体的な戦略と優先順位についてお話しします。
大学受験で何をしたら良いかわからないときは?

結論からいうと文系は「英語と古文」、理系は「英語・数学・理科(数理優先)」から着手するのが鉄則です。
もし今の実力が偏差値50以下の場合、これまで勉強の積み重ねが不足している状態だといえます。その状態で自己流の勉強をはじめてしまうと、効率が悪いだけでなく、結果が出ずに挫折する可能性が高いのです。
大学受験で何をしたら良いかわからないなら、高3になるまで、つまり高2の3月までに基礎を完了するという基準で、以下のとおりに進めてください。
理系の場合
理系志望の人は、文系に比べて勉強すべき範囲が広く、負担が圧倒的に大きい点を覚悟しなければなりません。現時点で偏差値が足りていないのであれば、「自分は遅れている」という厳しい認識を持つ地点からスタートしてください。
優先順位としては、英語よりもまず「数学と理科」の基礎を固めないと、入試本番に絶対に間に合いません。基本は「数・理 > 英」の比重で進め、高3になる3月までに数IA・IIBCの基礎を完璧に仕上げてください。
教材でいえば『やさしい高校数学』や『基礎問題精講』レベルの問題が、スラスラ解ける状態を目指します。理科についても同様で、物理なら力学・電磁気・波動などの主要分野の基礎、化学なら理論化学に加え、無機・有機の半分までは3月中に終わらせるペースが必要です。
文系の場合
大学受験で何をしたら良いかわからない文系のキミが、勉強もあまり好きではないときにもっとも重視すべきなのは、モチベーションの維持です。成果が出るまでに時間のかかる現代文や社会からはじめてしまうと、成長が実感できずに嫌になってしまうからです。
短期間(1か月から1.5か月)で点数が伸びやすく、成功体験を積みやすい「古文」から手をつけるのが合理的です。
例えば英語なら、いきなり長文を読みはじめるのではなく、まずは「単語」と「解釈(読解のための文法)」を徹底して固めてください。1月中には単語と解釈の基礎を終わらせ、2月からスムーズに長文演習に入れる状態を作るのが理想的なスケジュールです。
古文であれば、古文単語(目標600語、週50個ペース)と、文法(『6時間古典文法』など)を1か月から1.5か月で一気に仕上げてしまいましょう。
受験勉強で何をしたら良いかわからなくなる3つの理由

受験勉強で何をしたら良いかわからなくなる理由は、以下の3つです。
- 目標が明確でないから
- 情報が多すぎて選択できないから
- モチベーションが続かないから
目標が明確でないから
受験勉強において「今日何をすべきか」というタスクは、「(志望校 − 現状)÷ 残り時間」という数式でしか算出できません。しかし、この数式のゴールである「志望校」が曖昧なままだと、計算式が成り立たず、日々の行動が決まらなくなってしまいます。
どれだけ素晴らしい勉強法や参考書を知っていたとしても、向かうべき場所が決まっていなければ宝の持ち腐れです。もし志望校がまだ決まっていなくても、「関関同立レベル」「早慶レベル」といった具合に、目指す高さを仮でも良いので設定してください。
「大学受験で何をしたら良いかわからない」と迷っている時間こそが一番の無駄なので、どうしても決められない場合は、受験コンサルなどを受けて他人に決めてもらうのも1つの手です。
情報が多すぎて選択できないから
今はネット上に受験情報が溢れていますが、それらの多くは「一般論」であり「あなた専用」のアドバイスではありません。「不特定多数向け」の情報は、あなた個人の条件(文系・理系、現在の偏差値、受験までの残り時間)に合致するとは限らないのです。
大学受験で何をしたら良いかわからないとき、つい自らに当てはまらないノイズまで取り込んでしまえば、情報の洪水のなかで溺れてしまう原因となります。
偏差値60の人に向けた勉強法を偏差値40の人が真似しても、思った効果が出ないのは当然でしょう。情報を集めるだけに時間を費やさず、自らの現状レベルに合った確実な方法を選び取る視点が必要です。
モチベーションが続かないから
偏差値50以下の子に多いのが、勉強の成果がすぐに出ないとモチベーションも続かずに辞めてしまうパターンです。勉強を習慣化するためには、早い段階で「やった分だけ点数が伸びる」という成功体験、つまり成長する実感を得なければなりません。
大学受験で何をしたら良いかわからないときこそ、成果が出るまでに半年かかるような科目ではなく、1か月から1.5か月でマスターでき、すぐに点数に直結する科目から手をつけるべきです。
先ほど文系の方に「古文」をおすすめしたのも、この早期の成功体験を得やすい科目だからに他なりません。勉強自体を嫌いになってしまわないよう、まずは結果が出やすい小さな山を登り切ることからはじめましょう。
大学受験の勉強で高3までにやっておくべきこと

大学受験の勉強で高3までにやっておくべきことは、以下のとおりです。
- 敵(志望校)を知る
- 全体を見渡す
- インプットから逃げない
- 量 × 質の習慣を作る
- 「当たり前」の基準を上げる
敵(志望校)を知る
受験勉強を本格化する前に、今すぐに志望校というゴールを仮決めし、その大学の「過去問」を目視してください。
これから戦う相手(敵)の強さがどれくらいなのかが分からないと、日々の練習の意味や強度が定まらなくなるからです。サッカーで例えるなら、「地区大会ベスト8」を目指す練習と、「インターハイ優勝」を目指す練習メニューがまったく異なるのと同じです。
まずは解けなくて構わないので、大学のHPや過去問サイトで実際の問題を見て、試験時間や合格最低点を確認してください。それ以外に、「自らのプライドが許す最低ライン」と「死に物狂いで頑張れば届くかもしれない最高ライン」の間で目標を設定してください。
大学受験で何をしたら良いかわからないから「とりあえず勉強する」という姿勢は捨て、再来年の2月に倒すべき敵の姿を明確に脳裏に焼き付けておくのが大切です。
全体を見渡す
「受験で何をしたら良いかわからないけど、まだ時間はある」と楽観視せず、「残り時間は短い」という危機感を持って、自分自身で逆算の計画を立ててください。
例えば高校2年生の年末から計算すると、入試本番まであと約57週間しか残されていない状態です。これは単純計算で、「1週間サボれば合格から約2%遠のく」というシビアな現実を意味しています。
高校入試のように学校の先生が手取り足取り教えてくれる環境とは違い、大学受験は自分で戦略を立てられない人間から脱落します。
入試当日というゴールから逆算し、半年後、3か月後、1か月後、そして「今週」やるべき内容を具体的に割り出してください。「いわれたことだけやる」という受け身の姿勢を捨て、全体像を把握したうえで今日の勉強に取り組みましょう。
インプットから逃げない
大学受験で何をしたら良いかわからないとき、YouTubeなどで「勉強法」や「裏技テクニック」のような動画ばかり見ず、泥臭い暗記(単語・文法)を徹底してください。
受験勉強の初期段階は、ひたすら覚える作業が続くため、正直にいって面白くはないでしょう。しかし、基礎知識が頭に入っていない状態でテクニックや効率を追い求めても、土台がないためまったく意味はありません。
動画を見て「勉強法に詳しいだけの偏差値が低い奴」になってしまっては、本末転倒です。楽な方法に逃げず、一番きつくて地味な「単純暗記」というインプット作業を、高2のうちに終わらせておく覚悟を持ってください。
量 × 質の習慣を作る
最初から質の高さを気にしすぎず、まずは「圧倒的な量」をこなして、『勉強する』という行為そのものを生活の一部にしてしまいましょう。「質より量が先」だからです。
サッカーの解説動画(質)を見続けても上手くならず、実際にボールを蹴った回数(量)でしか上手くならないのと同じ理屈です。一定の量をこなしたあとにはじめて、質への工夫や効率化が生まれてくるものです。
「忙しい」は禁句と考え、学校、部活、食事、睡眠以外の時間はすべて勉強に充てるくらいの気概が必要です。スマホを触っているその隙間時間もすべて勉強に変える覚悟を持ち、まずは量を確保する点に全力を注いでください。
「当たり前」の基準を上げる
自らのモチベーションの有無に頼るのをやめ、「受かる受験生の基準」に自らの常識を書き換えてください。合格する人は、モチベーションが高いか低いかに関係なく、やるべきものだから淡々と勉強をしています。
「落ちる人」は30分勉強して「今日は頑張った」と満足しますが、「受かる人」は4時間しかできなかったら「今日はサボってしまった」と悔やみます。この「当たり前の基準値の差」こそが、最終的な合否をわける決定的な要因になります。
「周りのみんなもやってないから大丈夫」というぬるい集団から抜け出し、視座の高い環境に身を置いてください。息をするように勉強するのが当たり前、という状態を作ることが、合格への最短ルートです。
大学受験の勉強で何をすればいいかわからないときは

大学受験で何をしたら良いかわからないなら、プロによる『自習コンサルティング』を受けて、自分専用の計画表を作ってもらうことを強くおすすめします。
先ほどもお伝えしたとおり、受験勉強の正解は「志望校までの距離」と「残された時間」からの逆算でしか導き出せません。また、「受験生活の3/4は自習時間」であり、授業を受けていないこの時間をどう使うかが勝負の分かれ目になります。
「今の実力」「志望校」「選択科目」「残り期間」は受験生1人ひとり全員違うため、万人に共通する「これをやれば絶対に受かる」という自習内容は存在しません。
したがって、私たちも動画や記事越しに、あなたを見ずに無責任なアドバイスはできないのです。迷っている時間があれば、無料相談からでも構わないので声をかけてください!
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□具体的に何から始めたらいいかわからない
□合格までの計画を立ててほしい
□1人で勉強を進められない
□勉強しているが成績が伸びない
上記に1つでも当てはまる受験生は今すぐ無料受験相談にお問い合わせください。
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受験勉強でやってはいけない行動

受験勉強でやってはいけない行動は、以下のとおりです。
- ゴールと現状の「距離」を測らずに走り出す
- 英語の単語・解釈が終わる前に「長文」を読む
- 成果の出にくい科目(現・社)からはじめる
- 「効率」や「質」を最初から求める
- 「モチベーション」や「忙しさ」をいいわけにする
ゴールと現状の「距離」を測らずに走り出す
「とりあえず頑張る」「学校で配られた課題をただこなす」といった、到達点(志望校)からの逆算がない勉強は危険です。
受験勉強の正解はあくまで「(志望校のレベル − 現状)÷ 残り期間」という計算式でしか導き出せません。この計算なしに参考書を開いて勉強をはじめるのは、地図を持たずに広大な樹海に入っていくのと同じようなものです。
まずは自らの現在地と目的地を明確にし、その差を埋めるための具体的な地図を描くことからはじめましょう。
英語の単語・解釈が終わる前に「長文」を読む
「英語は入試で長文がたくさん出題されるから」と焦り、単語と英文解釈(訳すための文法)が未完成のまま長文演習に入ってはいけません。
単語の意味や文の構造(構文)が分からない状態で長文を読んでも、解説を見て「なんとなく分かった気」になるだけで、実力は1ミリも伸びないからです。基礎ができていない段階での長文読解は、ただの文字の羅列を目で追っているに過ぎず、時間の無駄になりかねません。
初期段階では、早く長文を読みたいという欲求を抑え、単語と解釈という地味なインプット作業に徹してください。
成果の出にくい科目(現・社)からはじめる
現在の偏差値が50以下の場合、「現代文」や「社会」から勉強をスタートするのは避けるべきです。
現代文は成績向上のロジックが見えにくく、社会は覚える量が膨大です。結果として、成果が出るまでに時間がかかるため、勉強嫌いな層はすぐに挫折してしまいます。
モチベーションを維持しながら勉強を継続するためには、やった分だけすぐに結果が出る科目を優先すべきです。
文系なら短期間で点数が伸びる「古文」、理系なら配点が高く時間もかかるため早期着手必須の「数学・理科」からはじめましょう。最初に「やればできる」という感覚を掴まないと、長く苦しい受験勉強を走り抜けることはできません。
「効率」や「質」を最初から求める
勉強系YouTuberの動画ばかり見て「勉強法」や「楽に覚えるテクニック」などの情報を集めること(ノウハウコレクター)はやめましょう。また、最初から少ない勉強時間で成果を出そうとするのも、失敗する受験生の典型的な思考パターンです。
勉強における「質」とは、圧倒的な「量」をこなし、試行錯誤を繰り返したあとにはじめて生まれてくるものです。基礎知識(インプット)が頭に入っていない段階でテクニックを知っても、それを使いこなせません。
「効率よく楽に受かりたい」というマインド自体が、失敗への入り口であると心得て、まずは泥臭い努力を積み重ねてください。
「モチベーション」や「忙しさ」をいいわけにする
「今日はやる気が出ないから」「部活が忙しくて時間がないから」といって勉強を後回しにするのは、絶対にやってはいけない行動です。そもそもモチベーションとは感情の波であり、それに頼って勉強するかしないかを決めている時点で、受験生としての基準が低すぎます。
また、時間はだれにでも平等に24時間しか与えられておらず、合格する人は忙しいなかでも隙間時間を活用して勉強時間を捻出しています。
いいわけを探して自分を正当化しているうちは、成績は一向に上がりませんし、志望校合格も夢のまた夢です。厳しいようですが、感情や環境をいいわけにせず、淡々とやるべきことを遂行できる人間だけが合格を勝ち取れるのです。
まとめ
大学受験は、正しい戦略と順序で進めれば、今の偏差値に関係なく逆転合格が可能です。文系なら古文、理系なら数理からはじめ、まずは「やればできる」という自信をつけてください。迷っている暇はありません。
今日から行動を変え、志望校合格への一歩を踏み出してください。
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□具体的に何から始めたらいいかわからない
□合格までの計画を立ててほしい
□1人で勉強を進められない
□勉強しているが成績が伸びない
上記に1つでも当てはまる受験生は今すぐ無料受験相談にお問い合わせください。
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受験で何したら良いかわからない方からよくある質問(FAQ)
バイトをしながらの受験勉強で合格を目指せますか?
経済的な事情がない限り、理系志望でバイトをしている時間はありません。「小遣い稼ぎ」程度のバイトなら、今すぐ辞めないと理系合格(なかでも関関同立などの難関大)は厳しいと断言します。受験勉強はそれほど甘いものではありません。
高校生は1日にどれくらい勉強すれば良いですか?
高3生であれば、起きている時間はすべて勉強に捧げるくらいの意識が必要です。難関大を目指すなら、平日でも学校以外で5〜6時間、休日は10時間以上が目安となります。「何時間やればいいか」ではなく「限界までやる」姿勢が大切です。
塾や予備校はいつから通うべきですか?
「思い立ったが吉日」です。受験勉強にフライングはありません。なかでも基礎が固まっていない場合は、1日でも早くプロの指導を受けて正しい勉強法を身につけることが、合格への近道になります。高2の今からはじめれば、周りに差をつけられます。