高校生の成績が振るわないのはなぜ?急降下する理由や対策も併せて解説
更新日: (公開日: ) COLUMN
- 毎日勉強しているのに成績が振るわない…
- 模試の結果が思うように伸びない…
- このままでは志望校に合格できるか不安…
このような悩みを抱えている受験生は少なくありません。この場合、『単に勉強時間が足りていない』のではなく、誤った勉強方法を行っていることに原因があります。
そのため、以下のように勉強方法を見直して改善に取り組むことが大切です。
- 教材を絞って学ぶ
- 勉強時間をしっかり確保する
- 復習→定着のルーティンを作る
- ノート作りだけに意識を向けない
- 実践形式の学習をする
本記事では、成績が振るわない原因をわかりやすくお伝えし、具体的な改善方法を紹介します。「今の勉強法を見直したい」「効率的に成績を上げたい」という方は、ぜひ最後までご一読ください。
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□具体的に何から始めたらいいかわからない
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□1人で勉強を進められない
□勉強しているが成績が伸びない
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そもそも成績が振るわないとは?
成績が振るわないとは、『十分に力を発揮できていない』『期待されるほどの勢いや成果が出ていない』という状態を指します。例えば、普段の実力は十分にあるのに、テストの場面で緊張してしまい、その力を出し切れないような状況でも振るわないと表現します。
また、成績が振るわないという表現は、『不振』や『不成績』という言葉で言い換えられます。不振は一時的な落ち込みや期待値との差を示す表現であり、不成績は本来の実力が十分に結果に反映されていない状態です。
成績が振るわない状態を放置するとどうなるか
成績が振るわない状態を放置してしまうと、以下の状態を引き起こします。将来にも関わることだと考えて、現状を正しく知っておきましょう。
- 学習意欲が下がる
- 学力格差が起きる
学習意欲が下がる
成績が振るわない状態は、「どうせ勉強しても成績は上がらない」という諦めの気持ちを持つきっかけとなります。
学習意欲が低下すると、授業への集中力が落ち、家庭学習の時間も減少します。その結果、基礎学力の定着が不十分となり、応用力を必要とする入試問題への対応が困難になっていくのです。
学力格差が起きる
成績が振るわない状態を放置すると、同じ学年の中でも学力の差も徐々に広がっていきます。受験勉強では、基礎的な内容の理解が不十分なまま新しい単元に進むことで、差がさらに拡大する傾向してしまうでしょう。
ふとした拍子に成績上位層との差を実感した場合、学習意欲の低下を招き、格差が広がる一方で止まることはありません。
ただ、なかには「勉強しているのに伸びない!」と感じている高校生もいるはずです。次では、成績が振るわないのかの理由を一緒に見ていきましょう。
勉強しているのに成績が振るわない理由5選
勉強しているのに成績が振るわない理由は、以下の5つが挙げられます。
- 前提知識が足りていない
- 基礎の理解度が低い
- 知識を得ただけになっている
- 参考書が合っていない
- アウトプットが不足している
前提知識が足りていない
数学や英語などの積み上げ型教科で成績が伸び悩む原因は、前提知識の不足です。例えば、2次方程式が理解できない場合、その背景には2次関数や1次方程式、1次関数、方程式の解法といった前提知識がないなどです。
問題を解くときに、途中までスラスラ解けていたのにいきなり詰まった場合も要注意です。式を書き出せたのに答えが出ない場合は、計算方法を理解できていないことが考えられます。
このような状態を放置すると、新しい単元に進むたびに理解度が低下し、成績の低迷を招きます。
基礎の理解度が低い
基礎知識の不十分さは、高校生の成績が振るわない要因となります。英語の単語や文法、数学の公式など、基本的な知識がしっかり身についていないと応用問題でつまずくことは避けられません。
基礎があいまいなまま難しい問題に取り組むと、解けないことに挫折を感じやすくなり学習への意欲も低下してしまいます。
知識を得ただけになっている
解法や公式は知っているのに、実際の問題で活用できないのは、知識を得ただけの状態に陥っているからです。
例えば、連立方程式の解法として「項の係数をそろえて2つの式を加減する」という方法を知っていても、実際にどのように係数をそろえるのかがわからなければ、問題は解けません。
なぜその手順で解くのか、どのような場面で使うのかを理解しなければ実践力を身につけられないのです。
参考書が合っていない
自分の学力レベルより難しすぎる参考書を使うと、内容が理解できず時間を無駄にしてしまいます。逆に、易しすぎる参考書では実力が伸びません。
適切な参考書を選ぶには、まず自分の現在の学力を正確に知ること。問題を解いてみて、7割程度正解できる難易度の教材を選ぶと失敗を減らせます。
アウトプットが不足している
インプット(知識を入れること)ばかりで、アウトプット(知識を使うこと)が不足していると、「わかったつもり」になりやすいです。実際の問題を解く段階で答えられない典型的な例です。
知識の定着には、インプットとアウトプットのバランスが大切です。インプットが3割、アウトプットが7割の配分を目指して調整しましょう。
関連記事:【高校3年生向け】急に成績が下がったときの原因と3つの対策
成績が急降下するのはなぜ?原因を突き止めよう
高校生の場合、中学時代と比べて学習環境や学習量が変化するため、成績が急降下するケースも少なくありません。急降下の主な原因としては、以下の3つが挙げられます。
- 誤った勉強方法を取り入れている
- 部活・バイトで勉強できなくなっている
- テスト前にしか勉強できていない
誤った勉強方法を取り入れている
同級生より勉強時間を確保しても成績が伸びないのは、効率の悪い勉強法を続けているからかもしれません。特に塾に通っていない生徒の場合、自己流の勉強法に頼りやすいです。
例えば、ノートを綺麗に書き写すことに時間を費やしたり、問題集を解いても答え合わせだけで終わってしまったりするケースが多く見られます。また、スマホの学習アプリに頼りすぎて、本質的な理解が伴っていないこともあります。
こうした状況に陥る原因は、「勉強=時間をかけること」という誤った認識です。効率的な学習方法を知らないまま、やみくもに時間だけを費やしても、望むような成果は得られません。
部活・バイトで勉強できなくなっている
高校生になると生活環境が変化し、部活動が本格化したり、アルバイトを始めたりする人が増えてきます。確かに意義のあるものですが、学習時間の確保という点では障壁となります。
特に運動部に所属している場合、平日は夕方まで練習があり、帰宅後は疲労で集中力が続かないことも。アルバイトについても、シフト制で不規則な生活を強いられ、計画的な学習が難しくなります。
部活やバイトと学習の両立が難しい場合は、進路目標に照らして活動内容を調整するほかありません。
テスト前にしか勉強できていない
高校の学習内容は中学と比べて圧倒的に量が多く、授業のスピードも4倍程度になるともいわれています。それにもかかわらず、中学時代と同じように「テスト前だけ」の学習を続けていては、良い成績の維持は困難です。
授業内容を完全に理解しないまま次の単元に進んでしまうことで知識が積み重ならず、テスト前の詰め込み学習では対応しきれなくなってきたのは、気がついている高校生も多いのではないでしょうか。
だからこそ、いまこのタイミングで後悔しないために、具体的な対策を取りましょう。次からは、成績が振るわない状態から抜け出すための方法を具体的にお伝えします。
成績が振るわない状態を脱する5つの方法
成績が振るわない状態から抜け出すためには、以下の5つの方法が効果的です。
- 教材を絞って学ぶ
- 勉強時間をしっかり確保する
- 復習→定着のルーティンを作る
- ノート作りだけに意識を向けない
- 実践形式の学習をする
いずれも、すぐに実践できて効果が期待できるものばかりです。1つずつ確実に取り入れていきましょう。
教材を絞って学ぶ
成績が振るわない原因の1つに、教材の使い方を間違えているケースがあります。さまざまな参考書を見比べるのは良いですが、これと決めたらとことん1つの教材をやり込むことが大切です。
1教科につき、「易しすぎず難しすぎない」1冊の教材を選びましょう。教材を決めたら、その教材を完全に使いこなすまで他の教材に手を出さないで繰り返し解いてください。
やり込むことで基礎的な解法パターンが身につき、応用問題にも対応できる力が養われていきます。
勉強時間をしっかり確保する
どれだけ効率的な勉強法を知っていても、勉強時間が足りなければ効果を実感できることはありません。成績を上げるためには、最低でも平日2〜3時間の学習時間を確保してください。
もし、この時点でキミが勉強時間を取っていないなら、『15分だけ』でも自学自習の時間を用意します。少しずつ伸ばして、目標に近づけましょう。
『毎日19時から21時は勉強』というように、決まった時間帯を学習時間として確保できれば、習慣化しやすくなります。先ほど伝えた1つの教材を徹底的に続ける方法と組み合わせて習慣化すると、自然に成績は伸びます。
復習→定着のルーティンを作る
復習しないとせっかく授業で理解した内容もすぐに忘れてしまい、「授業では理解できたのにテストで点数が取れない」という結果に陥ってしまいます。復習として、その日の授業内容は必ずその日のうちに15分程度で振り返る習慣をつけてください。
勉強時間を確保してこなかったキミが新たに行うなら、復習から勉強習慣をつけること。週末には、1週間分の復習を行って『まず学校の授業に追いつくこと』を考えましょう。
ノート作りだけに意識を向けない
復習のためには、『ノートを取る』ということも大切です。ただ、あとで学習するからといって作り込みを行う必要はありません。
自分オリジナルのノート作りに時間を費やすのではなく、実践的な学習に時間を使ってください。授業中は要点のみをシンプルにメモし、色ペンは2色程度に抑えてまとめます。
無理にデザイナーになる必要はありません!ノートはシンプルにわかりやすくし、教科書や参考書の重要箇所には蛍光ペンでマークを付けるだけで十分です。
実践形式の学習をする
記憶を定着させるために有効な手段として、演習形式での実践も挙げられます。内容を理解している内にさまざまな角度から学習内容を反復できれば、学習内容を確実に定着できます。
まずは教科書の例題を自分で解いてみることから始めましょう。解説を読んで理解できたと思っても、実際に問題を解くことで初めて「分かっていない部分」を知るきっかけになります。
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まとめ
成績が振るわない主な原因は、前提知識の不足、基礎の理解度の低さ、知識の実践不足、不適切な教材選び、そしてアウトプットの不足にあります。放置すると、学習意欲の低下や学力格差の拡大につながり、最終的には志望校への合格も危うくなるかもしれません。
成績向上を目指すキミに、ぜひ試してもらいたいのは以下に挙げた5つの取り組みです!
- 1教科につき1冊の教材に絞り、その教材を完全に使いこなす
- 平日2〜3時間の学習時間を確保し、同じ時間帯での学習習慣を確立する
- その日の授業内容は15分程度で復習し、週末に1週間分の総復習を行う
- ノート作りに時間を使いすぎず、問題演習の時間を確保する
- 例題→類題→応用問題という流れで実践的な学習を進める
一度にすべてを変えようとせず、1週間ごとに1つずつ取り入れていくことをおすすめします。地道な積み重ねが、確実な成績向上につながります。
今日から、自分に合った方法で学習改善に取り組んでみましょう。
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□具体的に何から始めたらいいかわからない
□合格までの計画を立ててほしい
□1人で勉強を進められない
□勉強しているが成績が伸びない
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