【受験生必見】塾・予備校に通っても成績が上がらない・伸びない原因は?対策を徹底解説

更新日: (公開日: COLUMN

「塾で勉強しているのに成績が上がらない」
「成績が伸びない理由が分からない」

大学受験合格を勝ち取るために、塾・予備校に通って勉強する高校生は多いです。しかし、塾・予備校に通っているのに成績が上がらない・伸びない状態が続くのはとても怖いですよね!

そこで今回は、なぜ塾に通っているのに成績が上がらないのか、また成績を伸ばすために何を意識すればよいのかを徹底的に解説します。

この記事を読めば、あなたの成績が上がらない理由を知って、効率のよい伸ばし方が学べます。

塾に通っていない方でも参考になる部分が多くあるので、ぜひ最後まで見てください。

塾・予備校に通っているのに成績が上がらない理由

塾・予備校に通っているのに成績が上がらない理由

塾に通っているのに成績が上がらない理由は、以下のどちらかです。

  • 塾の授業内容が「自分のレベル」に合っていない<
  • 習った内容の「復習」を怠っている

当然、塾の授業が簡単すぎても成績は上がりませんし、難しすぎても理解できません。

また、一般的に人間は一度覚えたことをすぐ忘れてしまい、記憶に定着するまで時間がかかる生き物です。そのため、復習を怠っているといつまで経っても塾で習った内容が記憶に残りません

では、もう少し具体的に原因を探してみましょう。

  • 予備校の授業を受けただけで満足している
  • わからないことをそのままにしている
  • 勉強の計画を立てていない

自分に当てはまるものがないか、成績が伸びない原因を確認してみてください。

予備校の授業を受けただけで満足している

予備校に通っていても成績が上がらない人に当てはまりやすいのが、授業を受けただけで満足していることです。

予備校の授業時間は長く、内容も濃いため、授業を受けているとつい勉強した気分になってしまうかもしれません。

しかし、大学受験の範囲は広く量も多いので、何度も復習を繰り返して身に着ける必要があります。そのため、自学自習の時間を有効活用できていないと、知識の定着が十分にできずに成績が上がらないわけです。

予備校の授業は、自学自習の時間に教えてもらった内容を何度も復習するからこそ成績が上がる場所といえます。

わからないことを放置している

成績が上がらないと悩むキミは、「わからないことを放置」していませんか?塾・予備校に限らず、学校でも勉強していると、分からない問題に直面する機会が少なくないはずです。

そのまま分からないことを放置してしまうと、模擬テストや受験本番でも解けない問題が出てきてしまい成績が思うように伸びない原因になります。

「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」という言葉があるように、分からないことは、恥ずかしがらずに予備校の講師に質問しましょう。

通っている塾・予備校で気軽に質問できない場合、キミの成績を上げる場所としては「合わない」可能性があります。

勉強の計画を立てていない

「塾・予備校で勉強しているから大丈夫」というように、自分で勉強の計画を立てていないことも成績が上がらない原因となります。

計画性についてわかりやすくすると、以下のイメージです。

  • 勉強が不足している
    →時間を増やせる勉強計画が必要
  • 大量に勉強している
    →特定の教科に絞って順序よく学ぶ計画が必要

塾・予備校に通っていても、復習を繰り返す時間が必要なことはお伝えしました。そのため、アルバイトや趣味に時間を使う時間まで考慮して、効率のよい勉強計画を立てます。

自学自習の時間を十分に確保して成績が上がらない場合は、時間を決めて1つの教科に取り組んだり、1日に学習する科目を絞り込んだりといった対策で無理なく整理された勉強計画がおすすめです。

2つのパターンに合わせて勉強計画を立てると、塾・予備校で得た知識を定着させやすくなります。成績が上がらない・伸びない場合は、原因に対して適切な対処を考えましょう。

ここまで読むと、塾・予備校に通っていたとしても、授業時間外での勉強もしっかりやらないと成績は上がらないというのは理解してもらえたはずです。

とはいっても、自分は授業時間外でも勉強している、けれど成績が上がらないという人もいますよね。そこで、ここからは勉強しているのに成績が上がらない理由を解説します。

勉強しているのに成績が上がらない理由

勉強しているのに成績が上がらない理由

塾・予備校に関係なく、勉強しているのに成績が上がらない理由は2つだけです。

  1. 勉強量が足りないか
  2. 勉強のやり方が間違っているか

先ほど述べた、復習を怠っているということも、結局は復習する勉強時間が足りていない、復習せずに次々に新しいことを覚えようとする勉強のやり方に問題があると言い換えることができます。

では、具体的に2つの理由がなぜ成績が上がらないのか見ていきましょう。

①勉強量が足りない

「勉強は量と質が大切だ」というのをどこかで聞いたことはないでしょうか。勉強の質は効率と同じような意味で使われているのですが、皆さん勉強の質ばかり気にしていませんか?

ここで覚えていただきたいことは、勉強の質は量をこなさないと上がらないということです。

最初から効率よく勉強しようとしても、うまくいかないことがほとんど。英単語を覚えるには、まずひたすら単語帳を見たり、単語を書いたりして覚えるしかありません。

質ばかりを意識しすぎると勉強のスピードが遅く、なかなか先に進めません

勉強はやはり暗記の側面が大きいので、勉強する時間が少ない結果として覚えている知識も少なくなることを知っておいてください。

②勉強のやり方が間違っている

勉強のやり方とは、勉強の進め方や計画などが挙げられます。

自分のレベルに合わない勉強をしたり、何の計画も立てずに勉強したり、ひたすら暗記ばかりしていたりなど間違った勉強の仕方をしていれば、どれだけ勉強しても成績を上げるのは難しいでしょう。

大学受験にもなると、ただの暗記だけで乗り切れるほど優しくはありません。正しいやり方で勉強するからこそ成績が上がるということを覚えておきましょう。

いま、キミの中には「正しいやり方ってどうしたらいいの?」と疑問が残るはずです。次項でスッキリと解消できるようにポイントと具体的な対策を紹介します。

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塾・予備校で成績が伸びない人にできる3つの対策ステップ

塾・予備校で成績が伸びない人にできる3つの対策ステップ

成績が上がらない・伸びないと感じたら3つのステップを踏んだ対策がおすすめです。

  1. 自己分析して得意不得意を知る
  2. 苦手科目を伸ばす
  3. 自学自習の計画を再確認する

それでは、順番に解説していきます。

自己分析して得意不得意を知る

成績を伸ばす対策の1つ目は、得手不得手を知ることです。

まずは時間を取って自己分析して、苦手分野やこれまでの勉強スケジュールが見直してみてください。

具体的には、自己分析として志望校の過去問を解く方法がおすすめです。目標としている大学に合格するために何が足りないのか、以下の視点を持ってメモに残しておくとよいでしょう。

  • 得点率が低かったのはどの科目か
  • どの分野の知識が足りないのか
  • 苦手な出題形式がないか

そして、全体的に得意不得意が分かったら、次の対策に進みましょう。

苦手科目を伸ばす

苦手科目を伸ばすのは、成績が上がらないときに試したい定番の方法です。得意な教科を伸ばすより、苦手科目の得点力を高める方が成績が伸びやすくなります。

先ほど、苦手な分野の知識や科目、出題形式を分析しました。足りない部分は明確になっているため、教材や参考書を利用して基礎知識のインプットから始めてください

1つずつ知識を積み重ねていくと、全体の理解が深まったり、これまで見えてこなかった解き方が身につきます。得点力を伸ばして成績を上げるためには「基礎」がもっとも大切です。

そして、基礎をしっかりと固めたら問題集で何度も演習を繰り返します。どうしても分からない場合は、解答を見ても問題ありません。

解答には、答えを導き出すための説明や過程がはっきりと記載されているため、解けなかった理由が分かるはずです。

自力では理解できない場合は、塾・予備校の講師に質問してください。

また、得意科目もケアレスミスを避けるために、定期的に問題演習する程度の勉強は続けましょう。

自学自習の計画を再確認する

自学自習の勉強計画は、成績を上げるために大切なことです。時間ごとに科目を分けて、どの分野を勉強するかを決めて取り組みましょう。

時間で区切ると、いま自分が何をすべきか明確になり、学習内容に集中できます。ノートの端や付箋に、以下の表のように取り組む内容を書き出してから勉強を始めてみてください。

9時〜10時 数学(連立方程式・円)
10時〜11時 国語(古典)
11時〜12時 社会(大正時代〜昭和時代)

タイマーを活用して、時間制限を設けて学習してみる方法がおすすめです。スケジュールを立てて効率よく学習できれば、成績も伸びやすくなるでしょう。

塾・予備校で成績を上げるために意識すべき4つのポイント!

塾・予備校で成績を上げるために意識すべき4つのポイント!

ここまでの話で、具体的な対策はわかってもらえたかと思います。

では、実際に成績を上げるために意識すべきポイントを4つほど紹介します。

  • まとまった勉強時間を確保する
  • 勉強計画の立て方を覚える
  • 何度も同じ内容を復習する
  • 頻繁に問題演習を行う

それぞれ大切なポイントですので、対策と一緒に意識してみてください。

①まとまった勉強時間を確保する

勉強量を増やすためには、勉強時間をいつも以上に確保する必要があります。

受験生でよく勉強時間を確保できないと言う人がいますが、それは本当なのでしょうか1日が24時間というのは誰であっても変わらないのに、勉強時間は人によって異なります。

キミがもし今以上に勉強したいけど、どの時間を削ったら良いか分からないという場合には、勉強していない時間をカウントしてみるのがオススメです。

ほとんどの人は勉強した時間を数えます。しかし、無駄を省きたい、今以上に勉強時間を確保したい場合は、勉強していない時間から用意すると効率がよいです。

厳しい伝え方になりますが、睡眠時間などのどうしても削れない部分を除けば、どのくらい無駄な時間を過ごしているかが明確に分かるかと思います。

勉強時間をもっと確保したいという方はぜひ試してみてください。

成績が上がる人がやっている隙間時間の活用

時間をうまく使う方法として、スキマ時間を活用する方法があります。

  • 寝る前に暗記科目を勉強する
  • 移動時間に単語帳を開く
  • 授業開始前に要点を押さえる

予備校の授業で習った内容を、忘れないうちに自習室で復習したり、次回の講義を予習したりする参考にしてください。

②勉強計画の立て方を覚える

勉強計画がないと、ただやみくもに勉強する可能性が高いです。

勉強計画は、目的を達成するために何が必要なのかを月単位、週単位などに表すことを指します。

  1. 自分の学力・弱点を把握
  2. 長期的・短期的な計画を立てる
  3. 計画表を作って目につくところに置く

そして、長期目標から設定し、年間→季節→月→週・日という風に徐々に短期の目標を決めていきます

もっと具体的な計画の作り方を知りたい方は「大学受験の勉強計画はまず逆算!スケジュール作りのポイントまとめ」を参考にしてください。

③何度も同じ内容を復習する

冒頭でお話した通り、人は一度覚えたことをすぐ忘れます。

具体的には、エビングハウスの忘却曲線が有名なのですが、記憶してから1日経つと全体の74%忘れてしまうと言われています。

エビングハウスの忘却曲線

そのため、忘れないためには『忘れる前に復習する』必要があります。忘れる前に復習するという行為を積み重ねていくにつれて、徐々に忘れにくくなり記憶に定着していきます。

エビングハウスの忘却曲線_復習の効果

この何度も復習するという考え方は、勉強計画を立てる際にも意識する必要があります。

エビングハウスの忘却曲線_繰り返し学んだ効果

勉強する時間の中でも、新しいことをやる時間と復習の時間をしっかりと分けて計画するようにしましょう。

※画像出典元:法政大学学術機関リポジトリ

④頻繁に問題演習を行う

成績が上がらない人の特徴として、暗記ばかりに時間を使い、問題演習を解く量が少ないことがあります。

勉強において暗記することはもちろん重要なのですが、本当に暗記した内容を使いこなせているのか確かめないといつまで経っても成績は上がりません。

暗記だけして勉強した気になっているのは危険です。

問題を解くことで自分の苦手な部分や覚えていたつもりになっていたことが分かると、次に自分がやるべきことも見えてきます

インプットだけでなく、アウトプットまで勉強内容に組み込むことで、成績が伸ばせるはずです。

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予備校で成績が伸びないときのQ&A

予備校で成績が伸びないときのQ&A

最後に、予備校で成績が伸びないと感じる人からよくある疑問を紹介します。

  1. 大学受験では予備校や塾に通うべき?
  2. 予備校では友達を作るべき?
  3. 成績が伸びなくて志望校のレベルを下げる人は多い?
  4. 成績が上がる・伸びる人の特徴は?

それぞれ確認して、成績を伸ばす参考にしてください。

大学受験では予備校や塾に通うべき?

大学受験を成功させたい場合は、志望校の合格実績を確認して、受験対策できる予備校や塾に通いましょう

自学自習で対策をしているつもりでも、実力が足りず志望校の受験に落ちてしまう可能性はあります。

万全の対策をできるように、塾の選び方から確認したい場合、以下の記事を参考にしてください。

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予備校では友達を作るべき?

予備校では、受験勉強で切磋琢磨できる友人がいると励みになるケースがあります。

成績を高めあえるような人がいれば、一緒に受験するライバルとして友達を作ってみてください。ときには、苦手な科目を教えあうという勉強法も効果的です。

人に教えるためには、アウトプットできるだけの知識が必要になります。受験勉強を楽しく、励ましあいながら乗り越えられるような友達を作りましょう。

成績が伸びなくて志望校のレベルを下げる人は多い?

受験の時期までに思うように成績が伸びない場合、志望校のランクを落として受験する人は少なからずいます

中でも、浪人生(既卒生)で予備校に通っている人は、現役生の偏差値が伸びてきて志望校を諦める場合があるでしょう。

しかし、予備校や塾に通うのであれば、本来の志望校合格を目指して勉強に励みたいはずです。

この記事内では成績が伸びない原因も解説しましたが、予備校や塾の指導形態が合っていない可能性もあります

対策しても成績が伸び悩むなら、マナビズムへお気軽にご相談ください。

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成績が上がる・伸びる人の特徴は?

成績が上がる人・伸びる人に共通する特徴として、以下の3点があります。

  • 自主学習時間を十分に確保している
  • 内容が頭に入るまで徹底的に復習する
  • 問題演習を積極的に取り組む

成績が伸びる人の特徴を知って、あなたの習慣として取り入れてみましょう。

成績が上がらない・伸びない原因を知って対策を!

成績が上がらない・伸びない原因を知って対策を!

今回は、塾に通っているのに成績が上がらない理由と、成績を上げるために意識すべきポイントについてお話ししました。

成績が上がらない理由は、勉強量が足りないか、勉強のやり方が間違っているかのどちらかが原因です。

この原因を解決するためにも、きちんとした勉強計画を立て、まとまった勉強時間を確保しましょう。

また、勉強計画を立てる際は、新しいことをやる時間と復習に充てる時間、インプットの時間とアウトプットの時間をうまく分けて計画しましょう。

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