詳説世界史B改訂版の効果的な使い方

更新日: (公開日: WORLD-HISTORY

[詳説世界史B改訂版の概要と使用目的]


この参考書は、数十年前から改訂を重ね、いつの時代も世界史学習のスタンダードとなってきた参考書です。
高校での学習でも非常に使われることが多い参考書です。
なので、センター試験の対策にも非常に有効です。
また、全ページフルカラーで、図や地図も豊富なので、視覚的に世界史を学習するのにも効果的です。
この参考書は、使用時期としては、通読し、世界史とはどのような科目なのかを知るために使うのが良いので、世界史の受験勉強の初期に使うことが好ましいです。
この本一冊完璧にすれば、難関大の問題にも対応できるほどの情報量です。

そもそも世界史の効果的な勉強法について知らないという人はこちらをクリックして確認するようにして下さい。

[詳説世界史B 改訂版の具体的な内容]

この参考書は、古代から現代まで、受験に必要な分量が、少し固めの文体で網羅されています。
地域や時代に偏りなく、満遍なく網羅されているので安心です。
また、重要な人名、用語については、必要に応じて原語・生没年・年代をつけ、さらに相互の参照ページも丁寧に示してあり、探したい項目を素早く探せます。
また、この参考書に対応した参考書で、「世界史B用語集改訂版」というものがあり、その用語集と併用するとさらに効果的です。

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[詳説世界史B改訂版の使い方]

まず、二、三周この参考書を通読します。少し文体は固く、最初は手こずることもあるかと思いますが、二、三回通読することにより、世界史の概要をつかむことができます。
その際のコツですが、最初から完璧にしようとするのではなく、最初はサーっと読み飛ばす程度で良いです。
そして、回を重ねるごとに、覚える項目を増やしていきます。
読み進めているうちに、わからない項目もたくさん出てくることかと思います。
その場合は、「世界史B用語集改訂版」を使用しましょう。
この参考書は、いわば「詳説世界史B」の辞書のようなものです。
文中に出てくる単語についての詳細が書かれています。
用語集も活用し、インプットが終わったら、次はアウトプットの作業に入っていきます。
アウトプットに有効な参考書は、山川出版の「よくでる世界史B一問一答重要用語集」「詳説世界史ノート」等です。
この参考書を使い、さらに詳説世界史Bの内容を深めていくことで、世界史の点数は必ず上がります。
このとき少し注意したいのが、一問一答系は用語を覚えるのには非常に役立つが、覚えた項目が流れに紐付けされないため、覚えただけでは何も使えないということになってしまうということです。
覚えた用語が、どこの時代で、他のどの用語と関連していて、どのように歴史に影響を及ぼすかというのを意識しながら使用するようにしてください。

[詳説世界史B 改訂版を使用する際の注意点]

まず、この参考書を使用する際に最も気をつけなければならないのは、文体が堅いため、世界史を嫌いになってしまう可能性があるということです。
世界史を嫌いになってしまっては上がる点数も上がりません。
また、この参考書は、内容は深く、おもしろいのですが、詳しく書かれているため、最初からそこにこだわりすぎると、結果としてどのような流れなのかわからなくなり、勉強した意味がなかったということにもなってしまいます。
なので、最初は本当に流れを意識して読むようにしてください。
流れを掴み、流れの中で情報量を多くしていくのが効果的な学習です。
勉強した気にだけなるのではなく、意味のある、内容のある勉強を心がけるようにしましょう。
また、軽く読んでみても流れがあまりわからないという場合には、「時代と流れのつかめる用語集世界史B」という参考書を使用し、流れを掴むのもおすすめです。
流れを理解し、深め、世界史を得意にすることで志望校合格を目指しましょう!

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