【大岩のいちばんはじめの英文法】特徴・使い方・勉強法

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この記事では「大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】」の特徴と正しい使い方について解説していきます。
「大岩のいちばんはじめの英文法」シリーズは高校英語初学者向けの参考書となっています。

「大岩のいちばんはじめの英文法」の概要

分類 英文法解説書
問題数 超基礎英文法編:26講/英語長文編19講
使用時期 入試初期
オススメ度 ★★★★★
対象レベル 高校基礎 センター 私大標準 私大難関 私大最難関
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「大岩のいちばんはじめの英文法」は英文法の理解系の参考書となっています。
問題数として超基礎文法編が0~25講の26講、英語長文編が0~18講の19講に分かれています。
目標習熟期間としては入試初期と記載していますが、7月末までに英文法の知識はインプットが済んでいる状態が望ましいです。
インプットするためには英文法の問題演習も必要であるため、この参考書は1日2~3講進めて20日から1か月程度で終えておくことが重要です。
8月末までにセンターレベルの初見の英文法の問題は9割以上とれるようにしておきましょう。
7月末までにこの状態にしておくことで、夏に長文演習や選択科目に時間を割くことが可能になります。
その結果、夏明けの模試や過去問で結果が改善されることでしょう。
受験の天王山といわれる夏に演習量をどれだけ確保できるかがカギとなるので、夏までに英文法のインプットは終えておくようにしましょう。
オススメ度としては★5つとなっています。
この理由としては後で説明しますが、高校レベルの英語の参考書の中で最も易しいと言われているほどで、中学レベルの英語から丁寧に解説されているためです。
対象レベルは高校基礎レベルから私大標準レベルまでとなっています。
※私大標準レベルとは産近甲龍や日東駒専などを指します。

大岩のいちばんはじめの英文法の特徴

特徴としては4点あげることができます。
①例文のほとんどにSVOCがカラフルに書かれている
参考書内に登場するほとんどの英文にSVOCといった記号が書かれているため文型が理解しやすくなっています。
②挿絵やイメージが描かれていることにより視覚的に理解できる
例文を示す挿絵が描かれていたり分かりにくい文法事項を図で解説していたりと視覚的にも理解しやすいレイアウトとなっています。
③確認問題を利用してアウトプットができる
各講末に確認問題がついているため、効率よく簡単なアウトプットをすることができます。
➃解説が非常に丁寧で理解しやすい
中学英語からていねいに解説されているため中学英語に不安を感じている受験生にはぴったりの参考書となっています。

大岩のいちばんはじめの英文法のメリット

  • 中学英語の内容も盛り込んだ基礎的な部分から解説されている。
  • 重要な知識がカラフルなイラストなどを用いて丁寧に説明されている。
  • 丁寧な解説で、文法問題集ではカバーできない細かいところまで網羅されている。

大岩のいちばんはじめの英文法のデメリット

  • 演習問題の数が少ない。
  • 中学英語の初めの方から丁寧に解説されているため、高校レベルの英文法が全部網羅されていない。

大岩のいちばんはじめの英文法のメリット・デメリットはこのようになっています。
1つ1つの文法事項が丁寧に解説されているため、学校や塾・予備校の授業で習った範囲をじっくり理解するために使用するのはおすすめです。
参考書であるため演習問題の数が非常に少なく、読んだだけで「わかった気」にならないように注意が必要です。
また、「be動詞とは何か」や「SVOCとは何か」といった中学1年生で習うような知識から説明されており、高校レベルの文法事項をこの参考書で全て理解するのは難しいでしょう。
この様に、参考書は現在の自分の実力や志望校に応じて正しいタイミングに正しいものを選ばなければ成績はあがりません。
「正しい参考書の選び方が出来ているか不安!」という方は以下の記事を参考にしてください。
【合格者は知っている!】失敗しない参考書の選び方・使い方

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大岩のいちばんはじめの英文法の使い方・勉強法

まず、英文法を勉強する際に重要なことは「なぜその解答になるのか?」を自分で解説できるようにすることだと言えます。
この目的意識がなければ初見の問題に出くわした際に出題者の意図に気づくことができません。
またその結果、1問あたりに時間を要したあげく、不正解の選択肢を選ぶといった悪循環を生み出してしまいます
これらの悪循環を断ち切るための、具体的な大岩のいちばんはじめの英文法の使い方・勉強法を紹介します。
参考書は、前述したように読んだだけで「分かった気」になってしまいがちです。
それを防ぐためには、1周ではなく2~3周繰り返し
次のステップの問題集に進んでわからないところが出てきた際にはこの参考書に再び戻ってくる、というスタンスで取り組むことが重要です。
①概要だけをつかむように1周読む
1回でじっくりと深いところまでを理解しようとするのではなく、まずは流れをつかむ程度に1周読んでみましょう。
この時、疑問点が残る箇所には付箋を貼ったりマーカーを引いたりして一目でわかるようにしておくと良いでしょう。
分からないところに時間をかけすぎないことが重要です。
特に超基礎文法編は中学英語まで戻った内容から丁寧に説明されているため
中学英語が完成している人にとってはすらすら読み進められると考えられます。
※超基礎文法編であれば3,4日で通読を終わらせることを推奨
②登場した文法事項を確認しながら分からないところをじっくり読む
2周目は、登場した英文にSVOCをふれるか確認することと、1周目で発見した自分が理解しきれていないところを理解できるようにすることに焦点を当てて
確認問題に取り組みながら進めてみましょう。間違えたところは通読箇所に戻って抜けがないか確認しましょう。
③人に説明できるぐらい深くまで理解する
3周目は、他の人に自信をもって説明できるくらいまで全体を理解できるように進めましょう。実際に友達などに説明してみるのもおすすめです。
人に説明することは

  1. 自分の理解が深まる
  2. 自分の理解度をチェックできる
  3. 相手の勉強になると同時に自分の復習にもなる

といったメリットがあげられます。
➃週の最後に今週解いた問題を総復習する。
1日2~3単元(2~3講)のペースで行いましょう。
翌日は次の範囲を行うのはもちろんですが、前日に行った範囲で間違えた演習問題に対しても再度、解きなおすようにしましょう。
また、1週間のラスト2日でその週に進んだ範囲に対して総復習を行うようにしましょう。

それまでに行いたい参考書

大岩のいちばんはじめの英文法は、高校英語初学者向けで「be動詞とは何か」や「SVOCとは何か」といった
中学1年生で習うような知識から説明されているため中学英語に不安を抱える高校生も使用することができる参考書となっていますが
いきなり使用するのが難しい受験生は中学校時代に使用した教科書や参考書を併用して、中学英語を完璧にすることをおすすめします。
ここでは、それまでに行いたい参考書としてそれぞれが中学時代に使用していた教科書・参考書とします。

似ているレベルの参考書

似ているレベルの参考書としては「安河内の新英語をはじめからていねいに-1入門編-」が挙げられます。

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「安河内の新英語をはじめからていねいに」シリーズは「大岩のいちばんはじめの英文法」と同様に
中学英語から高校基礎の大部分をカバーする、高校英語初学者向けの文法書となっています。
違いとしては安河内の新英語をはじめからていねいにの方が中学英語の記載量が少なく、入試レベルに直結しやすい内容となっていたり
語り口調で書かれているため親しみやすかったりといったことがあげられます。
どちらの参考書を使用しても目的や結果の面で大きな差はないと言えます。

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次に使用すべき参考書

前述したように「安河内の新英語をはじめからていねいに」の方が中学英語の記載量が少なく、入試レベルに対応している内容となっています。
「大岩のいちばんはじめの英文法」だけでは受験レベルに対応するのは難しく、「Next Stage」や「Vintage」といった高校でよく配布される文法問題集に取り組みましょう。

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以上が「大岩のいちばんはじめの英文法」の特徴・使い方・勉強法になります。
この様に、参考書は現在の自分の実力や志望校に応じて正しいタイミングに正しいものを選ばなければ成績はあがりません。
「正しい参考書の選び方が出来ているか不安!」という方は以下の記事を参考にしてください。
【合格者は知っている!】失敗しない参考書の選び方・使い方

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