世界史論述のトレーニングの効果的な使い方
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世界史論述のトレーニング
世界史論述のトレーニングの概要と使用目的
この参考書は、世界史の論述問題を解くために使用していくべき参考書の一つです。
この本では論述問題を解く上で苦戦するであろう部分、つまり知識を自分で整理して文章として表現する方法を読者がきちんと理解できるようにと、しっかりと詳しく解説されており、分かりやすくその指針を示してくれています。
志望校の世界史で論述問題が出題されることが分かっているなら本書に取りかかり、論述問題で得点を取れるようになりましょう。
世界史論述のトレーニングの具体的な内容
「精選世界史論述問題集」が全面改訂され、論述問題の解き方を徹底指導する本へと変わりました。
精選された問題に加え、「解答例」と「アドバイス」の項目で、間違えやすい点や解答作成上の注意点について丁寧に指導してくれます。
また、各章ごとの「概説」で、歴史を俯瞰的にとらえる思考の訓練ができ、別冊の「問題編」を使うことで、ヒントなしで解答作成に取り組むことができるようになります。
論述問題用の参考書ですので、知識の整理がある程度自分で出来ていないときついですが、最後までやり遂げれば高得点につながるはずです。
難易度的には、「詳説世界史論述問題集」よりは高くないといったレベルです。
一度でできなくても諦めず、何度も繰り返して解いていき、自分のものにしていきましょう。
東京大学や京都・一橋・筑波・学芸や早稲田大学、慶應大学など、難易度の高い論述問題を課す学校受験者向けの一冊です。
そのような難易度の高い大学を志望する人で、しっかりと世界史全体を捉えていて、一冊やり終えた時には必ず世界史の能力が上がっているので、世界史が苦手ではなく、余力がある人はこの参考書をやるべきです。
世界史論述のトレーニングの使い方
この参考書は大変レベルの高いものですので、取り組む前に「ナビゲーター世界史」や「詳説世界史」などで、世界史の流れを学んでおく必要があります。
いきなり本書を始めても分からないところばかりになってしまうので、基本的な知識は必要不可欠です。
しっかりとその基本的な学習を終えてから、本書での学習を始めていきましょう。
具体的な使用法ですが、1日にこなしていくペースを設定し、少ないペースでも構わないので、最初に決めたペースが崩れてしまうと立て直すのが大変ですので、その決めたことを守るようにしましょう。
論述の勉強をこれから始める人は、論述問題の基礎知識と出題タイプ別の例題15題からなる「論述の初歩」編で、論述問題に慣れることから始めてください。
本編は、大学入試問題を厳選した70テーマからなり、解答例はもちろんのこと、「採点ポイント」をつけ、自己採点も可能ですので、しっかりと自己採点をしましょう。
世界史論述のトレーニングの注意点
やはり、論述問題ということもあって、難易度の高い参考書ですので、始める前に自身の学力をそこまでのレベルに持って行けていないと途中で断念しかねません。
どの参考書も中途半端にやってもあまり効果は得られませんので、注意が必要です。
始める前に数ページ自分の目で確認して、難しいと感じたならより一層の世界史の学習が必要ですので、その時に使用している参考書を何度も何度も繰り返し読み込む、あるいは解いていきましょう。
そうしてレベルアップした状態で、初めて本書に取りかかることが可能な状態となっているでしょう。