でるもん現代文【客観問題】・【記述問題】の効果的な使い方
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でるもん現代文【客観問題】・【記述問題】
でるもん現代文【客観問題】・【記述問題】の概要と使用目的
正解への明確な方針を与える「解法」に特化した参考書
「でるもん現代文」は現代文をどう解くかという「解法」に重点をおいて説明している参考書です。
【客観問題】編は主に私大受験者を対象としており、多様な設問に対応したタイプ別の解法が提示されています。
【記述問題】編はタイトル通り記述問題に特化しており、記述解答をどのように作成するのかが丁寧に解説されています。
客観編・記述編共に重要語句の解説が充実しているのも特徴の一つです。
でるもん現代文の具体的な内容
【客観問題】編
私大志望者対象の参考書です。
主に中堅私大の過去問(改題あり)用いて、設問タイプ別の解法を学びます。
収録されている問題は全10題、全て評論文です。
基本の傍線部説明問題・理由説明問題に加えて、空欄補充問題・抜き出し問題・接続語補充問題・脱文挿入問題・趣旨判定問題・内容合致問題・タイトルをつける問題等幅広い設問タイプに対応しています。
【記述問題】 編
二次試験で記述が必要な国公立志望者対象の参考書です。
主に中堅~難関国公立大の問題を用いて何をどのように書けばよいのかが丁寧に解説されています。
【客観問題】編と同様、設問タイプに応じた解法が明確に提示されています。
記述問題には詳細な採点基準が設けられており、自分で記述解答を採点することができます。
収録問題は評論7題、小説2題、随想2題となっています。
評論の最後の2題は「意見の述べ方」「図表の読み方」を学ぶものになっており、他の参考書には類を見ないものとなっています。
でるもん現代文の具体的な使い方
1.最初に「プレ・セミナー」という入試現代文のガイダンスが設けられているので、まずはこの項を熟読しましょう。
2.1週目でどのように読み解くかを学び、2周目以降は参考書と同じ方法で読み解けているかを確認しましょう。
別枠でまとめられたポイント・重要語句を習得できているかどうかを確認しましょう。
3. 本書で習得した解法を入試問題に適用できなければ本書で学習した意味はありません。
巻末にポイント一覧・索引が掲載されているので、必要に応じてポイントを確認しましょう。
でるもん現代文の内容の注意点
「解き方」に特化した参考書ですので、読解については別の参考書等で基礎を固めてから本書に取り組みましょう。
2冊とも同じ方針で解説されていますが、対象・目的が明確に違うので、必ずしも2冊とも取り組む必要はありません。
記述が不要な私大志望者であれば、【客観問題】編のみを、
国公立志望者で記述対策がメインの場合は最初から【記述問題】編に取り組みましょう。
【客観問題】編は併願の私立対策に用いるとよいでしょう。