本番で勝つ!飯塚敏夫の古典文法の効果的な使い方
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本番で勝つ!飯塚敏夫の古典文法
本番で勝つ!飯塚敏夫の古典文法の概要と使用目的
今回は、
「古文が苦手で活用表すら覚えるのがしんどい!」
そんな受験生のために受験で出題されるポイントを絞って古典文法を解説してくれる参考書を紹介します。
それがこの「本番で勝つ!飯塚敏夫の古典文法」です。
古文解釈のカギとなる文法事項を「古文公式」としてしっかり認識し、系統的・効率的に学習できます。
古文の基本的センスをみがく「古文講義」と、古文公式力を身につけて古文解釈力を伸ばす「古文公式」の2部構成となっていて講義形式なので飽きずに本書を読み進めていくことができます。
この「古文講義」と「古文公式」の両方を制覇することで、基礎的な古文の力を無駄なくつけることができます。
本番で勝つ!飯塚敏夫の古典文法の具体的な内容
まずこの参考書は、大学入試センター試験や私立大学入試にしっかりと対応してくれています。
第一部では助動詞の説明・用言の活用・助詞・敬語・漢文とさまざまな説明がされています。
第二部では古文公式を使って、動詞や形容詞・助動詞・助詞・敬語を説明しています。
著者の飯塚先生は「漢文入門講義の実況中継」上下で知られる漢文の講師ですが、古文の本も何冊か著しています。中でも本書は講義形式ながら1冊で古典文法を網羅していて、さらに短文解釈を通じて文法を反映した正確な訳作りを教えてくれています。
暗記すべきところはそうなる理屈を示した上で暗記させるので頭にも残りやすく、古文解釈のコツがストレートに実感できます。
何でこんな本が埋もれていたの?と不思議に思ってしまうほどいい参考書でしょう。
本番で勝つ!飯塚敏夫の古典文法の使い方
1.第一部を完璧にすべし
この章は少し長いです。
しかし、古文を理解するにはここを完璧にするしかありません。
助動詞や敬語の説明、解説はもちろんのこと、「古文はカンでするな」や「センスを磨こう」、「設問も古文公式で即解」などの受験に必要な知識やコツもちりばめられているので、見逃さずにしっかりとやるようにしましょう。
2.第二部の古文公式を制覇すべし
古文は公式さえ覚えれば比較的簡単に点数が取れる教科です。つまりこの第二部を理解することで、古文の成績は格段に上がることになります。
用言、助動詞、助詞、敬語、同形語の識別などの説明を理解して、古文を得意科目にしましょう。
本番で勝つ!飯塚敏夫の古典文法の注意点
この参考書は古文が苦手な受験生のレベルにあわせているので、「古文が得意や!」、「古文はある程度勉強してんねん!」という受験生には少し簡単かもしれません。
レベル的には基礎なので、古文を勉強し始める人におすすめです。
ある程度古文を勉強している人は、「ステップアップノート30古典文法トレーニング」や「NEW望月古典文法講義の実況中継」などをやるのがおすすめです。
ぜひチェックしてみてください。