はじめる世界史50テーマの効果的な使い方
更新日: (公開日: ) WORLD-HISTORY
はじめる世界史50テーマの効果的な使い方
はじめる世界史50テーマの概要と使用目的
この参考書は世界史の基本的な流れと、基礎レベルの問題を取り扱った参考書で、一冊で世界史の全体像を把握できて、問題演習もおこなえる点がポイントです。
問題は標準レベルであり、細かな歴史事象までは記載されていないので、本当に基本的な世界史の知識を身につけ、応用できるようになることを目的にこの参考書を使用していきましょう。
世界史の学習が苦手な人が一から学ぶには最適の参考書でしょう。
はじめる世界史50テーマの具体的な内容
全50テーマから構成されており、各テーマ、まとめ部分2ページ、実践問題2ページの計4ページで一つとなっています。
まとめ部分には、世界史の全体像をつかむための「概説」と「事項の流れ」、細部を学ぶための「ポイント」に分けられた解説が載っています。
重要事項は赤シートで文字が消えますので、基礎的な用語を覚える際の大きな助けとなります。
そして、実践問題は基本レベルでありますが、大学入試問題から基本的な良問を厳選し、必要に応じて改題していますので、必要な知識の確認が可能です。
扱っている語句であったり、問題のレベルは、「ナビゲーター世界史」や「詳説世界史」と同じくらいで、特別難しくありません。
流れをつかむ部分と、問題演習をおこなえる部分を一冊にまとめてあることから分かる通り、コンパクトであることがこの参考書の最大の長所であります。
はじめる世界史50テーマの使い方
難易度の高くない参考書ですので、受験する年の夏休みには一通り終えておきたいところです。
夏以降に本書に取りかかることはあまりオススメしません。
もう少しレベルの高い参考書を夏以降は使用していきましょう。
50単元ありますので、週に2単元ずつ進めれば半年で一周できることになります。
しかし、半年で一周ペースは受験生にとっては遅すぎますので、その約半分でおえられるように計画を立てて勉強に取りかかりましょう。
高校二年生の人は半年で一周ペースでも十分です。
基本的に、流れのまとめページを先に見てから、実践問題のページに入っていくとよいでしょう。
はじめる世界史50テーマの注意点
上記のとおり、難易度の高い参考書ではなく、基本レベルの語句を取り扱ったものですので、本書一冊で世界史の細部にわたる知識を身につけることは難しい点に注意が必要です。
「ナビゲーター世界史」や「詳説世界史」で足りない知識は埋め合わせ、「一問一答用語問題集世界史B」等の問題集で多くの実戦経験を積むことをオススメします。
少なくともこの参考書の内容は確実に頭に入れておかないと、受験世界史で苦戦することは必須ですので、しっかりと日々学習を進めていきましょう。