私大・二次対策世界史B問題集-通史・テーマ・論述の効果的な使い方
更新日: (公開日: ) WORLD-HISTORY
私大・二次対策世界史B問題集‐通史・テーマ・論述の効果的な使い方
私大・二次対策世界史B問題集‐通史・テーマ・論述の概要と使用目的
この参考書は受験世界史を、「通史」「テーマ史」「論述問題」の三部構成で万番なく編集しています。
基本事項に配慮しつつも高レベルの問題を中心に編集していますので、難易度はやや高めです。
別冊解答には問題の発展的テーマや項目も取り上げているので確認しておくとよいでしょう。
「ナビゲーター世界史」や「詳説世界史B」で世界史の基本的な流れを理解したうえで、より発展的な学習を目指していく人はこの参考書に取りかかっていくと良いでしょう。
私大・二次対策世界史B問題集‐通史・テーマ・論述の具体的な内容
まずこの参考書の特長ですが、世界史を大きく動かした事件が頻発する20世紀末に焦点を当て、この時期を扱った問題が出始めている大学入試で得点できるよう解説を丁寧にしています。
また、国公立大二次・私立大の入試問題は、教科書の範囲内で出題されることが多いが、難問が数問必ずと言ってよいほど出題されます。
本書では極端な難問を除き、基本事項に配慮しつつ難易度の高い問題を中心に編集してあります。
そして、本編は3部構成になっています。
第Ⅰ部は「通史」問題であり、入試問題を時代別・地域別に並べています。
教科書の配列にそって並べてあるので、日常の学習や定期テスト対策などへの対応も容易にできるようになっています。
第Ⅱ部はテーマ史です。
同時代の世界史、各国史・地域史、多様なテーマでの歴史であり、第Ⅰ部の応用問題でもあります。
最近の入試問題は、特定の時代や地域をこえて歴史を再構成したものが多く、受験生の多くが頭を悩ませるところですので、本書でしっかりと確認しておきましょう。
第Ⅲ部では、「論述問題」がまとめられています。
「中谷の世界史論述練習帳」や「世界史論述のトレーニング」、「詳説世界史論述問題集」ほどではないですが、論述問題の対策を練ることができます。
別冊には解説が記載されています。
解答する上で注意を要する箇所を中心にやや細かい内容に踏み込んだものですので注意しておきましょう。
私大・二次対策世界史B問題集‐通史・テーマ・論述の使い方
この参考書は世界史の学習に余裕のある受験生向けのものであるため、時代の流れをつかめて、重要語句を理解するなどのインプット系の勉強が仕上がってから始めるべきです。
ですので、本書に取りかかる前にまずは「ナビゲーター世界史」や「詳説世界史B」で基本的な歴史の流れや重要語句を頭に入れて、繰り返し読み込みながらそれらを覚えて、さらに問題集や過去問などで知識の定着を進めておきましょう。
使用法ですが、三段階に分けられていますので、自身の学習レベルに合わせて進めていってもよいでしょう。
私大・二次対策世界史B問題集‐通史・テーマ・論述の注意点
この参考書は量も多く、難易度も高めですので、余裕のある人以外は使用すべきとは言えません。
まずは通史を何度も見ていき、重要語句や歴史事象を暗記し、それらと関連する事項までしっかりと把握しておく必要があります。