理系標準問題集 物理の効果的な使い方

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理系標準問題集 物理の効果的な使い方

 

理系標準問題集 物理

 

物理の根本を掴む問題集!「理系標準問題集 物理」

 

試験のための問題集ではなく、理解させるための問題?

 

この問題集は、過去問題をひっぱってきて、ひたすら演習をしよう。

というような問題集ではなく、どちらかというと参考書よりの問題集と考えていい。

 

なにより本書が他の問題集と一線を画するポイントは「誘導・流れ」の上手さだ。

 

問題の中でこういった誘導が非常にコンパクトにかつ核心となる点をおさえているので、問題を解くとともに物理現象に対する理解を深めることが出来るのだ。

巷にあふれかえっている問題集では、問題を解いて「はい、終わり」となるような問題集が多いが、本書のように理解を深めるためにつくられた問題集というのは非常に価値があると思われる。

さらに本書は物理の根本を理解させるための問題「のみ」が収録されている。

物理では公式をとりあえず覚えろ、といわれがちな科目であるが、せいぜいその勉強法で通用するのは定期テストまでだろう。

入試問題を解けるようになるには、1つ1つの物理法則・公式を十二分に理解し、そうすることで、各問題に対し、どの公式をつかうのが適切なのかということが分かってくるのだ。

 

そのためには、ひたすら物理公式を暗記するのではなく(もちろん公式暗記も必要だが)、もっと物理現象に目を光らせていきたい。

 

紙の上でひたすらウンウンうなって考えるより、自分で想像し、どんな現象が起こっているのか考察し、現象の本質を見出す。

そうすることで、自ずと適切な公式が分かり、解ける問題の幅が広がる。

これが物理だ。

話がそれたが、本書はその訓練をする問題集となってくれる。

難解に見える物理現象も、公式を当てはめてとくのではなく、現象について詳しく考えれば実は単純な物理法則のみで成り立っている。

それが分かれば解けない問題などない。

本書に収録されている問題に対し1問1問丁寧に解いていけば、物理の本質・現象の本質のつかみかたが分かることだろう。

 

いずれは、「物理の問題を解くのには、本当に基本事項で十分」という感覚が身に付くはずだ。

 

 

本書の難易度

 

本書の構成は、大きく基本問題と実戦問題の2つに分かれている。

基本問題はほとんどが創作問題となっているが、非常に良問だ。

冒頭にも述べたように、理解をさせるための問題がこの基本問題である。

ここをしっかりと理解すれば、次は実戦問題だ。

主に実際の入試問題から出題されており、標準レベル~やや難レベルの問題で構成されている。

大学で言うと、「関関同立~地方国公立レベル」といったところだろう。

基本問題で理解を深め、そのまま実戦問題で演習するといったバランスのとれた構成となっている。

さらに、実戦問題の解説を見れば分かるが、ほとんどが基本問題と同じことを述べている。

 

つまりは、「どんな問題もすべて、基本となることから成り立っているんだよ」という筆者のメッセージだろう。

 

 

トップクラスの解説 

 

さらに注目すべきは、答えの詳しさ。

別冊になっており、量は問題部分と同じぐらいである。

問題を解くだけでも理解が深まる。

そして、解いた後に解説を読むことでさらに理解が深まる構成です。

ここまで、解説が充実している問題集はなかなか見つからないはずだ。

 

ただ解答を示すだけではなく、問題の意図や背景を示してくれているので、非常に役立つ情報が満載だ。

 

もし実戦問題が解けなくても、基本問題で構造がわかっているから、解説は無理なく理解できるようになっている。

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