浮世博史のセンター一直線世界史B問題集の効果的な使い方
更新日: (公開日: ) WORLD-HISTORY
浮世博史のセンター一直線世界史B問題集の効果的な使い方
浮世博史のセンター一直線世界史B問題集の概要と使用目的
この参考書はセンター試験で高得点を取ることを目的として使用していくとよい参考書で、表紙の漫画のようなかわいらしい絵が特徴的です。
受験世界史において必須となって来るであろう知識、流れを極力コンパクトにまとめてありますので、本書一冊で必要最低限の世界史の学習を短期間ですることができます。
地図に関する問題も取り扱っていますので、しっかりと読み込みインプットすることができれば参考書によっては疎かになりがちな地図問題でも得点が可能でしょう。
浮世博史のセンター一直線世界史B問題集の具体的な内容
世界史の各分野を116のテーマに分けて解説していきます。
各テーマは基本的に、
①センター試験で出題されるであろう用語を掲載
②図式化したまとめで、正誤問題等で問われた際も迷わないように解説
③覚えた用語の使い方を短文を用いて再確認
④その用語に関連する論述問題を解き、自身で整理できるようにする
といった風に段階を踏んでインプットできるよう構成されています。
この手順通りに学習を進めれば、毎回30~1時間ほどで各テーマ学んでいけます。
また、センター試験では必ず問いってよいほど出題される地図問題に関しても取り扱っていますので、しっかりと確認して覚えていきましょう。
難易度的には、センター試験で高得点が期待できるであろうレベルですので、関関同立やMARCHといった難関私大以上の大学を目指す人には少し物足りないかもしれません。
それから、流れをつかむことも本書で可能ですが、より詳しい時代の流れを知りたいのなら、「ナビゲーター世界史」や「詳説世界史」といった参考書を読んでみてもよいでしょう。
センター試験1本を考えるのなら、「センター試験 世界史Bの点数が面白いほどとれる本」や「マーク式総合問題集世界史B」と共に使っていくべき参考書の一つであります。
浮世博史のセンター一直線世界史B問題集の使い方
上記の通り、①~④の手順で前から順に進めていきましょう。
分かりにくいところは適当に進めてしまわずに、「用語集」や「ナビゲーター世界史」や「詳説世界史」などで確認しておくとよいです。
116のテーマに分かれているので、1日1テーマ進めれば、およそ4ヶ月で1周できる計算になります。
初めはそのくらいの時間をかけてもよいですが、2周目以降はもっとスピードをあげていくべきです。
きちんと理解してインプットしたうえで、3~4周できればセンター試験で90点以上の高得点が見込めますので、センター試験を当面の目標にしている人は、本書を完璧にこなしていきましょう。
私大志望の人は、その大学にもよりますが、基本的に「一問一答用語問題集世界史B」などのその他の問題集で実戦を意識した学習を心がけておくとよいでしょう。
そして、この参考書をはじめる時期ですが、いくら短期間で世界史の最低限の学習をすることができるからといっても8~9月には開始しておきたいものです。
その他の参考書で一通り学習を終えている人はこの時期より遅くなってしまっても問題ありません。
浮世博史のセンター一直線世界史B問題集の注意点
まず、この参考書はセンター試験用の参考書ですので、それより難易度の高い大学を目指す人や、より深い学習を希望する人は他の参考書を回すなどして、足りない情報を補っていくべきです。
特に論述形式の問題が出題される大学を志望する人は本書だけでなく、「世界史論述練習帳new」、「世界史論述問題集─45か条の論題」などの参考書もこなしていくべきです。
そして、世界史の勉強において注意して欲しいことですが、「いつ、だれが、どこで、なにをして、どうなったか」までを一連の流れとして覚え、どういう形で問われても答えられるようにしておきましょう。
間違えた問題は書き留めるなりして、その間違いをいつでも見直せるようにしておいてください。
すぐに確認することができるので、もう間違えることはなくなるでしょう。
同じ間違いを何度もしてしまうようでは成績はなかなか伸びてくれません。
これら上記のことに注意、意識してきっちり取り組めばセンター試験で8、9割は取れるレベルになっているといえます。