文系の数学 実戦力向上編の効果的な使い方
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文系の数学 実戦力向上編
文系の数学 実戦力向上編の使用目的と概要
本参考書は「文系の数学 重要事項 完全習得編」での解法パターンの暗記が一通り終わった後、ワンランク上の解法パターンを覚えるためのインプット教材として使用します。
この参考書では、より関関同立入試の本番に近いレベルの解法が一通り網羅されている参考書です。
この参考書を使い終わった後は、「センター数学ⅠA 分野別問題集/センター数学ⅡB 分野別問題集」、もしくは「文系数学 入試の核心 改訂版」などのアウトプット系参考書に進みましょう。
文系の数学 実戦力向上編の具体的な内容
本参考書の基本的な構成は、重要テーマを解説した「問題」編と、巻末に掲載されている「演習問題」編の2部構成になっており、別冊解答編には演習問題の解答・解説が収録されています。
「問題」編の総例題数は90題、「演習問題」編の問題数は110題と精選されており、真のインプット完成のために必要最小限の量となっています。
この参考書の例題にすべて答えることができるようになれば、受験数学(ⅠA・ⅡBの範囲)のインプットは完成したと言える参考書です。関関同立受験で、数学を使用するならば、文系・理系問わず必ずこなすべき問題集です。
文系の数学 実戦力向上編の使用法
1.例題をとく。
2.次に、例題の解答を熟読し、もう一度解答を見ずに問題を解き直す。
3.最後に、解説講義と文系数学の必勝ポイントを熟読する。
文系数学 実戦力向上編の注意点
まず、1〜3のそれぞれのステップに注意点があるので、以下に列挙します。
1.例題の問題をパッと見た瞬間に、解法が思いつかなかった場合は潔く諦めましょう。
この参考書のレベルの問題は、解けるかどうかは単純に解法パターンを知っているかどうかで決まります。
解法パターンを知っていなければいくら考えたところで解けることはないので、問題を見て解法が思い浮かばなければすぐに2に移ってかまいません。
2.例題の解答を熟読し、今回の「テーマ」における1連の解答プロセスを完璧に理解してください。
そして、理解ができたら実際に手を動かして答案を作成します。
このとき「解答」をチラチラ見ても構いません。「理解しては答案作り」を繰り返してください。
3.解説講義と文系数学の必勝ポイントを熟読する作業はかなり重要です。
解説講義と文系数学の必勝ポイントは今回の「テーマ」における解答までのプロセスもしくはキーポイントをまとめたものです。
今回あなたが手に入れなければならない解法が言語化されたものですから、読めば流れがつかめます。この作業は絶対にとばしてはいけません。
また、「演習問題」編の問題を解くか解かないかは、使用時期によって判断しましょう。使用時期が高1生・高2生であれば演習問題まで全て解きじっくり実力を養成するのがお勧めでです。
しかし、使用時期が高3生・浪人生であれば、数学の学習に使うことができる時間も限られるので、「問題」編の例題のみに絞り、「演習問題」編の問題は解かないことがお勧めです。