ロイヤル英文法の特徴・使い方・勉強法
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この記事では「ロイヤル英文法」の特徴と正しい使い方やレベルんついて紹介します。
この記事を読むことで以下の悩みが解消されます。
- 分類:英文法書
- 構成:24章
- 目標習熟期間:入試初期~入試本番
- おすすめ度:★★★★☆
- 対象レベル:センター~最難関私大
古くから定番人気の文法書です。英語が得意な方で、ガッツリ英文法を極めたい!と思っている方、もしくは辞書代わりとして1冊しっかりした文法書が欲しい方は是非ロイヤル英文法を使うといいでしょう。
本書のレベルの対象者は、英文法の基礎がしっかりできていて、関関同立・GMARCHもしくは地方国公立以上の受験生になります。ネクステやVintageなどの問題集ではなく、ロイヤル英文法は講義+問題となっています。
おすすめ度は★4つとなっています。講義形式なのでわかりやすいですが、文字が多く文法初学者にとっては難しく感じるため★4つとしています。まずは授業や講義系の参考書で基礎を固めてから使用すると効果的に使えます。
ロイヤル英文法の特徴
特徴は2つ挙げることができます。
①文法の情報を完全網羅している!
本書は800ページとボリュームが充実していて、文法書の情報量が十分に網羅されています。この一冊があれば文法に困ることはないでしょう。本書の例文は、「日本人の英語」の著者であるマーク・ピーターセン教授がチェックされているので、より自然な例文が載せられています。
口語文法の解説や文法的な理由や使い方も説明されている300の慣用会話表現集も収録されています。また、先生や生徒間でよく問題になる事柄解説している「Q&A」のコーナーも設けています。
②章末の演習問題で復習テストが出来る!
演習問題は「確認問題」と「実践問題」に分けられています。「確認問題」は大学入試問題形式による基礎レベルの問題となっています。この問題で8割以上は取れるようにしましょう。一方で「実践問題」はTOEICの形式で大問1は会話問題、大問2は時事英語やビジネス英語を交えた問題となっています。英語力を挙げたい方は活用しましょう。
ロイヤル英文法の使い方
1.わからない文法事項が出てくる度、辞書替わりに引いて調べる。
2.一度もやったことのない(もしくは苦手な)所はその章だけ説明を熟読する。
(ただし、一気に全部読もうとすると根気が必要で、途中でしんどくなってしまう可能性もあるので、このページまでと決めて分割して読んでいく方法をお勧めします。)
→その後、文法問題を解いてちゃんと理解できているかの確認をしましょう。
ロイヤル英文法の注意点
上記にも軽く触れていますが、分量が半端ないので、これを全部一気に通読しようとすると本当に挫折してしまうので、あくまでも辞書として使ってください。
そして、英語が苦手、高校英語を一からやる人がこれをいきなりやるのは非常に厳しいです。そういった方は「高校総合英語Harvest」から始めるといいでしょう。
また、本書の説明はやや専門書よりで論理的で固いものになっています。人の好みにもよると思いますが、活字ばかりのものが嫌いで、カラフルでイラストや図解をよく使ったものが好みの方は「Forest」を使うといいでしょう。また、英作文も対策する必要がある方はライティング・スピーキングと発信力に力を入れている「表現のための実践ロイヤル英文法」もおすすめします。
似ているレベルの参考書
似ているレベルの参考書としては「総合英語Forest」が挙げられます。この参考書はロイヤル英文法と同じく、講義形式の文法書となっています。
ロイヤル英文法よりも基礎的な内容から説明してくれているので初学者にもわかりやすい参考書です。問題集よりもまずは知識を増やしたいといった受験生は是非活用しましょう。
次に使用すべき参考書
次に使用すべき参考書は「深めて解ける!英文法OUTPUT」です。本書は英文法の問題集の中でも「解説の詳しさ」と「わかりやすさ」が一番の参考書です。
ロイヤル英文法でインプットした知識をアウトプットするのに最適な参考書と言えます。英文法OUTPUT1冊を仕上げれば関関同立やMARCHといった難関私大はもちろん最難関私大までも対応できるので入試本番まで活用しましょう。
詳しい使い方は「深めて解ける!英文法OUTPUTの効果的な使い方と勉強法」を参考にして下さい。