古文必修問題集(演習編)の効果的な使い方
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古文必修問題集(演習編)の効果的な使い方
[古文必修問題集(演習編)の概要と使用目的]
受験の最初は誰しも単語を覚えたり、古典文法を覚えたりするインプットという作業をすることになります。
このインプットの作業ができていないと、演習というアウトプットをやる意味が全くなくなります。
では、アウトプットはいつやるのがいいかという話ですが、これは当然インプットの作業が完璧にできてからです。
受験中期から後期にかけてインプット→アウトプットの流れを完成させればオーケーなのです。
話は戻りますが、アウトプットのところまで来た人にぜひやってほしい参考書が、この[古文必修問題集(演習編)]です。
この参考書は、今まで皆さんが覚えてきた古典単語や古典文法、和歌の修辞法などをアウトプット(演習)するのに絶好の参考書です。
この参考書を使って、アウトプットの力をどんどんつけていきましょう。
[古文必修問題集(演習編)の具体的な内容]
この参考書は全部で3部構成となっていて、まず第1部に「文法・修辞編」、第2部、第3部に「問題編」となっています。
「文法・修辞編」は動詞の活用から敬語法に至るまで、主要な文法事項をほぼおさえられるようになっています。
さらに、和歌の修辞法の項目も設けてあるので、多岐にわたって古文の勉強ができます。
「問題編」では、さまざまなジャンルの文章を、初級レベルから中堅の大学入試レベルまで段階的に進めるように2部に分けて配列しています。
本書の「文法・修辞編」をまずはしっかりとおさえて、次に「問題編」に移り知識を固めていきましょう。
[古文必修問題集(演習編)の使い方]
- 1.第1部を仕上げるべし
「文法・修辞編」をとにかく完璧にしてください。
もし、ここがわからないということになれば、もう一度基礎に戻ったほうがいいでしょう。文法事項ならおすすめの参考書に[ステップアップノート30]というものがあるので、ぜひ困った人はこちらも参考にしてください。
- 2.第2部、第3部をやるべし
第1部を制覇できたら、第2部、3部をやってアウトプットの練習をしていきましょう。
間違えた箇所は、しっかりと復習をして、今度出てきたときは正解できるようにしておきましょう。
- 3.本書が終われば、中堅私大古文演習をやるべし
ここまでくればあとは、アウトプットをひたすら行うだけです。
もちろんアウトプットの時点で抜けている箇所があれば、インプットに戻ってもらうことになります。
[古文必修問題集(演習編)の注意点]
少し問題量が少ないという欠点があります。
アウトプットは数をこなしていくことも大切なのでどんどん解き進めていきましょう。
[中堅私大古文演習]や[関関同立大古文]などの参考書もおすすめなので参考にしてください。