現代文の解法 読める!解ける!ルール36
更新日: (公開日: ) JAPANESE
現代文の解法 読める!解ける!ルール36
現代文の解法 読める!解ける!ルール36の概要と使用目的
「現代文の解法 読める!解ける!ルール36」は現代文を初めて学習する人向けの「読み方」がまとまった参考書です。
現代文のインプットが「読み方」であることは勉強法の項目でも述べていきますが、その「読み方」が癖なく1冊になっているのでとても勉強しやすい参考書です。
現代文は他の科目とは異なり、何かを暗記する科目ではありません。
となると勉強していくのは「初めて見る文章をどう読んでいけば良いのか」、つまり「文章の読み方」を学ぶ事になります。
とにかくここに書かれている内容を自分で初見の文章に対して試す事が大切です。
テクニックに走るのではなく確固たる基本をこの参考書で学べば現代文のインプットはほぼ終わりと言っていいでしょう。
別で紹介する「キーワード読解」と合わせて使用すればインプットは完成です。
他の科目に比べて圧倒的にインプットが少ないので、それだけこのインプットを疎かにするとあとで困ります。
関関同立では小説は基本的に出題されないので、関関同立志望の子は主に評論文の部分を使い小説の部分は必要に応じて勉強して下さい。
現代文の解法 読める!解ける!ルール36の具体的な内容
全4章からなり、
第1章「文章を正確に読むとは?」
第2章が「「読み方」の基本【評論編】」
第3章が「読み方の基本【小説編】」
第4章が「「読み方」の演習」
となっています。
第1章ではそもそも読解というものがどういうものであるのか、という本質的な部分を掘り下げて解説しています。
1番のメインは第2章で評論文を読んでいく際に必ず意識しなければいけない9つのポイントが書かれています。
指示語や接続語などの細かい説明から、抽象と具体(このテキストでは論と具体例と説明しています)や対比(このテキストでは二項対立)などの考え方まで書かれています。
第3章では小説問題を読み解く上での考え方が詳しく書かれています。
第4章の演習では8問問題があるので第1~3章で学んだ「読み方」を実際に使って文章を読み進めていく事が出来ます。
現代文の解法 読める!解ける!ルール36の使い方
1.第1章と第2章の「読み方」の部分を読んでいく。
文章読解が出来る人はどういったことを意識しているのか、初見の文章を見たときにどのようなところに意識を向ければいいのかを読みながら学んでいきます。
第2章の評論文の読み方の項目には一つのテーマが終わるごとに短文を使っての練習問題が付いているので、必ず解いてください。
2. 第4章の演習問題を解く
第1章・第2章でインプットした「読み方」を実際に使って解いてください。
解くのは評論文の問題のみで問題ありません。
3.普段の現代文演習の中で「読み方」を実践していく
何よりもこの参考書に書かれてある「読み方」を定着させることが大切です。
普段の現代文演習の中でこの参考書で得た「読み方」を何度も実践し、つまずくごとに
第1章・第2章に書かれている内容を読み返すようにしてください。
現代文の解法 読める!解ける!ルール36の注意点
小説は関関同立ではほとんど出題されませんが、まれに出題されることがあります。
また、センター試験を受ける場合は必ず出題されます。
小説の対策は秋~冬の過去問を解き始める時期からで問題ありません。
この参考書の第3章を読み、その中の練習問題をこなした後、第4章の演習問題で飛ばしていた小説の問題をといてください。
それ以後の使用法は評論文と同じで、つまずくごとにこの参考書に戻ってきてください。
受験生の多くは、「読み方」の勉強だけで、現代文の勉強を終わらせてしまいます。
ですので、概要でもお伝えした「キーワード」のインプットを並行して行えば、他の受験生と圧倒的な差をつけることが出来ます。
キーワード学習は受験後半も続けることになります。
必ず、毎日のどこかでキーワードを読む時間を設けましょう。