シグマ基本問題集化学の効果的な使い方
更新日: (公開日: ) CHEMISTRY
-
シグマ基本問題集化学
-
シグマ基本問題集 化学の概要と使用目的
2015年度入試より理科の教育課程が変更になり、従来の「化学Ⅰ、化学Ⅱ」に占める「化学Ⅱ」の割合よりも、「化学基礎、化学」に占める「化学」の割合が非常に大きくなった。
そのため、学校で配布される問題集を含め、「化学」の問題集は非常に分厚いものとなり、なかなか要点がわからないということが起こってしまっている。
しかし、この問題集は159ページとそんなに分厚さがないため、比較的取り組みやすい問題集となっている。問題集のレベルとしては日常学習の中で定期テスト対策として使用することが主な目的としてつくられている。
そのため、この問題集をこなしただけでは入試問題全てに対応することは難しいが、この問題集に載っているすべての問題を理解できていれば、センター試験であれば75点は確実にとれるようになっている。
日常学習から入試対策への橋渡し的な位置として使用する問題集としては最適といえます。
-
シグマ基本問題集 化学の具体的な内容
化学で勉強する内容を54項目にわけられている。非常に細かく分けられているので、定期テスト対策としての使用が最適となっています。
構成は、「テストに出る重要ポイント」→「基本問題」→「応用問題」の3段階で構成されています。難易度で段階付けされているので、基礎を固めるにはバッチリの問題集です。
また、どんな問題がテストに出やすいか、どんな問題で差がつきやすいか、が書かれているので、要点を絞って勉強できるようになっています。
1.「テストに出る重要ポイント」で知識をチェック。
定期テスト対策の勉強においても、受験勉強においても同じことが言えますが、知識の整理をしていないのに問題を解いても、解けないのは当然です。
問題演習に入る前に必ず重要ポイントをチェックしておくようにしましょう。
2.基本問題で基礎の基礎を固める。
知識を整理したら次は問題演習です。といっても、いきなり難しい問題を解いてもできるわけがないので、基本問題を通して基礎の基礎を固めてください。
ここに載っている問題ができなければ、応用問題に進んでもできない問題がたくさん出て来てしまうので、基本問題がすべて理解できるようになってから次のステップに進むようにしてください。
3.応用問題で、定期テストなら差をつける、入試対策なら基礎をしっかりと固める。
この問題集に載っている応用問題は、定期テストであればできるようになれば差がつく問題で、入試対策であれば基礎を固める最終段階になります。
基本問題にできない問題がないようになっているレベルの人であれば、全くできないということはない問題が並んでいるので、この応用問題を通して力をつけてください。
-
シグマ基本問題集 化学の注意点
定期テスト対策の問題集としてであれば、この問題集1冊で十分でしょう。
しかし、入試対策として考えると、この問題集だけではダメです。
センター試験で75点はとれるようになるとはじめに述べましたが、センター試験は準備をしっかりと行えば満点を狙える試験です。
入試対策のはじめの1冊としては十分ですが、他の参考書にも手を出して、もっと難しい問題も解けるようになってください。