生物標準問題精講[生物基礎・生物] の使い方
更新日: (公開日: ) BIOLOGY
1.生物標準問題精講の概要と使用目的
使用目的は難関国公立・最難関私立志望者が過去問演習をする前の最終の演習をすることです。
使用期間は3カ月程度です。
題名に標準とありますが、実際その難易度は、難関大学の過去問で標準~やや難レベルの問題で構成されています。
よって、必ず「生物[生物基礎・生物] 基礎問題精講」が終わった後に本参考書を使用しましょう。この問題集を完璧にこなせば、どの難関大学の過去問演習でもある程度点数を取れる力がつきます。
2.生物標準問題精講の具体的な内容
本書は、9章に比較的細かく分類されているので、学習の進み具合に応じて解く問題を選ぶことができます。
各問題に、従来のハイレベルなアウトプット系参考書にはなかった丁寧な解答・解説がついています。
また、各問題に難易度を表す★印が書かれており、自分の現在の実力や志望校・達成したい目標に応じて、解くべき問題を選ぶことができるようになっています。
難関国公立・最難関私立受験で生物を使用する受験生は、必ず使用すべきアウトプット系参考書です。
3.生物標準問題精講の使い方
① 問題を解く
② 解説をしっかりと読む。
③ 出来なかった問題がなぜ出来なかったのかを分析する。
④ 時間に余裕があれば、出来なかった問題の類題を別の参考書で解いてみる。
4.生物標準問題精講の注意点
上記、[生物[生物基礎・生物] 標準問題精講 五訂版の使用法]の①~③に注意点があるので、以下に列挙します。
② 当たり前のことですが、答え合わせをしてその答えを覚えたところで何の意味もありません。
普段の学習では、プロセス(過程)が大切です。
必ず次に同じテーマの問題が出てきたときに正解できるようになるためにも、解説をしっかり読みましょう。
③ 出来なかった問題に出会ったとき、ただなんとなく答えを見て理解するのではなく、間違えた理由を考えてみましょう。
間違える理由は2つにわかれます。
1つ目はインプットで得たはずの基礎知識を忘れてしまっていること。
2つ目は単に基礎知識を使いこなすことが出来なかったこと。
分析した結果2つめの理由で問題が解けなかったと判断した場合は、理系標準問題集B問題で学んだ問題文の読み取り方をもう一度復習してください。
また、1つ目の理由で問題が解けていないと判断した場合は、解説を読み、解法を覚えるだけでなく、必ずもう1度インプット参考書の該当範囲の部分を復習しましょう。
面倒に思って知識が抜けていてもインプットの参考書に戻らない人が多いですが、このインプット参考書の復習をするかどうかで今後の成績の伸び方が変わってくると言っても過言ではありません。
④ 上記の正しい勉強法で学習すれば、生物もやはり最後は演習量に比例して、成績も上がっていきます。
ただ問題をやみくもに解きまくるのは良くありませんが、時間が許す限り、できるだけ多くの問題を解き、実戦力を養いましょう。