【化学編】南山大学の入試傾向とオススメ参考書
更新日: (公開日: ) NANZAN
概要
- 試験時間:90分
- 配点:200点
- 形式:全問記述式
- 構成:大問3題 大問1は小問集合
※正確には各大問ごとで物理か化学を選択することが出来ますが、1科目に絞って学習するのがオススメです。
入試傾向と対策
各大問
基本・標準問題中心の出題です。また、全範囲から満遍なく出題されます。
そのため、大問ごとに特有の対策などは必要ありません。計算力が試される問題が多いので、演習問題を多く解いて計算力を養っておきたい。
【化学編】おすすめ参考書
(0)前提
化学の勉強は「化学基礎」→「化学」の順で進める受験生が多いと思いますが、頻出度や難易度および他の単元への関連性を総合的に考慮すると
- 旧課程理論Ⅰ(化学基礎全範囲 + 電池・電気分解 + 熱化学)
- 旧課程有機Ⅰ(芳香族化合物まで)
- 無機
- 旧課程理論Ⅱ
- 旧課程有機Ⅱ
の順で進めるのがオススメです。
(1)教科書レベル
化学が本当に苦手だという人にでも分かりやすいように説明されています。
すべての内容が丸暗記にならないように注意しながら、
暗記と理解のバランスを意識して学習するようにしましょう。
橋爪のゼロから劇的に分かるシリーズの例題だけでは演習量が少ないです。
この問題集で必ず演習を積みましょう。
なお、更に演習量を増やしたい場合はセミナー化学などの教科書傍用問題集を使用するのがオススメです。
(2)典型問題レベル
実際の入試形式に沿ってアウトプット中心で進めます。
教科書レベル以降は、「自分の頭で考える時間」をどれだけ確保できたかが成長のカギとなります。
すぐに解説を見るのではなく、様々な観点から解答の方針を考えることが出来ないか思考する癖を必ずつけましょう。
また、その「解答の方針の言語化」を常に心がけてください。
全レベル問題集では「アプローチ」の欄がそれに当たるので、問題文のどこに注目すべきだったかをきちんと確認しましょう。
(3)入試実践レベル
(2)よりも1ランク上の問題を解きます。
こちらも、すぐに解説を見るのではなく、様々な観点から解答の方針を考えることが出来ないか思考する癖を必ずつけましょう。
また、その「解答の方針の言語化」を常に心がけてください。
全レベル問題集では「アプローチ」の欄がそれに当たるので、問題文のどこに注目すべきだったかをきちんと確認しましょう。
(4)過去問
上記の参考書が全て仕上がったたら、過去問演習を進めていきましょう。
特に、南山大学は計算量に対して時間制約が厳しいため、慣れていないと苦労します。
そのため、必ず、試験時間-5分で時間を測って解き、間に合わなかった場合は、どこに時間がかかったか、何が原因で時間がかかったのか、次にどうしたらよいのか、を分析・言語化しましょう。
また、本来、上記の参考書を仕上がれていれば満点が狙える問題であるため、失点した部分も、何故間違えたのか、何が足りていないのか、次どうしたらいいかを、分析・言語化しましょう。