同志社大学の入試傾向と対策-理系数学編-

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同志社大学の入試傾向と対策-理系数学編-

 
 

(0) はじめに

 
同志社大学の理系数学は、全学部日程と学部個別日程についてはほぼ同一の形式であり、別日程の問題を練習として使用しても問題はない。ただし、日程や受験方式によって数学の配点が異なるので、注意が必要である。後述の(1)概要に関しては全学部日程の詳細を記述する。
 
 

(1) 概要

 
・試験時間 100分
 
・満点
スポーツ健康学部・心理学部 150点
上記以外の理系学部 200点
 
・問題数 大問4問
 
・形式
過去の問題の大問番号と形式は以下のとおりである。

番号 形式
[Ⅰ] 小問集合(2問)または大問 結果のみ
[Ⅱ] 大問 記述式
[Ⅲ] 大問 記述式
[Ⅳ] 大問 記述式

 
・構成
頻出分野の微・ 積分法, ベクトル, 確率を中心に幅広い分野から出題されている。また、いろいろな分野の融合問題が多いことが特徴である。
難易度的には、空所補充問題に関しては入試基礎レベルで,ここでの失点は許されない。
また、頻出分野の微・ 積分法は、しっかり演習をこなしていれば手がつかない問題ではないが、かなりの計算力が要求されている。理系学部の解答用紙のスペースは比較的余裕があるが, 要点を手際よくまとめるテクニックは必要である。
 
 

(2) 対策

 
① 基礎から標準レベルの問題の演習が大切
同志社大学入試問題の【Ⅰ】の難易度は教科書の章末問題レベルから、受験標準レベルまでである。よって、勉強の初期段階では難問を演習するのではなく、基礎から標準レベルの問題演習をするべきである。
基礎から標準レベルの問題を演習するためにオススメの参考書は、文系の数学重要事項 完全習得編【河合塾SERIES】文系の数学 実戦力向上編【河合塾SERIES】である。
 
 
文系の数学 重要事項 完全習得編【河合塾SERIES】
 
文系の数学 重要事項完全習得編
 
使用目的は、入試頻出の解法パターンを暗記すること。
解法パターンとはすなわち解答までのプロセスのことです。
自分が知っている解法パターンの数は、自分の武器の数となり「見たことある問題」を1問でも多くすることは受験数学を乗り切る上で非常に重要なことである。
この参考書はいわゆる「受験頻出のパターン」が一通り網羅されている。総例題数は152題と多すぎず、基礎的なインプット完成のために必要最小限の量となっている。これから受験数学を勉強する上で軸となる参考書である。
 
 
文系の数学 実戦力向上編【河合塾SERIES】
 
文系の数学 実戦力向上編
 
「文系の数学 重要事項 完全習得編」での解法パターンの暗記が一通り終わった後、ワンランク上の解法パターンを覚えるためのインプット教材として使用する。
この参考書では、より関関同立入試の本番に近いレベルの解法が一通り網羅されている参考書である。総例題数は90題と精選されており、真のインプット完成のために必要最小限の量となっている。
この参考書の例題がすべて答えることができるようになれば、受験数学(ⅠA・ⅡBの範囲)のインプットは完成したと言える参考書である。
 
 
初めから解ける数学Ⅲ 問題集【マセマ出版】
 
初めから解ける 数学Ⅲ
 
数学Ⅲの解法パターンを覚えるためのインプット教材として使用する。
解法パターンとはすなわち解答までのプロセス。
自分が知っている解法パターンの数は、すなわち自分の武器の数となり「見たことある問題」を1問でも多くすることは受験数学を乗り切る上で非常に重要なことである。
この参考書はいわゆる「受験頻出のパターン」が一通り網羅されている。総例題数は126題と多すぎず、基礎的なインプット完成のために必要最小限の量である。これから受験数学を勉強する上で軸とすべき参考書である。
本参考書は必ずⅠAⅡBのインプットを終えた後にこなすべき問題集ある。
 
 
② 計算力の強化
面倒な計算が出てきても、最後まで正しい答えが出せるように、普段の問題演習の際に解答の方針や式を立てるだけでなく, 最後の答えの数値を出す習慣をつけ、確かな計算力を養うことが大切である。
 
 
③ 記述の練習
同志社大学の理系学部の試験では、記述間題の解答スペースはそれほど広くないことが多い。
よって、うまく自分の解答をまとめなければ解答スペースが足りなくなってしまうので、解答の要点を端的にまとめる練習をしなければいけない。普段の勉強の際には解答を書く練習は一切しない受験生が稀に見受けられるが、言語道断である。
記述の書き方を真似るのに一番最適な参考書は、「文系の数学 入試の核心 改訂版」である。
 
文系数学 入試の核心 改訂版
 
文系数学 入試の核心
 
入試基礎レベルが定着し、標準レベルの演習にとりかかることができる受験生の最初の1冊。全100題と問題数も多くなく、なおかつ私大入試・2次試験頻出テーマをそつなく網羅してる。
目安としては
文系の数学 重要事項 完全習得編でのインプット学習がある程度完成していること」
「センターレベルでの演習を積み8割以上得点できること」
この2つはクリアしてから使用するべきである。インプットの学習から急にこの参考書を使用すると挫折する可能性があるので、注意しなければいけない。
本書の問題のみを繰り返し演習することでわからない問題はないところまで持っていけば、かなりの力が蓄えられる。
目次にすべての問題のタイトルと出題大学名が記載されており、苦手な分野などを優先的に進めるなど、自分の状況にあわせた使用が可能で受験生に対する配慮がうかがえる。解説も演習系の参考書の中ではかなり詳しいのが特徴。
 
 
④ 融合問題への対策
同志社の過去問では、いろいろな分野の融合問題が出題されている。融合問題を攻略するために意識しなければいけない最大のポイントは、問題のテーマである。
融合問題を苦手とする受験生の多くが、問題のテーマを勘違いしてしまっている場合が多い。よって、日頃の学習の際に、何となく問題をこなすのではなく、“今自分が解いている問題のテーマは何か”を意識する事が重要である。
 
 
⑤アウトプットの練習による、柔軟な思考力の養成
同志社大学理系学部の入試問題では、受験生が今まで問題集で見たことが無いと感じるタイプの間題が出題されることが多い。
つまり、今まで暗記してきた解法を出す能力だけでなく、自分の力で解法を考えることが要求されるので、普段の問題演習の際、解き方がわからない時に、なんとか部分点を稼げるようなアウトプットの練習が必要である。
よって、アウトプットにさいた時間が長ければ長いほど合格率も上がるので、そこから逆算して、インプットの完成を急ぐべきである。

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