入試の選択科目【政治経済】の楽しさについて
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こんにちは!
四条烏丸校コンサルの金武です。
今回は社会の選択科目で「政治経済を選ぶ楽しさ」について書いていこうと思います!
注意点
まず初めに注意点からですが、関関同立のうち関西学院だけは政経で受験することはで
きません。志望校についてしっかり考えてから選択しましょう。
政経の勉強量について
次は勉強量についてですが、覚える単語の量は世界史や日本史と比べて圧倒的に少ないです。
参考書の量を見比べても、世界史・日本史の実況系の参考書は 3~4冊あるのに対し、政経のインプット系の参考書は1冊のみで十分です。
政経には数学が必要!?
しかし、世界史・日本史と明らかに違う点として、数学力が挙げられます。
経済の分野では、難関大になれば数学的な思考力が必要とされる問題が出題されます。
もちろんその対策を行えば点数を取ることはできますが、数学が全くもって苦手という人は選ばない方が無難でしょう。
逆に言えば、「暗記が苦手だけど数学はけっこうできる」という人ならとても向いている科目になります。
また、世界史・日本史と比べて単純な暗記では乗り切れないということもあります。
覚える語句それぞれの背景や文脈を確実に理解した上で覚えていかなければ、覚えていたと
しても問題が解けるようにはなりません。
ここがおもしろい!
世界史や日本史を学ぶにあたっても、歴史を知れるということはとても面白いことだと思います。
特に日本史を京都で学ぶなら、教科書で見た人物にゆかりのある地や重要文化財の仏像などもすぐに見に行くことができ、とても楽しいと思います。
しかし、私は「政治経済を受験科目として1年、全力で学ぶことの面白さ」にはどの科目も勝てないと思います。
政治の分野であれば、国会や内閣、裁判所、選挙、国際政治の仕組みなど、誰もが一度はニュースなどで見たことがあるようなことを基礎から学ぶことができます。
「ニュースは重要なことを言っているのだろうけど、なんだか難しいな〜」
と思っていても、政治を学ぶことで、今日本で何が起きているのか、問題点は何か、次どうすべきかなど、自分の意見を持って考えることができるようになります。
また経済の分野では、主に「世の中のお金の流れがどうなっているのか」ということを理論立てて学んでいきます。
国家と企業と国民の間でどのようにお金が動いているのか、
国家はどのようにお金を集め、分配しているのか、
企業はどのようにお金をかせいでいるのか、
国民は給料をもらってどういうモノを買うのか、
など基礎的なお金の流れを学ぶことができ、大学生、社会人になっても生きた知識として残り続けます。
ちなみに、私は経済学部なのですが、1回生の時の講義は大学受験でやっていたことの復習ばかりだったので楽勝でした笑。
まとめ
政治経済という科目は、「受験の後にも知識が活かせる」とても面白い科目です。
理解がかなり重要な科目なので、「独学するハードルが他の社会科目より高い」ということはありますが、正しく理解して演習すれば確実に力がついて面白くなってきます。
今まで嫌いだった勉強が楽しくなるきっかけになるような科目なので、自分に向いてるなと思う人は書店でちょっとだけ参考書を開いてみてください!
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