上智大学合格！「「不安定な受験生活を乗り越えた努力」三島高校」

私には地方と若者をつなぐ広告を作り、地方創生と不安定な雇用に悩む若者たちを助けたいという夢があります。
その夢を叶えるためにメディアの理論・実践を重視し、学際的な学びを得られる上智大学文学部新聞学科を志望しました。

高校2年の秋頃、推薦入試に落ちた時の一般入試の勉強に向けてマナビズムに入塾しました。
入塾当初は、推薦入試と一般入試の両立を安易に考えていました。
しかし、コンサルの際に推薦入試のリスクの高さや他試験との汎用性の無さを知り、推薦入試にとても高い壁を感じました。

それでも、第一志望を推薦で受けることは譲れなかったので、リスクを知った上で推薦入試と一般入試の両立に挑みました。
自習コンサルティングでは、推薦入試間近になるまでは一般の勉強をメインでするという計画を練り、入塾前とは意識を変えて着々と勉強を進めることができました。

公募推薦入試の出願基準は評定平均4.0以上、英検2級以上があります。
私は高校１年時に英検準1級を取得したので片方はクリアしていたのですが、学校評定の方は崖っぷちの状態でした。

学校の定期テストに全てがかかっていて、毎回のテストには全身全霊を注いで勉強していました。
特に数学が本当に苦手科目で、解説を読んでも少しもピンとこない状態だったのですが、マナビズムの数学勉強会等で時間をとっていただき、なんとか数学のテストを乗り越えることができました。

また、マナビズムの自習室は早朝から22時半まで開放されていたので、朝から夜まで集中できる環境で勉強できました。
その結果、1年時は3.9だった評定を、3年時には4.5まで上げることができました。

一方で、学校の成績は良くても、一般の勉強の方は伸び悩みました。
その原因は勉強効率の悪さです。
質より量、という感じで時間をたくさんかけて勉強していたのですが、全然問題が解けた感触をつかめず、とても悩んだ時期がありました。

しかし、自習コンサルの際に勉強法を教えていただいたり、1日の時間割表を詳細に埋めて実行するという習慣をつけたりすると3教科満遍なく勉強できるようになり、効率が上がりました。
その分、学校のテスト勉強や推薦対策に時間を有効活用することができました。

本格的に推薦対策に取り組んでいる時は一番辛かった時期です。
上智大学では課題レポートというものが出されました。
やれることは全てやり尽くし、とことん突き詰めて調べ倒しました。

「最近の時事問題の中から関心をもったテーマを一つ選び、よく調べた上で、それに関する報道の在り方も含め、当該テーマについてのあなたの意見を述べなさい。」というお題で、私は主にあいりん地区について書きました。

関連する論文や書物を何十本も読み、独自で取材を行いました。
しかし、初めてのレポートで右も左も分からなくて、うまく進まない事が何回もありました。
その時期は、レポート完成の見通しが立たない上に、周りの受験生は一般に向けた勉強の調子を上げていて、私は焦燥感に苛まれていました。
レポートだけでなく、他の対策もしなければならなかったので、昼休みは毎日1人で図書室に籠って勉強していました。

推薦入試は合格者のデータがなく、模試では判定が出るものでもありません。
他の受験生が何をしているのかも分からないので、不安と孤独との戦いです。
本当に辛かったし寂しかったです。

ですが、毎週のコンサルで相談し、塾生からも励まされて何とかレポートを納得のいくものに書き上げることができました。

正直、推薦入試はおすすめできない入試方法です。
昨今、大学は推薦入試の枠数を増やしていますが、3教科しっかり勉強して地に足をつけて受験に向かう事が一番安全です。
しかし、この推薦入試を通して報道の裏に隠れた人々の人生を見て、私は貧困報道について深く考えることができました。
また、歴史を学ぶ意義を知ることができました。
だから、たとえ推薦に落ちてどの大学に進学していたとしても、この経験により大学生に求められる「答えのない問題に立ち向かう力」はとてもついたと思います。

推薦と一般の両立は不可能に近いと思いますが、ひたすら勉強効率を上げ、努力することで乗り越えられると思います。
マナビズムのスタッフの方々は、自分の第一志望合格のためにいつも支えてくださいました。

1年間ありがとうございました。
そして、不安定な受験生活でしたが、マナビズムに通わせてくれて、いつも応援してくれた両親にとても感謝しています。