【保護者必見】定期テストを重視した教育をすると大学受験はどうなる?

2025.09.11 公開日:2025.08.09
【保護者必見】定期テストを重視した教育をすると大学受験はどうなる?

息子さん・娘さんが塾に通っているのに高校の定期テストで低い点数を取ると、保護者の方は不安になりますよね。

「大学受験の勉強も大切だけど、学校の勉強も重視してほしい」と感じるのは、とても自然な気持ちです。

しかし実際のところ、定期テストを重視した教育が大学受験にどのような影響を与えるのでしょうか。

この記事では、保護者の方が抱える「定期テストと大学受験のどちらを優先すべきか」を解説します。

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高校の定期テスト対策に特化した塾や教育は、大学受験に直結せず、時間やお金の無駄になりやすいのが現実です。

理想は両立ですが実現が難しく、子どもが今何を頑張っているかに注目し、それを認めて伸ばす姿勢が大切です。

定期テストよりも、思考力や主体性を育てる経験や受験対策に資源を集中すべきです

以下では、動画の内容をわかりやすくテキストでまとめました。

親としては大学受験と高校のどちらを優先させたら良い?

大学受験 高校 優先

「大学受験も成功、学校の定期テストも高得点、学校行事も全力で、部活でインターハイ出場」

理想は全部やることですが、まず無理です。

全部達成できる子はごく一部の超ハイレベルな生徒だけで、マナビズムの講師の経験でも1人か2人見た程度です。

すべてで一番を取るのは不可能だからこそ「今何を頑張っているか」に目を向け、褒めて伸ばすのが良いのです。

塾で大学受験に向けて本気で勉強しているなら、それだけでもすごい偉業です

保護者の方は努力を認め、褒めるコミュニケーションが大切になります。

ただし、塾に通っていても定期テストの点数が低く、大学受験の勉強すらしていない。

こうした状況なら、その塾は辞めさせたほうが良いでしょう。

きつい言葉になりますが、無駄な出費となるだけです。

定期テストを重視した教育をすると大学受験はどうなる?

定期テスト 教育

「高校の定期テストで良い点を取ること」自体に価値はありません。

関関同立の一般入試では基本的に学校の評定は使えないため、大学受験にはほぼ無関係です。

塾に通って何かに本気で取り組んでいるなら、その努力を認めて褒めましょう。

本人が何もしていないなら塾を辞めさせるのも1つの判断です。

教育においては「思考力」、「主体性」を育むことが本質であり、保護者の方はそれを大切にするべきです

価値があるケースも一部存在する

とはいえ、高校定期テストも以下のケースでは有効です。

  • 指定校推薦・AO入試で評定平均が必要な場合
  • 学習習慣がまだできていない段階(高1)
  • 部活動や課外活動とのバランスを取る目的で”最低限”の対策

中学の時は、定期テストで点数を取るのが大切でした。それは内申点があるからです。

大学受験、それも一般入試ならほぼ意味ありません。

「定期テスト重視型」の学習を続けると、”真面目に頑張ってるのに、全然受からない子”になるリスクが極めて高くなります

では、なぜ定期テストを重視した教育が大学受験で問題になるのでしょうか。

定期テスト重視の学習が大学受験の本質とズレる理由

定期テスト 学習

保護者の方にとって理解しにくい部分でもありますが、定期テストと大学受験には根本的な4つの違いがあります。

  • ① 出題形式・難易度・科目のバランスがまったく違うから
  • ② 時間と労力の無駄が大きすぎるから
  • ③ 大学に受かるための学習ではないから
  • ④ 受験に必要な”主体的思考力”が育たないから

① 出題形式・難易度・科目のバランスがまったく違うから

定期テストは教科書ベースで、直前に詰め込めばなんとかなりますが、大学入試はそんなに甘くありません

定期テストは「教師が授業で話した内容」をいかに記憶し、再現するかがポイントです。

それに対して大学入試(特に一般入試)は、教科書には載っていないような初見問題・応用問題を出題します。

以下の比較表をご覧ください。

比較項目定期テスト大学受験(特に一般入試)
出題傾向教科書入試問題特有
学力層同一校内の相対評価全国からの競争(絶対評価)
思考力再現記憶・暗記中心論理力・思考力・問題解決力
時間配分長時間かけて対策可能時間制限下でアウトプット
教科の重み全教科まんべんなく大学・学部によって科目偏重(例:数学特化、英語重視など)

ここを見極められなければ、定期テストで満点を取っていても、大学入試問題で歯が立ちません。

② 時間と労力の無駄が大きすぎるから

次に、高校生の定期テスト対策には膨大な時間がかかります(提出物、プリントの整理、暗記…)。

その割に、入試に直結しない知識が多く、回収できる学力リターンが小さいです。

志望校合格を目指すなら、時間とお金は対策(過去問・模試・志望校対策)に使うべき貴重なリソースです。

毎月1〜2万を支払って、定期テストの点数を上げるのは効率が悪すぎます。

2年間塾に通わせたら48万円になります。一人で海外旅行に行ったほうが、よほど教育的価値があります

③ 大学に受かるための学習ではないから

高校の先生からの評価を稼いでも、その努力が入試本番では評価されません

高校の定期テストは、”学校で良い子”になるための勉強です。

大学受験は”社会で戦うための力”を問います。

高校の評価を上げるために時間を使っても、大学に合格できなければ意味がありません。

評価者も違うし、求められる力も違うわけです。

④ 受験に必要な”主体的思考力”が育たないから

定期テスト対策だけでは、応用・論述・初見問題にまったく対応できなくなってしまいます。

高校の定期テスト対策は「先生の話を聞いて、そのまま再現」する受け身の学習です。

大学入試で求められるような、「与えられた情報を使ってどう考えるか」というプロセスは身につきません。

結果、定期テストを真面目に頑張ってる子ほど、大学受験では”何をどう考えていいかわからない”という状況になりやすいです。

考える力を育てたいなら、定期テスト対策にお金を使うのは間違いです。

遊びに行かせて”何を感じたか教えて”といったほうが良いほど、無駄になると考えてください

関連記事:高校の定期テスト対策は何をすればいいの?勉強方法や計画の立て方を紹介

大学受験では保護者も「何を成功させるか」を考えること

大学受験 保護者

保護者の方が「子どもがどういう理由や方法で大学に行こうとしているか」の理解が大切です

全部に全力を注ぐのではなく、「何を優先して頑張るか」を明確にしてください。

そして、優先分野を認めてサポートする姿勢が必要です。

それが大学受験でも、部活でも、友達と遊ぶことでも、何かに熱中しているなら、背中を押すべきでしょう。

特に「長男・長女」を持つ保護者の方は、定期テストの点数に敏感になりやすいです

次男・次女など、下の子どもを育てている保護者は「高校の定期テストの点数なんて意味がない」と知っています。

子ども自身で「定期テストに意味がない」とすでに理解している場合もあるほどです。

家庭や日常の支援は塾講師にできない領域だと考えて、そっと背中を押す気持ちを持ってみてください。

まとめ:現実的な優先順位と向き合うべき

定期テストと大学受験の理想はすべての両立ですが、現実的ではありません。

保護者の方は、お子さんが今何に力を入れているかを見極め、それを支援してください。

定期テストよりも大学受験対策に集中している場合は、その選択を信頼・応援してあげましょう。

とはいえ、こうした悩みを抱えていても、実際にどうしたらいいのか悩む親御さんを何度も見てきました。

だからこそマナビズムでは、親御さんを交えてお子さん1人ひとりの状況に合わせたアドバイスをしています

お子さんの将来を真剣に考える保護者の方は、ぜひ一度ご相談ください!

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よくある質問(FAQ)

受験勉強と定期テストどっちを優先すべき?

一般入試を目指す場合は受験勉強の優先度が高く、定期テストは最低限の対策で十分です。ただし、推薦入試を考えている場合は定期テストの重要度が上がります。お子さんの進路希望と現在の学力を総合的に判断して決めましょう。

大学受験で1番辛い時期はいつですか?

大学受験では、秋から冬にかけての時期がもっとも辛い時期です。この時期は過去問演習や実践的な演習が中心となり、思うように点数が取れません。しかし、この時期を乗り越えれば着実に実力がつきます。

定期テストの重要性とは?

定期テスト対策は大学受験に必要な基礎力が身につくため重要ですが、一般入試では直接的な影響はありません。推薦入試や学習習慣の定着という観点では意味がありますが、過度に重視しなくても良いです。

定期テストがなくなるとどのようなメリットがありますか?

定期テスト対策に使っていた時間を大学受験対策に回せるため、効率の良い学習が可能になります。また、暗記中心の学習から思考力を重視した学習に切り替えれば、入試本番で求められる力を身につけやすくなります。

定期テストと受験勉強の優先順位は?

関関同立の一般入試では基本的に学校の評定は使えないため、一般入試志望なら受験勉強を優先すべきです。ただし、指定校推薦や公募推薦を視野に入れている場合は、定期テストの重要度が高まります。

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□合格までの計画を立ててほしい
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