まさかの変化!公募推薦入試
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今回は、受験生の皆さん、そして保護者の皆様にとって非常に重要な、公募推薦入試の大きな変更についてお話ししたいと思います。2026年度入試から、公募推薦入試が大きく変わることをご存じでしょうか?
特に、関西圏の私立大学では、これまでの入試では見られなかった「事前課題(志望理由書)」の提出が相次いで導入されることになり、大きな注目を集めています。
公募推薦入試、何が変わるの?
この変更の背景には、文部科学省が2025年6月3日に発表した
令和8年度大学入学者選抜実施要項
があります。この要項では、学校推薦型選抜(公募推薦入試もこれに含まれます)について、以下のように明記されています。
「大学教育を受けるために必要な知識・技能、思考力・判断力・表現力等も適切に評価するため、高等学校の学習成績の状況など調査書・推薦書等の出願書類だけではなく、第6の1から4に掲げる評価方法のうち少なくともいずれか一つを必ず活用し、その旨を募集要項に記述する。」
これはどういうことかというと、従来の公募推薦入試のように、高校の成績(調査書)と学力試験だけで合否が決まる時代ではなくなる、ということです。
文部科学省は、大学で学ぶ上で必要な「知識・技能」だけでなく、「思考力・判断力・表現力」、さらには「主体性・協働性」といった、学力の三要素を多角的に評価することを強く求めているのです。
なぜ今、公募推薦が変わるのか?
この大きな方針転換には、いくつかの理由があります。
まず、これまでの公募推薦入試が「一般入試の前倒し」のような形になってしまい、推薦入試本来の趣旨から逸脱しているという問題点が指摘されていました。
学力偏重の評価では、高校教育と大学教育の接続が不十分であるという声も上がっていたのです。
新しい要項では、単なる学力だけでなく、皆さんが高校でどのように学び、どんなことに興味を持ち、将来に向けて何を考えているのか、といった「志望動機」や「学習意欲」がより重視されるようになります。
高校での学びの成果を多面的に評価し、大学で活躍できる人材を見つけ出そうという国の強いメッセージが込められているのです。
関関同立を目指す皆さんはどうするべき?
この変更は、特に難関私立大学である関関同立を目指す皆さんにとって、見過ごせないポイントです。
これまで以上に、自分の学びに対する姿勢や、大学で何を学びたいのか、将来どうなりたいのかを明確に伝える準備が必要になります。
事前課題の詳細情報は各大学の入試要項をご覧ください!