今日から実践!24時間効率化計画
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はじめに
皆さんこんにちは。マナビズムの講師です。夏休みも終盤を迎えつつあるころですが勉強の出来具合はいかほどでしょうか?夏休み全体を通した目標設定はもちろんですが、1週間単位、1日単位での目標設定も忘れてはなりません。今回は1日の使い方に焦点をあててお話したいと思います。受験生にとって、与えられた24時間をいかに効率的に活用するかは、合否を左右する重要な要素です。単に勉強時間を増やすだけでなく、その質を高めるための戦略的な時間の使い方が求められます。この記事では、マナビズムの指導方針に基づき、受験生が24時間を最大限に活用するための具体的な方法を論理的に解説します。
勉強時間捻出の考え方と計画の重要性
マナビズムでは、勉強時間を「増やそう」と考えるのではなく、「勉強していない時間を減らす」という視点を推奨しています。受験生は、睡眠や食事など生命維持に必要な時間以外の全てを勉強時間と捉えるべきであるという考え方があります。例えば、通学時間や休憩時間も学習に充てることで、有効な勉強時間を増やすことが可能です。合格する受験生は、勉強時間以外の不要な要素を徹底的に排除し、限られた時間を最大限に活用しています。 また、具体的な勉強計画の策定は不可欠です。週単位や日単位でタスクベースの計画を立てることで、何をいつまでにやるべきかが明確になります。ただし、計画を詰め込みすぎると、予期せぬ事態で計画が崩れた際にメンタルが低下するリスクがあるため、ある程度の余裕を持たせることも重要です。 計画通りに進まなかった場合に備え、時間が余った際の追加学習内容も事前に決めておくことが効果的です。
質の高い睡眠の確保
受験生は勉強時間を確保するために睡眠時間を削りがちですが、これは学習効率を著しく低下させる可能性があります。睡眠不足は集中力や判断力の低下を引き起こし、せっかく勉強した内容の記憶の整理や定着を妨げます。 理想的な睡眠時間は6~7.5時間とされており、少なくとも6時間は確保することが推奨されています。 睡眠の質を高めるためには、規則正しい生活リズムを確立することが重要です。毎日同じ時間に寝起きすることで、体内時計が整い、質の高い睡眠が得られやすくなります。 また、寝る直前のスマートフォンやパソコンの使用は避け、リラックスできる環境を整えることが効果的です。
効果的な休憩時間の活用
長時間の連続学習は集中力の低下を招きます。人間の集中力には限界があり、適度な休憩を挟むことで脳がリフレッシュされ、学習の定着や集中の持続に効果があることが示されています。,, 具体的には、15分勉強して5分休むサイクルを繰り返す「ポモドーロテクニック」のような方法が有効であるとされています。, 休憩中は、単に休むだけでなく、その後の勉強の効率を高めるための切り替えを意識することが重要です。休憩が終わったらすぐに次の学習に取り掛かれるような「切り替えスイッチ」やルーティンを設定することが推奨されます。 また、休憩場所も重要であり、ベッドで仮眠を取ったり、自分だけの空間でスマートフォンを長時間触ったりすることは、休憩時間が伸びてしまうリスクがあるため、避けるべきです。 自習室など、他者の目がある環境で休憩を取ることも、休憩時間の管理に役立つでしょう。
集中力を高める環境設定
勉強に集中するためには、物理的な環境も大きく影響します。誘惑の少ない環境を整えることが、集中力維持の第一歩です。具体的には、机の周りを整理整頓し、静かで誘惑が目に入ってこない状態を保つことが重要です。, スマートフォンなどのデジタルデバイスは、学習の妨げとなる通知をオフにするか、手の届かない場所に置くなどの工夫が必要です。 また、疑問をすぐに解決できる環境も集中力の維持に寄与します。わからないことを放置するとストレスがたまり、学習効率が低下するため、質問できる人が身近にいる場所や、すぐに調べられる環境を整えることが望ましいです。 静かな環境を好む人もいれば、適度な雑音があるカフェのような場所で集中できる人もいるため、自分に合った勉強場所を見つけることも大切です。
最後に
このように一日の中でも意識したいポイントはたくさんあります。千里の道も一歩から というように、長期的な目標のみならず、短期的な目標、そしてそれらの実現のために、自分がどんな環境、どんな精神状態、どんな計画なら頑張れるか、いわば自分自身を知ることが大切です。夏休みもいよいよ大詰め。皆さんにとって実のある毎日が送れるように願っています。