【疑問】音楽を聴きながら勉強していいの?
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こんにちは、マナビズム西宮北口校のまいきです。みなさん、勉強中に音楽を聴いたりしたことはありませんか?僕はやる気があまり起きないときとかに結構やっちゃいます。スタディサプリの調査によれば、高校生の約65%が音楽を聴きながら勉強しているとのことです。ですが、果たして音楽を聴きながらの勉強は効率に悪影響がないのか気になるところです。そこで、今回は音楽を聴きながら勉強していいのか、科学的な根拠に基づいて調べていきたいと思います!
英の大学で行われた実験
以下の4条件の下で、被験者に認知能力テストを受験させた。
- テンポの速い曲を聴きながら
- テンポの遅い音を聞きながら
- 環境音(人の話し声や車の音)を聞きながら
- 無音
結果、認知能力の低下が見られなかったのは「4.無音」だけであり、この実験によって音楽や環境音がヒトの集中力を低下させることが示唆された。
結局音楽はマイナスでしかないのか、、?
しかし、みなさんも音楽を聴いていてなんだか勉強が捗ったような気持ちになったり、いつもより効率よくできている!と思った体験があると思います。実は、これについても科学的な理由が存在するのです!
音楽で効率が上がったという錯覚
実は、音楽を聴くと人間の脳内ではドーパミンが分泌されます。ドーパミンは脳内麻薬とも言われ、気分が上がり、「楽しい」気持ちになります。
そのため、音楽を聴きながらでもなんだか勉強をできた気持ちになってしまうものなのです、、
これには心理学的な効果も含まれていて、勉強という「したくないもの」が、音楽を通して普段より楽に勉強を終わらせることができたので、「したくないものが楽に消えた」ということ対する喜びも、勉強できた気持ちにさせる要因だと言われています。
正しく使えば音楽は勉強効率に良い影響を与える!
「勉強前」に「テンポの速い」音楽を聞こう!
勉強中に音楽を聴くとマイナスの効果が得られることは先ほど述べた通りですが、勉強前に音楽を聞けば、話は変わってきます。
そう、先ほど私たちに錯覚を起こさせた「ドーパミン」による気分の向上を使うのです。
「勉強しなければならない」と落ち込んでいる気分を、ドーパミンの分泌によって吹き飛ばすことで、ポジティブな気持ちで勉強に望めます。
また、東北大学の研究では、テンポの速い曲が短期記憶などにおいて使われる部位を活性化させ、短期記憶が向上したという結果が得られています。
以上のことから、上手く音楽を使えば勉強の効率をより高めることができることがわかります。
勉強中には自然音を聞け!
自然の音は、脳内でアルファ波を発生させ、体がリラックスします。自然音が小テストの点数を改善させたという実験結果も存在します。波の音や森の中の音、雨の音などの自然音などはYoutubeなどで視聴することができますから、ぜひ利用してみてください!!
作業効率が落ちることがわかっているのに作業中に音楽を聞く脳科学者もいる!
音楽なしで机に向かえないよりは、音楽ありで机に向かえた方がまだよい、、。
そして「本当に集中していれば音楽なんか気にならない。」と脳科学者の池谷裕二氏は言う。
特に勉強習慣がなかった人は、机に長い間向かうのは苦痛かもしれません。徐々に音楽なしでできるようになればよいので、最初は音楽ありで勉強して、長い時間の勉強になれていくと言うのも大事なのかもしれませんね。