【関関同立】偏差値と受かりやすさのギャップがある学部とは?実は“穴場”な学部を徹底解説!
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関関同立(関西大学・関西学院大学・同志社大学・立命館大学)といえば、関西の私立難関4大学として知られています。
 しかし、同じ大学でも「偏差値が高い=入りにくい」とは限らないのが実情。
今回は、関関同立志望者に向けて分かりやすく紹介します。
偏差値はあくまで“目安”にすぎない
まず、「偏差値アレルギー」という言葉。
 マナビズムの講師たちは、偏差値を合否判断の決定材料として使うことに否定的です。
なぜなら、偏差値はあくまで「模試受験者全体での相対的な学力」を示すものであり、大学ごとの問題傾向・合格最低点・得点率などの要素を無視しているからです。
 たとえば「偏差値52.5だから受かりにくい」「55だから安心」といった判断は危険で、実際にはどれだけその大学の問題に適応できるかが勝敗を分けます。
「偏差値ではなく、“合格最低点”を基準に考えよう。」
 この考え方こそが、マナビズムが一貫して伝えたいメッセージでした。
関西大学:法学部は“偏差値ほど難しくない”
最初に取り上げられたのは関西大学。
 公式データでは、法学部が55〜60、文学部が52.5〜60、経済・商学部が52.5〜57.5と発表されています。
ところが、現場での指導経験から見ると、「法学部の60は高く出すぎ」です
 コロナ直後は公務員志望者が増え人気が集中しましたが、近年は落ち着いており、
実際の合格難易度は偏差値ほど高くないようです。
一方で、経済学部や商学部は“意外と入りやすい”。
 経済学部は昔から受かりやすい傾向が続いており、合格最低点で見ても法・文より低いケースが多いそうです。
 つまり「偏差値が低い=簡単」ではなく、「偏差値が高い=難しい」でもない。ここが大きなポイントです。
関西学院大学:経済・人間福祉が穴場?
次に関西学院大学。
 偏差値表を見ると、人間福祉学部が50〜55、経済学部が52.5〜57.5とされています。
 しかし実際には、経済学部は偏差値よりも受かりやすいと分析できます。
特に人間福祉学部は、社会企業学科を除けば全体的に合格ラインが低く、狙い目とのこと。
 また、教育学部の57.5という数値も「高すぎる」との声が上がりました。
 実際の受験感覚では、進学部と同程度の難易度であることが多く、偏差値だけで判断するのは危険です。
同志社大学:神学部は過小評価されがち
「同志社の進学部は偏差値55と出ているけど、実際はもっと難しい」。
 意外な事実のひとつがこれです。
神学部の入試問題は、内容が深く、難易度も高め。
 一方、経済学部の偏差値は60とされていますが、「実際は進学部と同等か、むしろ経済の方が少し易しい」ケースもあるようです。
また、理工学部や生命医科学部などの理系学部は、偏差値62.5では低く見積もられており、実際には65〜70程度の実力層が集まるとの見方が紹介されました。
 同志社の理系は「見た目より難しい」ことを頭に入れておくべきです。
立命館大学:国際系が圧倒的に強い
立命館では、国際関係学部の偏差値が55〜67.5と突出。
 ただし、講師たちは「67.5はやりすぎ」とも語っており、総合心理学部や国際経営学部のほうが難しい年もあると指摘しています。
OICキャンパスにある学部は人気が高く、特に総合心理は安定して高い合格最低点を維持。
 一方で、情報理工学部は50〜52.5と表示されているが、
「実際にはもっと難しい。57.5くらいが妥当」といえます。
理系志望者は偏差値表に惑わされず、実際の過去問や得点率データを参考に志望校を判断するのが賢明です。
偏差値よりも“合格最低点”を見よう
何度も繰り返えし伝えたいのはキーワードが「偏差値より点数」。
 つまり、どんなに偏差値が高くても、必要な得点を取れれば合格できるという考え方です。
関関同立の入試では、大学ごと・学部ごとに問題傾向が大きく異なります。
 英語の構文・長文読解・内容一致問題など、傾向をつかむことで得点力は確実に上がります。
まとめ:数字に惑わされない“戦略的受験”を
偏差値表に一喜一憂するよりも、実際の合格ラインや出題傾向を研究すること。
 それが“受かる受験生”の共通点です。
関関同立の中でも、学部ごとに受かりやすさは大きく異なります。
 法学部や経済学部が穴場になる年もあれば、進学部や国際系が急に難化する年もある。
だからこそ、数字だけに頼らず、「自分がどの問題形式に強いのか」「どの学部の傾向が自分に合うのか」を見極めることが、合格への最短ルートなのです。
 
     
   
                     
                     
                     
         
      